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 さて、東京公演ももう終わってる頃だろうし、神戸のレポと行きますか!

 当日は田舎の病院で、父の病状に関する医者からの説明があったのだが、11時から始まって終わったのは12時半くらいだったと思う。大手術になるようなので、その時にはまた病院へ向かうということになり、叔父さん5号(父は5人兄弟の長男だから1号)登場、しばらく皆で話して、昼の2時前には現地を出発した。ふう、開場時間には何とか間に合いそう・・・あとは三宮への列車が遅れなければ大丈夫・・・そして遅れもなく、無事に5時前には三宮へ到着、マクドで晩飯を食べる時間も十分にあった。
 
 さて、今回は写真が1枚も撮れなかった。というか到着したらもう入場待ちの行列が出来ており、そんな余裕は全く無かったのだった。仕方ないので、ネットで拾ってきた当日の会場である神戸国際会館の外観をアップしておきます。

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 でねえ・・・開場から開演までの間にmixiのコミュを読んでみたら、開場前の物販にねえ・・・

鬼束本人が登場したんですと!

 名古屋終了後にその情報は得ていたのだが、神戸でもそうだったのか・・・父のことが無ければ早くから三宮入りして、物販に並んでたのに・・・グッズ購入者には握手してくれたりがあったそうじゃない・・・

 さて、こくさいホールに入ったら、私の席は1階の後方の下手側。この会場は以前に大黒摩季を観に来てるが、あの時は2階か3階だったと思う。大阪の(今は両方無いけど)フェスティバルホールや厚生年金会館大ホールより少し小さいかな?という会場だ。ちょっと遠いが、1階だからまあいいかって話。

 今回の3ヶ所ツアーが始まるまでは凄く心配だった。なんせ最近のどぎついメイクに怪しげな発言、そして夏フェスでのぶっ飛んだ行動等、「おいおい大丈夫か?」と言いたくなることばかりだった。そして今回のツアーも元々、最新作「剣と楓」制作メンバーを中心としたバンドを帯同、それまでとは違ったステージングになるという予定だった。告知の写真も、にしおかすみこかと思うような出で立ちで、思わず引いてしまったし、あんまりそれまでの内容(DVDでお馴染みの)と違うようだったらキツイなあと思っていたのだが・・・
 だが、チケットを取ってしばらくして、ツアータイトルに「アコースティック」が加えられていた。おお、それなら私が望むような内容になりそうだ・・・あとは直前になって「本人の体調不良のため中止」にならなきゃいいんだが、というのが最大の懸念材料だった。そして、アコースティックになったのが本人の意志とは無関係に圧力かけられてだったとしたら、歌の方にも気持ちがこもらないんじゃないか?ということも。まあこの辺は、(私の邪推だが)当初はバンドでリハを始めてみたが慣れないことなのでしっくり来ず、それならやり慣れたアコースティック形式の方がいいかと考えてそうなったと解釈してみる。
 あとは玉○浩○みたいに本番途中でおかしなことにならなきゃいいがという心配もあったのだが、調子が悪ければ最初から中止にする彼女のことだし、無事開催されるようだからその辺は大丈夫だろうと思った。

 で、名古屋が終わった後にその評判を確認してみたら・・・意外に好評だった。本人も上機嫌で、歌声に関しては賛否両論あったけど、初日ということでまだ本調子じゃなかっただろうから、神戸ではもっと良くなってるだろうって意見が多かった。よし、これなら期待出来そうだ。

 そして6時の予定を10分くらいオーバーして、いよいよ開演となった。

 まずは「Sweet Rosemary」「青い鳥」という、比較的新しめの曲でスタート。メイクは確かに濃いが、ネットで見受けられるベラみたいなのではなく、衣装も緑のドレスで、昔より派手だが悪い印象を与えるものではなかった。そして1曲終わるごとにドレスの裾をつまんでお辞儀、MCも短めながら「割と普通やん」と思える感じ。ただ、この2曲あたりでは、声量の凄さは感じさせながらも音程が少し怪しいと思ったのだが・・・
 続く「everyhome」あたりからは調子が出てきたようで、あのぞくぞくするような歌声が堪能出来た。最新作からの「琥珀の雪」も、アルバム自体の異色ぶりにあんまり印象に残ってなかった曲だが、「こんなにいい曲だったのか・・・」と感じられた。実際翌日にこの曲を聴き直してみたら、実に素晴らしい曲で、他の曲での変化に戸惑って素直に聴けなかったからなんだなあと、改めて思った。

 その後は、彼女のライブでは結構お馴染みのカバー曲コーナー。名古屋ではこの前に「An Fhideag Airgid」が歌われたそうだが、神戸ではやらなかった。これで今日の東京でやってたら、神戸だけちょっと損したような気になるで~。
 で、以前は松任谷由実の「守ってあげたい」とか、かぐや姫(もしくはイルカ)の「なごり雪」みたいな日本のフォークが多かったのだが、今回はシンディ・ローパーの「TIME AFTER TIME」そしてベット・ミドラーの「THE ROSE」。両方知らない曲だったが、見事に自分の持ち歌の如く歌いあげていた。

 さてさて、次に歌われたのは待望の「月光」なのだが・・・これはもう、最初から最後まで鳥肌立ちっ放し!その声量と歌唱力を余すところなく味わえた。CDで聴いてもその凄さは味わえるし、カラオケで上手い女性が歌ってるのを聴いて「よくこんな難しい歌を歌えるなあ」と感心したことはあるが、やはり本人の生歌に勝るものは無し。私が生歌聴いてこんなにぞくぞくする感触を味わえた女性シンガーは、他に赤尾和重と竹内まりやだけだったが、その渾身の歌声は、まさに赤尾さんにも匹敵する、そんな凄味を感じさせた。
 続く「蛍」も素晴らしかったし、その後に「嵐ヶ丘」と続いて、「EVER AFTER」「私とワルツを」が来るのだが・・・この2曲は、歌詞が歌詞だけに私は今の心境と相まって、半分涙目になってしまった。「EVER AFTER」はアルバムでは派手なアレンジがされてるので、そっちを聴いてもそんなに響かなかったのだが、アコースティックになると歌詞がダイレクトに刺さってきて、いやー、マジでヤバかった・・・
 そして「ストーリーテラー」で本編は終了した。

