さて、東京公演ももう終わってる頃だろうし、神戸のレポと行きますか!
当日は田舎の病院で、父の病状に関する医者からの説明があったのだが、11時から始まって終わったのは12時半くらいだったと思う。大手術になるようなので、その時にはまた病院へ向かうということになり、叔父さん5号(父は5人兄弟の長男だから1号)登場、しばらく皆で話して、昼の2時前には現地を出発した。ふう、開場時間には何とか間に合いそう・・・あとは三宮への列車が遅れなければ大丈夫・・・そして遅れもなく、無事に5時前には三宮へ到着、マクドで晩飯を食べる時間も十分にあった。
さて、今回は写真が1枚も撮れなかった。というか到着したらもう入場待ちの行列が出来ており、そんな余裕は全く無かったのだった。仕方ないので、ネットで拾ってきた当日の会場である神戸国際会館の外観をアップしておきます。
さて、今回は写真が1枚も撮れなかった。というか到着したらもう入場待ちの行列が出来ており、そんな余裕は全く無かったのだった。仕方ないので、ネットで拾ってきた当日の会場である神戸国際会館の外観をアップしておきます。
でねえ・・・開場から開演までの間にmixiのコミュを読んでみたら、開場前の物販にねえ・・・
鬼束本人が登場したんですと!
名古屋終了後にその情報は得ていたのだが、神戸でもそうだったのか・・・父のことが無ければ早くから三宮入りして、物販に並んでたのに・・・グッズ購入者には握手してくれたりがあったそうじゃない・・・ さて、こくさいホールに入ったら、私の席は1階の後方の下手側。この会場は以前に大黒摩季を観に来てるが、あの時は2階か3階だったと思う。大阪の(今は両方無いけど)フェスティバルホールや厚生年金会館大ホールより少し小さいかな?という会場だ。ちょっと遠いが、1階だからまあいいかって話。
今回の3ヶ所ツアーが始まるまでは凄く心配だった。なんせ最近のどぎついメイクに怪しげな発言、そして夏フェスでのぶっ飛んだ行動等、「おいおい大丈夫か?」と言いたくなることばかりだった。そして今回のツアーも元々、最新作「剣と楓」制作メンバーを中心としたバンドを帯同、それまでとは違ったステージングになるという予定だった。告知の写真も、にしおかすみこかと思うような出で立ちで、思わず引いてしまったし、あんまりそれまでの内容(DVDでお馴染みの)と違うようだったらキツイなあと思っていたのだが・・・
だが、チケットを取ってしばらくして、ツアータイトルに「アコースティック」が加えられていた。おお、それなら私が望むような内容になりそうだ・・・あとは直前になって「本人の体調不良のため中止」にならなきゃいいんだが、というのが最大の懸念材料だった。そして、アコースティックになったのが本人の意志とは無関係に圧力かけられてだったとしたら、歌の方にも気持ちがこもらないんじゃないか?ということも。まあこの辺は、(私の邪推だが)当初はバンドでリハを始めてみたが慣れないことなのでしっくり来ず、それならやり慣れたアコースティック形式の方がいいかと考えてそうなったと解釈してみる。
あとは玉○浩○みたいに本番途中でおかしなことにならなきゃいいがという心配もあったのだが、調子が悪ければ最初から中止にする彼女のことだし、無事開催されるようだからその辺は大丈夫だろうと思った。
だが、チケットを取ってしばらくして、ツアータイトルに「アコースティック」が加えられていた。おお、それなら私が望むような内容になりそうだ・・・あとは直前になって「本人の体調不良のため中止」にならなきゃいいんだが、というのが最大の懸念材料だった。そして、アコースティックになったのが本人の意志とは無関係に圧力かけられてだったとしたら、歌の方にも気持ちがこもらないんじゃないか?ということも。まあこの辺は、(私の邪推だが)当初はバンドでリハを始めてみたが慣れないことなのでしっくり来ず、それならやり慣れたアコースティック形式の方がいいかと考えてそうなったと解釈してみる。