 当然アンコールの拍手が。何だか拍手にも熱がこもっていて、皆本当に今回のライブを待ち望んでいたんだなあというのが実感出来た。
 で、しばらく待たされて鬼束再登場。さっきまでのドレスから、ラフなTシャツに派手なパンツ姿。足元も、本編での裸足(そう、今回も昔の通り裸足だった)ではなくて靴を履いていた。
 そして歌われたのは、最新作からの「NEW AGE STRANGER」。あまりに斬新なアレンジに違和感を覚え、「昔とは変わってしまったんだなあ」というのを強く感じた典型みたいな曲だったが、ピアノ1台をバックに歌われるとこれがまた新鮮で面白い。歌詞は全編英語ながら、途中で♪鏡の中のマリオネット・・・なんてのが出てきて場内失笑、なんて一幕も。
 で、最後はなぜか本人がアコースティック・ギターを持ち出してきて、「忌々しいE○I時代、にっくきE○I時代の曲です。だから歌詞が怪しいけど、皆フォローしてね」と言って「Beautiful Fighter」を歌った。後で気付いたのだが、入場に貰ったフライヤーの中にこの曲の歌詞の印刷されたものがあったのだが、そうか、そのためだったんだ・・・で、ギターはやっぱり下手だったけど、歌声は十分に気迫の感じられるものだった。忌々しい、にっくきE○I時代って、「月光」も「嵐ヶ丘」も「私とワルツを」もそうなんだけど・・・

 そして歌が終わって、ツアーに同行している妹をステージに呼び込んで紹介、ピックを前方の観客に与えると同時にハグしてみたり、その後のMCでも特におかしなことは言わず、無事に終了となった。

 全編終わってみたら約1時間半、短いステージではあったが、満足度はかなり高かった。本当は2時間くらいやってほしかったけど、今の彼女の状態でこれだけ渾身の歌声を聴かせるとなれば、このくらいが限度なのかも知れない。これ以上歌ったら本当に倒れてしまうかも、そんな気迫のこもったライブだった。

 いやしかし、本当に素晴らしいライブだった。批判的な意見も若干あるようだが、概ね好評だったし、私も今年いろいろ観てきた中でも最高の部類だったと思う。ほんまに無理して来て良かった。次はいつになるかわかんないし(いやマジで)、この機会を逃さないで良かったと思う。あとはこの感じで今後も続けてくれたらいいのだが。

 さて、土曜の目黒ブルースアレイでの興奮も冷めやらぬまま、翌日曜のレポでございます。

 日曜の朝は早起きして始発に乗って9時半くらいに部屋に着いて早めの昼飯食べながらDVD観て昼寝してレポ書いて・・・まで行ったんだっけ?
 で、書き終わったらいい時間になったんで、少しゆっくりしてから部屋を出た。タワレコ寄ってから会場のSOMAに向かったんだけど、到着したらまだ開場30分くらい前だった。でも、既に10人くらい並んでて、それから続々人が増えてきたんだっけ。

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 過去2回行っててレポもしてるので今更ながらになるんだけど、このバンドのメンバーを書いておくと・・・

五十嵐久勝:Vocals

平山照継:Guitar

大久保寿太郎:Bass

永川敏郎:Keyboards

堀江睦男:Drums

 堀江さんだけオリジナル・メンバーじゃないけど、70年代末期に活躍したこのバンドは寿太郎さん以外のメンバーが「山水館」の高橋ヨシロウさんたちと合体して「ノヴェラ」に発展、後にアンジー(五十嵐)さんはサイクロンやらヌォヴォ・イミグラートやらエラスティック・トーンを、平山さんはテルズ・シンフォニアを、永川さんはジェラルドを、そして寿太郎さんはスターレスそしてファイガを・・・という具合に、各メンバーが自らのバンドを率いて活躍しているというわけで、それぞれが日本のプログレ界では根強い人気を持っている、それはそれは凄い人たちなのだ。スターレスつながりで入ったであろう堀江さんも自分がリーダーのバンドというのは無いけど、スターレスの他にもテラ・ローザやウルフで活躍、現在もセヴンス・ヘヴン、キングダム・サーガ、フェニックス・ライジングと、掛け持ちしているバンドは枚挙にいとまがない。
 後にそういう大物たちを輩出したバンドが再び集まって(って、最初にそれが行われたのは20年くらい前になるが)活動するというのは、バンド解散後にレインボーやホワイトスネイク、ギランといったバンドで実績を残した人たちが再結成した「ディープ・パープル」とダブってくる。勿論、音楽性は全く違って、むしろ彼らはユーライア・ヒープみたいなバンドをやりたくて結成したんだそうだが、その辺の話を始めると長くなるのでこの辺で割愛。

 つまりですよ・・・前日の6人衆に負けないくらい凄い人たちの集まりなわけですよ。ただでさえその技量の凄さがわかってる人たちが集まったらどんなに凄いことになるか・・・それを一昨年実感出来たわけ。凄腕が集まってもそれがプラスに作用しないバンドも多い中で、この人たちは人数分を遥かに超えるマジックを体感させてくれた。ほとんどの曲を覚えてないというのに、私はそのパフォーマンスの凄まじさにひたすら唖然としていたわけでござる。

 それだけに、昨年は平山さんが熱中症で倒れて4人だけのステージになってしまったことが残念で仕方なかったのだ。勿論、だからと言って拍子抜けさせることは全くなく、不在の穴を埋めて余りある気迫で感動の涙を誘ったことは記憶に新しい。

 さて、そんなわけで今回は昨年のリベンジも含めて、まさに待望の、本当に「待望の」という言葉がふさわしいライブとなったわけだ。今回はそういう期待を込めて来た人も多いのか、会場は後方まで溢れんばかりの人、人、人。開演時間直前に振り返ってぶったまげたもんだ。
 予定時刻を少し過ぎて開演。曲目は週末の東京行く人のために&自分が覚えてないから書けないけど、今回はハードな感じの曲が多かったように思う。メンバー全員から伝わってくる気迫に、それまで行った2回のライブ以上に圧倒された。

 途中で寿太郎さんと平山さんのMCが入るが、どちらかと言えば寡黙な印象のある2人が一生懸命面白い話をしてるのが微笑ましかった。前日のナルチョ・金子コンビの強烈な漫才には負けるかな?でもこれはこれで面白いと思った。

 でも、しつこいけどやっぱり各メンバーの技量には圧倒されっ放し。アンジーさんは年齢を感じさせないハイトーン、平山さんは華麗なギター、永川さんはジェラルドとは一味違った鍵盤さばき、寿太郎さんはしっかりボトムを支え、堀江さんは巧みなスティックさばきで、これがほんまに全員50過ぎたおっちゃんたちですかい?ってな感じ。

 一応知ってる曲も書いておくとですね・・・「怒りの矢を放て」とか「少年期」とか、ノヴェラとして発表された曲も多くやったけど(というか今回の新作がノヴェラの曲をこのメンバーで、というテーマで作られたもの)、寿太郎さんいわくは、「僕がいる時に出来た曲がですよ、違うメンバーで世に出るって何だかしっくりこないじゃないですか。だから今、改めてこのメンバーでやってみたくなったわけですよ」
 確かに、ノヴェラとはリズム隊が違うだけなんだけど(ノヴェラにはギターがもう1人いたし)、メンバー構成の違い、そして重ねた年輪の分、同じ曲でも全く違う新鮮な響きが感じられた。

 2回のアンコールを含めても2時間弱と、そう長い時間ではなかったが、凄まじい演奏&歌唱と気迫で大満足のライブであった。
 前日の6人も凄かったけど、こっちも負けていないな~。いやマジで負けてないですよ。2日で11人の怪物たちの饗宴を味わえて、そりゃあ東京~大阪っていう長距離移動は大変だったけど、私は幸せもんですよ。

 で、終演後はサイン会。会場で購入の新作にメンバー全員のサインを頂いてしばらくウダウダして会場を後にした。

 その後は・・・

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 はい、「金龍」のラーメンです。キムチとニラを入れ過ぎて、汗ブルブルかいてしまった・・・

 で、今日このレポを書きながら新作「THE ORIGINAL ~SONGS FOR SCHEHERAZADE~」を聴いてたんですけどね・・・やっぱりいいわあ・・・前作も新作もまるっきりの新曲は無いけど、言われなきゃわからないくらいの素晴らしい内容。これはかなりおすすめかも。
 
 そして!東京近郊にお住まいの方で、一昨日のブルースアレイに行ったという方!もしも時間と財布に余裕があれば、恵比寿でシェラザードもご覧になってほしいなと。同じ日にゴダイゴもCCレモンホールでやるみたいだけど、ここは出来れば恵比寿の方に行ってみて、その凄さを味わってほしいな。あの6人に負けない凄いものが観れるから。これはほんまに保証付きです。

 以上、昨日と違ってシッチャカメッチャカでレポにもなってないけど、その辺は大目に見てやって下さいまし。

 いやー、ほんまに凄かった。なので、明日書くつもりだったけど、勢いのまま書いてしまおう!

 この1週間は残業続きでほんまにしんどかった。だから、当日の朝も毎回のように早起きしたまま早く出発とはならず、早起きしてアルバム・レビュー1発書いてもう1回寝て、結局8時半くらいに部屋を出た。
 それでも通常通りにのぞみに乗ったら12時過ぎくらいには東京に着くだろうと思ってたら・・・

「新岩国駅で信号系統のトラブルのため、ダイヤに乱れが生じております」

 んがーっ!全体的に20分くらい遅れて、直近は「ひかり」くらいという状態。それも10分くらい遅れてたが、背に腹は代えられないってことで仕方なくそれに乗った。
 
 で、車内で爆睡も出来ず、ウトウトくらいで12時40分くらいに東京に到着。まずは昼飯のために御茶ノ水へ。
 いつもならここで「ゴーゴーカレー」だが、今回は前から気になってた「はまかつ」へ。浪漫座別館のベースの人ではなく、トンカツ屋。関西では見かけないので、どんなものか試してみようってわけで。

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 ご飯、キャベツがお代わり可能なのは他のトンカツ屋と同じだが、ここは味噌汁も可能。なので、1杯目は赤味噌、2杯目は白味噌にしてみた。
 味は・・・「とんかつがんこ」の方が私好みかな?まあ、美味しいには違いなかったが。

 さてその後は、例によってCDショップ巡りだが、今回はあんまり時間も無いので駆け足で、目当ての品物を入手したらさっさと出て・・・を繰り返した。

 そうしてる内に、第1部開場時間が迫ってきたので目黒へ向かい、ブルースアレイへ。

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 ここで第1部のみの人から頂きものがあったので受け取り、他にも第1部のみの人、両方観る人と知り合いが大勢いたのでしばらく雑談、「整理番号順に並んで下さい」の指示が出たので一旦退散、五反田に予約していたホテルへ。
 今回はいつも飛び込みで行くとこではなく、予約済みの別の場所。わかりにくい場所ではあるが何とか到着、第2部開場までしばらく寝転がって過ごしていた。

 で、適当な時間になったので再び目黒へ。7時に到着してみれば、中から音が聞こえる。金子さんの声がまるわかりやん・・・
 出演者の名前が出てきたところで、今回の出演者全部の名前をご覧下さい。

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 どうですか、この豪華な顔ぶれ。スモーキー・メディスン→金子マリ&バックスバニーから2人、VOW WOWから2人、四人囃子から2人ですよ。こんな組み合わせ、滅多に観れるもんじゃないでしょうに。ついでに、料理の値段の高さも気になる・・・まあ、ここに行ったことのある人なら御存知でしょうが。
 で、第1部が終わり、中から観客がゾロゾロ出てきた。で、知った人たちと談笑後、第2部からの人たちが続々来たので今度は我々が並ぶ番。時間通りに入場が始まった。

 中に入れば、ステージ上手側の端の方のテーブルだった。まあ見えんことはない。但し、前の方にも横並びのテーブルがあるので、そっちが一杯になったらややしんどいかな?という感じ。
 料理のメニューを見れば、まーどれも値段の高いこと。なので、テキーラ・サンライズ(これはイーグルスの曲名で気になってたから)とガーリック・トーストでお茶を濁す。それでも会計時には2000円ちょっと取られたけど、他の料理に比べれば・・・ってことで。

 立見客も入り始め、後方を圧迫される感覚を抱きながら開演時間が迫る。BGMが聴きなれた「DON'T TAKE ME FOR A LOSER」(ゲイリー・ムーア)になってしばらく経った頃、ステージ下手の鍵盤群のところに観慣れた姿が。そう・・・

厚見玲衣!