あとは玉○浩○みたいに本番途中でおかしなことにならなきゃいいがという心配もあったのだが、調子が悪ければ最初から中止にする彼女のことだし、無事開催されるようだからその辺は大丈夫だろうと思った。
で、名古屋が終わった後にその評判を確認してみたら・・・意外に好評だった。本人も上機嫌で、歌声に関しては賛否両論あったけど、初日ということでまだ本調子じゃなかっただろうから、神戸ではもっと良くなってるだろうって意見が多かった。よし、これなら期待出来そうだ。
そして6時の予定を10分くらいオーバーして、いよいよ開演となった。
まずは「Sweet Rosemary」「青い鳥」という、比較的新しめの曲でスタート。メイクは確かに濃いが、ネットで見受けられるベラみたいなのではなく、衣装も緑のドレスで、昔より派手だが悪い印象を与えるものではなかった。そして1曲終わるごとにドレスの裾をつまんでお辞儀、MCも短めながら「割と普通やん」と思える感じ。ただ、この2曲あたりでは、声量の凄さは感じさせながらも音程が少し怪しいと思ったのだが・・・
続く「everyhome」あたりからは調子が出てきたようで、あのぞくぞくするような歌声が堪能出来た。最新作からの「琥珀の雪」も、アルバム自体の異色ぶりにあんまり印象に残ってなかった曲だが、「こんなにいい曲だったのか・・・」と感じられた。実際翌日にこの曲を聴き直してみたら、実に素晴らしい曲で、他の曲での変化に戸惑って素直に聴けなかったからなんだなあと、改めて思った。
続く「everyhome」あたりからは調子が出てきたようで、あのぞくぞくするような歌声が堪能出来た。最新作からの「琥珀の雪」も、アルバム自体の異色ぶりにあんまり印象に残ってなかった曲だが、「こんなにいい曲だったのか・・・」と感じられた。実際翌日にこの曲を聴き直してみたら、実に素晴らしい曲で、他の曲での変化に戸惑って素直に聴けなかったからなんだなあと、改めて思った。
その後は、彼女のライブでは結構お馴染みのカバー曲コーナー。名古屋ではこの前に「An Fhideag Airgid」が歌われたそうだが、神戸ではやらなかった。これで今日の東京でやってたら、神戸だけちょっと損したような気になるで~。
で、以前は松任谷由実の「守ってあげたい」とか、かぐや姫(もしくはイルカ)の「なごり雪」みたいな日本のフォークが多かったのだが、今回はシンディ・ローパーの「TIME AFTER TIME」そしてベット・ミドラーの「THE ROSE」。両方知らない曲だったが、見事に自分の持ち歌の如く歌いあげていた。
で、以前は松任谷由実の「守ってあげたい」とか、かぐや姫(もしくはイルカ)の「なごり雪」みたいな日本のフォークが多かったのだが、今回はシンディ・ローパーの「TIME AFTER TIME」そしてベット・ミドラーの「THE ROSE」。両方知らない曲だったが、見事に自分の持ち歌の如く歌いあげていた。
さてさて、次に歌われたのは待望の「月光」なのだが・・・これはもう、最初から最後まで鳥肌立ちっ放し!その声量と歌唱力を余すところなく味わえた。CDで聴いてもその凄さは味わえるし、カラオケで上手い女性が歌ってるのを聴いて「よくこんな難しい歌を歌えるなあ」と感心したことはあるが、やはり本人の生歌に勝るものは無し。私が生歌聴いてこんなにぞくぞくする感触を味わえた女性シンガーは、他に赤尾和重と竹内まりやだけだったが、その渾身の歌声は、まさに赤尾さんにも匹敵する、そんな凄味を感じさせた。
続く「蛍」も素晴らしかったし、その後に「嵐ヶ丘」と続いて、「EVER AFTER」「私とワルツを」が来るのだが・・・この2曲は、歌詞が歌詞だけに私は今の心境と相まって、半分涙目になってしまった。「EVER AFTER」はアルバムでは派手なアレンジがされてるので、そっちを聴いてもそんなに響かなかったのだが、アコースティックになると歌詞がダイレクトに刺さってきて、いやー、マジでヤバかった・・・
そして「ストーリーテラー」で本編は終了した。