 今回は狭い会場だからと言って赤NORDではなく、この店の所有らしい旧式ハモンド、そして玲衣さん本人が持ってきたと思われるシンセ数台。
 で、いきなり「SHOCK WAVES」のイントロを弾き始めてドキッとさせるが、その後に他のメンバーが続々入場してくると同時にそれは「HAPPY BIRTHDAY」に変わる。ここで出てきた元基さんが歌い出し、大体同じくらいに入ってきたナルチョさんを全員で祝うシチュエーションに。場内に大きな拍手。

 さて、その次からいよいよ本番なんだけど・・・いきなり1曲目から曲名知りません(苦笑)。いくら私がロックの名曲の数々を知ってるからって、どんな曲でもわかるわけじゃない。それでも演奏陣の凄まじさ、そしてヴォーカル2人の掛け合いの迫力・・・これにはひたすら圧倒された。このところ絶好調な元基さんは言わずもがな、初めて観る&聴く金子マリの歌声にも思わず惹き込まれる。途中のオルガン→ギターのソロも見事なものだった。
 続いてお馴染み「SITUATION」これの2人のシンガーの凄まじい掛け合いの後、ギター→ピアノとソロが。
 ここで感じたこと・・・実は私、四人囃子からの2人にはそんなに期待してなかった。それまで生で観る機会なかったし、他のベテランに比べると露出も少ないので、果たして昔みたいな演奏が出来るのか・・・それは杞憂というか、逆にいい意味で驚いた。岡井さんのドラムは上手いし、何といっても森園さん。今回Vから呼ばれなかった?恭司さんほどの押しの強い音ではないが、1音1音にゾクゾクする感覚を味わえた。さすがそのキャリアの長さは伊達じゃない。ちなみにこの人、私の知り合いでよく似た風貌の人がいます。Yahoo!じゃないけどブログやってて、たまにこのブログにもコメントくれて、大阪近辺のライブ会場でよく会う人(笑)。

 さてここで、ナルチョさんが「人見元基!金子マリ!」と歌の2人を紹介。その後はその2人、特に金子さんが延々と話し始めるもんだから、ナルチョさん「俺のMCだ!」と割って入り、話し始める。相変わらずその話のおもろいこと。そしてそれに合の手を入れる金子さん、まるで漫才みたい・・・
 その後は各メンバーの紹介になるのだが、先述の通り有名バンドから2人ずつ選抜してきてるから、その辺のエピソードなんかも話しだす。四人囃子が箱根でピンク・クラウドじゃなくってピンク・フロイドの前座をやったこと、VOW WOW海外進出のこと、そしてスモーキー・メディスンが学園祭に出演した時の話。金子さんが開演前にさんざん飲んで歌うもんだから、歌いながら寝てしまってCHARに心配されたとか。
 金子さんの実家(葬儀屋)の近所が火事になった時の話やら、いろんな昔話がポンポン出てくる。そして玲衣さんも、第1部では時間が押すから喋らなかったようだがこっちではかなり喋っていた。そんなわけで、次の「TONIGHT I'LL BE STAYING HERE WITH YOU」が終わる頃には、冒頭の「HAPPY BIRTHDAY」を除いて45分で3曲しかやってないことに気付いた。どんだけ喋っとんねん、このおっさん&おばはんチーム・・・

 ここでヴォーカル2人が一旦退場、他に歌えるメンバーが2人もいるからと、まずは玲衣さんがですね、ムーン・ダンサーじゃなくてタキオンの曲を披露!「中近東幻想」という、タイトル通りのバビロン路線の曲。イントロからハモンドが唸りを上げ、玲衣さんの(実は高音も出て声量もある)ヴォーカルが冴える。
 続いては森園さんが四人囃子の「空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ」。この人、ギターは凄いんだけど歌は昔から上手くなくって、今でもやっぱりそれは変わってないし、でもそれを補って余りある味わいが・・・というでもない。でも、生で聴ける四人囃子の曲にちょっと嬉しくなった。

 その後、まずは金子さんが戻ってきて、第1部では元基さんが歌ったというオーティス・レディングの「TRY A LITTLE TENDERNESS」を1人で歌う。さすがの声量と表現力に驚かされる。この人は若い頃からおばちゃんみたいな声だったけど、この年になったら更に風格を増してた。今度は全編1人で歌うライブ観たいなと思った。
 
 続いて元基さんが戻ってきて、2人で「HALLELUJAH(I LOVE HER SO)」。その後は短いベースソロに導かれて「MOVE OVER」!メインで歌うは元基さん。ジャニスの歌なんだから、「下北沢のジャニス」と言われた金子さんも歌うのかなと思いきや、彼女はコーラスのみ。で、終盤の演奏がですね・・・ギターと鍵盤は「SPACE TRUCKIN'」ライブ・バージョンみたいな浮遊感を漂わせ、元基さんのヴォーカルは「WHOLE LOTTA LOVE」中間部みたいな叫びを・・・という面白い試みが。これがまた凄くってねえ・・・元基さんのシャウトの凄さにはまたもや震えが来た。

 次の曲は・・・わかりません。サビで♪Joy to the world~とか歌ってたような。でも「諸人こぞりて」じゃないのはわかるんだけど。
 そして「TIMチョ&宴ROCKS」でも披露された「SHOTGUN」。これは2人のヴォーカルが一緒にハモッてシャウトするのが凄かった。そしてオルガンソロで腕を振り回す玲衣さん。横でナルチョさんと元基さんも同じように腕を・・・(笑)。で、大きく盛り上がって本編終了。

 で、すぐにアンコール。金子さんが日本語で歌い出したので、彼女のソロ曲かと思いきや、2番を元基さんが英語で歌ったことで「STORMY MONDAY」と判明。ひょっとしたら両方を組み合わせたのかも知れないが。いくら私でもそこまで詳しくはありません。
 で、今度はヤケクソ気味の「HAPPY BIRTHDAY」が歌われて、ナルチョさんへのバースデー・ケーキが出てきた。ローソクを吹き消し、それはメンバーが食べる予定で、第1部のケーキは観客にふるまわれるとのこと。
 そして最後は「GOING DOWN」。凄い歌の掛け合い、そしてギターとピアノのソロ合戦で盛り上がって全編が終了した。

 しめて2時間丁度、時計は11時を指していた。充実したパフォーマンスと同時に、どれだけ話が長かったかってことかな?(笑)

 その後は顔見知りで雑談しながらしばらく過ごし・・・

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 はい、先述のケーキです。美味しかった・・・

 で、店を出てからもウダウダしてたら12時を過ぎており、皆はその後に飲みに行くコースになったけど、私は残業疲れと翌日(今日)もライブあるからそこでお別れ。ホテルに戻って風呂に入り、1時頃就寝。

 朝は5時に起きたのでそのまま帰り支度、始発ののぞみで帰ってきて、9時半には部屋に到着。頂きもののDVD観て(同時に早めの昼飯を食べて)その後昼寝して、起きてからこのレポを書き始めて・・・と言う次第。

 いやー、しかしほんまに凄いライブだった。まだ興奮冷めやらぬといった感じ。この勢いのまま、本日のシェラザードへ突入!となる予定なのでござる。以上、おしまい!

 さてさて、今回は会社の旅行で四国行きだったということで、旅レポ期待してた方も多いと思うけど、残念ながら写真を1枚も撮っておりません。なので、駆け足で大体の動きのみ書いてみます。

11/3(木)

 いつもの如く観光バスに乗り込み、飲んだくれコースに・・・ならなかった。まだ胆石が心配だから。実際、ここ数日また軽い痛みが走ってるし。昼飯ってどこで食べたっけ?何食べたっけ?もう既に覚えてない・・・
 で、倉敷の美観地区(この呼び方、実は好きじゃないんよね、味気なくって)と大原美術館を観る予定だったが、私はバスの中で爆睡してて、誰も起こしてくれなかったから観れなかった。大原美術館のギュスターヴ・モローの絵が観たかったのに(T_T)
 そして晩の宴会でははじけてしまって、飲んだ飲んだ。そのツケが翌日以降に回ってくるわけで・・・

11/4(金)

 翌日は朝から激しい二日酔い。それでも1度もゲロしなかったのは大したもんだ!?朝からの金刀比羅宮参拝はかなりキツかった。石段の数は、本殿まで800段弱。山形の羽黒山の2400段に比べれば少ないが、傾斜がキツイので本殿到着までにヘロヘロ。おまけに暑かったし。なので、写真まで気が回らず。
 で、昼飯の後は栗林公園。まだ頭がシャキッとしないので、1人でフラフラ歩いていたと。
 そしてまだ前日の酒も抜けないまま(この日は1滴も飲んでないのに)帰途に就いたのだった。
 とりあえず、明石海峡大橋のライトアップは綺麗だった。何だかんだで部屋に着いたら9時前になっていた。

11/5(土)

 で、本来この日は朝からちょっとした仕事があったのだが、私のその後の予定のために断ってきた。
 で、その後の予定・・・詩吟部の発表会のために西宮へ向かった。
 今回は学祭行事の一環として開催されるとのことで、会場の教室に到着すれば、いつもよりラフな格好の現役部員と、いつもより少なめ(笑)のOB諸氏。現役部員の吟はなかなか良い感じだったと思う。
 で、まさか「第2部」で一吟させられるとは思わなかった。到着していきなり言われたから、心の準備が出来てないっつーの。でも、どうにかこうにかこなした。
 
 その後は、いよいよ待ちに待った?山本恭司ライブのために梅田へ向かったのです!

 まずはタワレコでどっさり買い込んで、ポイントをがっつり稼いだのはいいが、出費はデカい。これじゃ金も残らんわ。そしてネットカフェで1時間くらい寝転んだ。少しうとうとしたために、ちょっと眠気もマシになった。

 さて、いよいよライブです!

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 会場の「ファンタイム・ボニーラ」は、お洒落なロックバーといった趣。原宿の「ラ・ドンナ」ほどゆったりしてなくて、やや窮屈な気はしないでもないが。7月に難波でやった「サウンドイン」よりは広いけど、私のテーブルは4人で一杯、しかもその内3人が同じピザを注文してたのは滑稽だった。
 で、今回意外だったのは、かなり多くのお客さんが入っていたこと。開演前には大体70~80人くらい入っていたのではなかろうか。ほぼ大入り満員に近かった。BOWWOWでもWILD FLAGでもなく、同じソロライブでもバンド形態ではなく、ほんまに恭司さん1人だけだというのに・・・玲衣さんがナルチョ・北島健二と一緒にやってもこの半分くらいだったというのに、いやー、恭司さんの人気も大したもんなんだね~、元基さん人気だけじゃなかったのね~と、少し嬉しくなった。とは言え、元基さんライブで見かける顔は誰もいなかった(笑)。まあ、5年くらい関西に「B」で来てないし、あとは京都で西野やすしや安達久美とのセッションばかりだったし、大阪で観る機会は激減してるから、待ちかねたファンがどっと押し寄せたわけやね。

 さあ、予定を10分くらいオーバーしての開演です!