続く「蛍」も素晴らしかったし、その後に「嵐ヶ丘」と続いて、「EVER AFTER」「私とワルツを」が来るのだが・・・この2曲は、歌詞が歌詞だけに私は今の心境と相まって、半分涙目になってしまった。「EVER AFTER」はアルバムでは派手なアレンジがされてるので、そっちを聴いてもそんなに響かなかったのだが、アコースティックになると歌詞がダイレクトに刺さってきて、いやー、マジでヤバかった・・・
そして「ストーリーテラー」で本編は終了した。
当然アンコールの拍手が。何だか拍手にも熱がこもっていて、皆本当に今回のライブを待ち望んでいたんだなあというのが実感出来た。
で、しばらく待たされて鬼束再登場。さっきまでのドレスから、ラフなTシャツに派手なパンツ姿。足元も、本編での裸足(そう、今回も昔の通り裸足だった)ではなくて靴を履いていた。
そして歌われたのは、最新作からの「NEW AGE STRANGER」。あまりに斬新なアレンジに違和感を覚え、「昔とは変わってしまったんだなあ」というのを強く感じた典型みたいな曲だったが、ピアノ1台をバックに歌われるとこれがまた新鮮で面白い。歌詞は全編英語ながら、途中で♪鏡の中のマリオネット・・・なんてのが出てきて場内失笑、なんて一幕も。
で、最後はなぜか本人がアコースティック・ギターを持ち出してきて、「忌々しいE○I時代、にっくきE○I時代の曲です。だから歌詞が怪しいけど、皆フォローしてね」と言って「Beautiful Fighter」を歌った。後で気付いたのだが、入場に貰ったフライヤーの中にこの曲の歌詞の印刷されたものがあったのだが、そうか、そのためだったんだ・・・で、ギターはやっぱり下手だったけど、歌声は十分に気迫の感じられるものだった。忌々しい、にっくきE○I時代って、「月光」も「嵐ヶ丘」も「私とワルツを」もそうなんだけど・・・
で、しばらく待たされて鬼束再登場。さっきまでのドレスから、ラフなTシャツに派手なパンツ姿。足元も、本編での裸足(そう、今回も昔の通り裸足だった)ではなくて靴を履いていた。
そして歌われたのは、最新作からの「NEW AGE STRANGER」。あまりに斬新なアレンジに違和感を覚え、「昔とは変わってしまったんだなあ」というのを強く感じた典型みたいな曲だったが、ピアノ1台をバックに歌われるとこれがまた新鮮で面白い。歌詞は全編英語ながら、途中で♪鏡の中のマリオネット・・・なんてのが出てきて場内失笑、なんて一幕も。
で、最後はなぜか本人がアコースティック・ギターを持ち出してきて、「忌々しいE○I時代、にっくきE○I時代の曲です。だから歌詞が怪しいけど、皆フォローしてね」と言って「Beautiful Fighter」を歌った。後で気付いたのだが、入場に貰ったフライヤーの中にこの曲の歌詞の印刷されたものがあったのだが、そうか、そのためだったんだ・・・で、ギターはやっぱり下手だったけど、歌声は十分に気迫の感じられるものだった。忌々しい、にっくきE○I時代って、「月光」も「嵐ヶ丘」も「私とワルツを」もそうなんだけど・・・
そして歌が終わって、ツアーに同行している妹をステージに呼び込んで紹介、ピックを前方の観客に与えると同時にハグしてみたり、その後のMCでも特におかしなことは言わず、無事に終了となった。
全編終わってみたら約1時間半、短いステージではあったが、満足度はかなり高かった。本当は2時間くらいやってほしかったけど、今の彼女の状態でこれだけ渾身の歌声を聴かせるとなれば、このくらいが限度なのかも知れない。これ以上歌ったら本当に倒れてしまうかも、そんな気迫のこもったライブだった。
いやしかし、本当に素晴らしいライブだった。批判的な意見も若干あるようだが、概ね好評だったし、私も今年いろいろ観てきた中でも最高の部類だったと思う。ほんまに無理して来て良かった。次はいつになるかわかんないし(いやマジで)、この機会を逃さないで良かったと思う。あとはこの感じで今後も続けてくれたらいいのだが。