 まずは、アコースティックで弾き語りのコーナー。いきなりWILD FLAG+2のBOW WOWの曲「極楽トンボ」・・・あれ?サウンドインの時と同じ・・・続いてはお馴染み、ジミヘンの「LITTLE WING」。アコースティックで聴くこの曲もまた良し。ここで、今年はBOWWOWデビュー35周年という話になり、デビュー前の合宿の話。で、その間に「HEART'S ON FIRE」の次くらいに出来た曲ってことで・・・「SILVER LIGHTNING」。
 うーん、やっぱり大筋はサウンドインの時と同じような感じなのね・・・まあ、あっちは日程が発表された時には既に「店の」常連さんで完売だったし(私は無理言って観れたのだが)、大半の人が観れなかったからと考えれば納得、かな?
 で、メタリカのメンバーがデビュー前にBOW WOWの曲をコピーしまくってて、ラーズが自分の好きな曲の5位に(メイデンなんかを差し置いて)BOW WOWを挙げてたという話も。
 WILD FLAGの「TURN THE LIGHT OFF」を挟んで、近年アコースティックでの創作にも積極的に取り組んでるってことで、そうした曲である「風のように生きる歌」。これがまたしみじみ聴かせる、いい歌なんだな。
 この辺で、この「弾き語り・弾きまくり」シリーズで愛用してる機材「ジャムマン」の紹介。サウンドインの時にも紹介してたけど、その場で弾いた音を即録音、1人で多重録音と同じ効果を出せるという優れものとのことだが、恭司さん以前にも高中正義が使ってたことは以前書いた通り・・・かな?
 続いては偉大なジャズ・トランペッターのルイ・アームストロングの「WHAT A WONDERFUL WORLD」。ジャズの名曲をブルース調でやり、しかも途中でオモチャのラッパを吹いてた。
 で、去年VOW WOWに来れなかった人のためにと「YOU KNOW WHAT I MEAN」。これも前と同じ。
 そして最後は「皆一緒に歌って!」とのことで「BORN TO BE WILD」。途中で曲は「GET BACK」(ビートルズ)に変わり、しまいに「THEME OF BOW WOW」へ。「Oh,Yeah!」の掛け合いで盛り上がり、第1部終了。

 アコースティックに本格的に取り組んだのは近年になってからとのことだが、やっぱりそっちでも上手いし、味わいがあっていいわ~。

 しばしの休憩を挟んで、今度はエレクトリックに持ち替えての第2部「弾きまくり」コーナー。
 まずは「VOYAGER」から始まり、泣きの冴える「RIVER OF TIME」へ。出演は恭司さん1人だから、勿論バックの演奏の音は打ち込みだが、ギターは相変わらず素晴らしいこと。
 それから昨年発表された「THE LIFE ALBUM」からの「DAYBREAK」「RUNNING WITH THE WIND」と続き、「ALONE」でまたしみじみさせる。
 その次は、地元・島根での某イベントで弾いたという「君が代」。この曲をやったからと言って「右」だとかの思想とは関係ないんだけど、って、日本人ならそんなのは言いっこなしで弾けばいいんです!単純に美しい曲だというのを再認識したって、それも日本人なら当然でしょ?
 で、恭司さんの御両親は父・92歳、母・89歳でいまだに元気だそうで、島根でのライブにもよく来られてるとか。で、お父さんのことを考えて作ったという「TIMELESS」。これまたしみじみ聴き入ってしまう。
 さて、続いては佐野史郎とのコラボでやってる「小泉八雲の世界」の効果音を披露した後、勢いのある曲をということで、「RAPID-FIRE」「SPANISH PIRATES」を連発。ここで場内は一気に盛り上がる。そして最後に「TIME」をじっくり聴かせて、本編終了。

 当然アンコール。まずはハードな「WARP ZONE」、そして1stソロ「HORIZON」からお馴染みの「MARS」。安達久美とのセッションでもほぼ毎回披露されてるが、やっぱり名曲だね~。というわけで、ここで全編が終了した。

 終わったら9時半くらい。私はまっすぐ帰宅したが、毎度のことながら恭司さんのギターの味わい深さには感動する。アコースティックも見事なもんだし、エレクトリックは言うまでもない。
 「まだまだ聴いてほしい曲多いから、大阪にもまた来ます」って言ってたし、その時には行きたいけど、出来たらBOWWOWでも来てほしいなっと。

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 ここしばらく仕事も忙しくて疲れ気味だし、今回のレポはどうしようかな~と思ったんだけど、やっぱりこれを待ってる人も多いだろうから、とにかく書いてみる。

 何だか最近は週末になると天気が悪くなる。この1週間前の東京行きの時もそうだったし、今回もやっぱり・・・だった。どうやら般若寺(奈良)のコスモスが見頃らしく、去年は絶景を味わえなくて悔しかったので今年は行きたい気持ちもあったのだが、雨が降ったり止んだりの中ではシャキッと咲いていない(だらーっとしおれてる)だろうと思って断念。そんなわけで土曜はダラダラと過ごしていた。
 明けて日曜も午前中はやっぱり同じ調子でダラダラ。適当にゴミを出したりしてる内にいい時間になったので、会場へ向かって出発した。

 江坂MUSEは、駅から近くて場所のわかりやすいのはいいんだけど、私のとこから江坂までがそもそも遠い。京都や神戸まで行くのならそれなりの心の準備ってものも出来るが、同じ大阪府内で中途半端に遠いのがすっきりせんのよね。
 それに、YAMA-B在籍最後のライブが心斎橋のMUSEを満員にして、小野正利が入ってからは梅田のAKASOって具合に、会場もどんどん大きなとこになってきてたのに、なぜここにきてこの会場?今の彼らには狭いんちゃう?という疑問を抱きつつ、会場に到着。ここに来たらまず、会場前のラーメン屋で食べていくのだが、その時の写真は無し。ラーメンの写真載せたら、そっちにしか食いつかない人が多いからね。

 また私の悪い癖で無駄話が長くなってきたので、本題に入ります。

 会場の入ったビルの前に来たら、いつもならエレベーターで最上階まで行くのだが、今回は怪談、じゃなくて階段の方に案内された。開場時間直前だったので、既にかなりの人が並んでいた。今回も来ることが分かっていた通りすがり堂さんとも遭遇、整理番号に開きがあったので少し話してから一旦離れたが、結局会場内で一緒になった。開場から開演まで30分って短いで~と思ったが、意外にサクサク入場は進んでいた。

 で、入ってみたらやっぱり大入り満員で、開演までの間にどんどん人が入ってきて、しまいには3年前のテラ・ローザの時ほどではないが、立錐の余地もないくらいになってきた。「もう1歩前にお進み下さい」のアナウンス。彼らのライブは3時間オーバーも珍しくないから、この調子でそんな長時間やられたらかないまへんで~という心配が。通りすがり堂さんと、同じ会場でもコンチェルト・ムーンだったらもっと空いてるのに、とかいう話をし、我々は顔見知りになる前に実はあちこちでニアミスしてることが発覚?したのだった。

 定刻を10分くらい過ぎて開演。まずは新作からの「TEAR OFF YOUR CHAIN」続いてYAMA-B最終作となった「REINCARNATION」からの「LAST NEW SONG」、そして再び新作から「SPIRIT OF STEEL」「SCARS」と続く。
 多分この辺のどこかでMCが入ったと思うが、小野さんが前日にホテルのある梅田から難波まで電車で行って、「金龍」のラーメンを食べてきたという話。Syuが「西宮にも美味しいラーメン屋ありまっせ」と言って、客席からもどの店がいいとか具体名が飛び交う始末。西宮だったら甲東園にも有名な店があったはずだが、私はあの辺に行ったらいつも昔バイトしてた定食屋にしか行かないので、いまだにその店に行く機会には恵まれていない。

 そんなこんなで、各メンバーのソロをフィーチャーしたインスト曲になり、小野さんのアゴヒゲにまつわるMCが始まったのはこの辺だったかな?たまたま伸びたままスタジオ入りしたら意外に評判悪くなかったのでそのまま伸ばしてるとか。

 そこからは小野さん加入後の曲が続く。「T.F.F.B.」「NO MORE TEARS」「A FAR-OFF DISTANCE」「STILL LOVING YOU」「BASH OUT!」場内は大盛り上がりだったが、ぎゅうぎゅう詰めのために私は拳を振り上げることもままならない。それでも「ちょろっと」腕を上げてはいたけどさ。
 で、最後は新作からの曲で、先行配信もされた「FUTURE NEVER DIES」。ここで本編は終わった。

 当然アンコールなのさっ。まずは、今のところ音源として発売はされていないが、パチンコ「蒼天の拳」に使われてるという「絆」。なかなかいい曲だったので、シングル発売でもしてくれたら嬉しいなっと。シングルと言えば、その次はYAMA-B在籍終盤のシングル曲「ALSATIA」で、新作からの「THE TIME HAS COME」でアンコール・その1は終わり。

 で、アンコール・その2。3rdアルバムからの「BRAVING FLAG」が出て、前作(小野さん加入1発目)からの「DESTINY」。これでようやくライブ全編が終わった。
 しめて2時間20分。思いのほか早く終わった(笑)。これで3時間とかなったら足腰もキツかったろうし、帰りも遅くなるからそれも心配だったんだけど、予想外に早く帰れたのでちょっと助かったかも。

 まーしかし、相変わらずその演奏力の凄いこと、そして小野さんのハイトーンの見事なこと。今回は彼のソロ時代の曲はやらなかったけど、あれは加入直後のファンサービスってことで、そう何度もやられたら有難みも無くなってしまう。それに彼は今「ガルネリウスのメンバー」なんだから、このバンドでやる時はそれに集中してもらわないとね。

 次にやる時は、もっと大きな会場でやってほしいなあ。もうBIGCATくらいでやってもいいんじゃない?ちょっと今回は狭くて往生しましたで~。前の方は背の高い人が多くて、Syuの手元なんかさっぱり見えんかったし、YUHKIさんの弾いてる姿もあんまりはっきり見えんかったからな~。

 ※このバンドの曲名をろくに覚えていない私がなぜ全曲書けたか?それは既にアップされてた通りすがり堂さんの方を参考にしたからです。勝手に参考にしてごめんなさいね~。Thank you so much!

「FUTURE NEVER DIES」


 http://www.youtube.com/watch?v=wnQdtzls5HM

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 ふう、疲れた・・・しかし凄かった・・・!

 先月に続いての東京行きは、体も疲れるが財布も厳しい。その上に来月もなんだから、いろいろ切り詰めないとやっていけない。
 それでもこの前の水曜のBAND OF LOTUS(三宅庸介・板倉淳・小笠原義弘)は行きたかったんだよね~。なんたって赤尾さんがゲストで出るし・・・火曜が仕事も早く終われたから、この調子なら行けるなと思ったんだが・・・なぜかその日に限ってめっちゃ忙しくて終わりも遅くなってしまい、体力的にも時間的にも難しくなったから断念したのだった。行った人の話では、とても良かったそうで・・・ほんま悔しいなあ(T_T)
 その晩に柳ジョージの訃報を知り、まだまだ活躍出来る年齢なのにと思い、去年行ったライブが最初で最後になってしまったことを残念に思っていた。ご冥福をお祈りします。
 そして金曜は仕事終わって帰ろうとしたら土砂降りで、東京行きは大丈夫かなと心配になったのだった。

 明けて土曜、前日の晩ほどの土砂降りではないものの、やはり雨降りの中を出発、東京も雨なのかな?と思って実際到着すればやっぱり雨。上野周辺の博物館・美術館でも良さそうな特別展もないし天気は悪いし、いつも通りCDショップ巡りをした後はネットカフェでうだうだ過ごしていたのだった。せっかく東京まで行ってこれかよ。勿体ない・・・でもまあ、動き回れる元気もなかったのでそれも仕方なしってことで。

 さて、とりあえず今回も宿だけは確保しておこうと、前回発見した道玄坂のカプセルに飛び込み、ちょっとの時間転がった後に出発、会場の「PLEASURE PLEASURE」に到着した。
 109横のユニクロの入ったビルってことで、場所としては非常にわかりやすい。しかし、開場時間が迫っても待ってる人は少ないし、当日券まで出てる状態。今回歌う人が出るライブはいつも「完売」になるのに、珍しい・・・まあ、座席指定で会場も大きめなら、そういうこともあるか。

 で、開場時間になって中に入れば、まるで映画館みたいな作りだった。椅子も大きくてゆったりしてるから、逆に落ち着かない。そうこうしている内にどんどん観客が入ってきて、知った顔も続々入場。いつも来てるのに今回はあの人来てないな~ってのもあったけど、8月に京都でやったばかりだし、それも仕方ないのかも。

 どんどん無駄話が長くなってるので、本題に行きます。

 予定を5分くらい過ぎて、まずはナニワのメンバーが入場。1発目は「RED ZONE」。この曲は、私が高校生の時に、先日電撃引退した某司会者が(漫才の傍らで)やってた番組に彼らが出演した時に披露されていたのだった。解散直前のレイジー、そして結成間もないラウドネスを観たのもその番組だったし、アマチュアバンドのコンテストなんかもあって、結構楽しめたもんだった。その番組で観た時に、ナニワの皆さんの演奏の凄さに圧倒されたもんだった。
 で、その後も彼らのオリジナルを2曲披露。曲名忘れたが、3曲目は岩見さんがアコギ(しかもガットギター)に持ち替えての演奏で、いつもと違った味わいが感じられた。

 さあここで聴き覚えのあるリズムを力哉さんが刻み始め、ゲスト(と言いながらほぼ準構成員となっているのはいつも紹介されてる通り)の元基さんが入場。歌い出された曲はお馴染み、「MOVE OVER」だった。
 前回の京都でもジャズっぽい大胆なアレンジがされていたのだが、今回は序盤が原曲通りで途中がジャズになるという、前回とはまた違ったアレンジになっていた。
 続いては「SITUATION」。まあいつも同じような選曲で、これが並のバンドだったら「芸がないなあ」って思うのだが、この人たちの場合は毎回違ったアレンジや歌い方で楽しませてくれるから凄い。

 そんでですよ、次は曲名忘れたんですけどね・・・この辺で思ったのが、元基さんの歌がいつもに増して凄かったこと!毎回凄い歌声で圧倒してくれるんだけど、ここ3年くらいでかなりの回数行ってるから感覚が麻痺してるみたいで、「この人が凄いのは当たり前」ってな感じになってきてたのよね。でも今回は、とにかく声の伸びがいつもの3割増しくらい強烈で、常々「歌ってない間は演奏陣にも注目しよう」って言ってる私が、もう彼から目を離せない状態になっていたのだった。

 で、「STORMY MONDAY」を歌って第1部終了、一旦休憩に入る。

 15分くらい経った後に第2部が始まった。再びナニワのメンバーのみで、「SPOT」「EARLY BIRD」の2曲を演奏。2曲目はまたもや岩見さんがアコギに持ち替えて、これまた素晴らしい演奏を聴かせてくれた。

 その後に元基さん、とはならず、ナニワのメンバーのルーツを探るというテーマ?の元に、各メンバーをフィーチャーした曲を1曲ずつ披露。これは今までにない試みで面白かった。
 まずはキーボードの中村さんがエルトン・ジョンの曲を、自ら歌いながら演奏!さすがに本職のシンガーや、玲衣さんみたいな「半分本職」には及ばないが、それでもなかなか健闘していた。
 続いてベースの清水さんが、マディ・ウォーターズの曲をこれまた自ら歌った。こちらもなかなか良い感じ。
 次の力哉さんは、叩きながら歌うということはなく、ベンチャーズの「CARAVAN」を。ドラムを強力に押し出したアレンジで、毎度お馴染みのことながらその迫力をたっぷり味わえた。
 最後の岩見さんは、モップスの曲を・・・ってことで・・・「月光仮面」!それも原曲とは全く違ったメロディ(アニメのバージョンとも違う)で歌って驚かせてくれた。ちなみにこの人、物真似も得意なのだが、元を知ってる人が少なくてわかりにくい(笑)。

 さてここで、元基さんが再び入場。まずは「SUPERSTITION」で、次は曲名忘れたけどバラードだったんだが・・・ここでの歌唱もまた凄いのなんのって。いやー、しばらく麻痺してたけど久しぶりにこの人の歌聴いてマジでシビレましたよ。

 ここからは毎度お馴染みのZEP連発で、「COMMUNICATION BREAKDOWN」「GOOD TIMES, BAD TIMES」「WHOLE LOTTA LOVE」だったんだけど、歌は凄いわ演奏もそれに触発されたかの如く凄いわで、いつも以上の興奮を味わえたのだった。

 ここで本編終わり、当然アンコール。予想通りの「ROCK AND ROLL」だったんだけど、もう完全に昇天!ものだった。

 ・・・全部終わったら10時過ぎだったが、しかしまあ何度も書いた通り今回はほんまに凄かった。会場の音響も良かったし、ひょっとしたらそれでナニワの皆さんが気持ち良くリハ出来て、演奏がいい感じだったから元基さんの方がそれに触発されてたのかも知れないけど、今回は演奏もそうだし、歌も今までこの人の歌ったのを聴いてきた中で最高だったかも知れない。ズバリ、この秋は連発してるから今回は飛ばしたって人、損してます。そのくらい凄い歌声だった。

 それから毎度お馴染みのメンバーで飲みに行ったんだけど・・・お開きが朝の4時で、それからカプセルに戻って寝て・・・起きたら10時前。実は7時過ぎに1度目が覚めてたんだけど、まだ酒が抜けてないからともう1回寝たんだけど・・・出来たら早く帰りたかったのに、ちょっと悔しかった。おまけに帰りののぞみの中でも、ウトウトし始めたら後方の家族連れの子供が大声で泣き出すし・・・おかげで寝そびれて、部屋にたどり着いたら2時半くらい。また虚しい休日になってしまった。

 でも、ライブはとてつもなく凄かったので、満足満足。以上、おしまい。

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 土曜日のブランニューが大盛況で楽しかった余韻も冷めやらぬまま、翌日(ってまだ昨日か)のSHOW-YAにも行ってきたのでござる。
 会場は、東心斎橋のSOMA。ジェラルド他、日本のプログレ系をよく観に行ってるハコなのだが・・・このバンドには小さくない?という疑問を抱く方も多いだろう。かつての彼女たちをよく知ってる皆さんなら。
 しかし・・・

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 何ですかこれは。キャパ350人と言われる会場でそれはないんじゃない?でも、丁度1年前に行った名古屋でもELLが満員にならなかったくらいだし、私の今回のチケットも10番台。どうしちゃったんだよ、一体・・・?

 で、会場に入ってみれば更に驚きというか拍子抜けで、半分も埋まっていない!何だか寂しいなあ・・・
 それでも開演時間が近づくにつれてだんだん増えてきて、後方ガラガラのままではなくなったが、それでも大入り満員には程遠い。
 まあそれでも、近くで観れるからいいかと気を取り直し、私はお目当てのキャプテンこと中村美紀の鍵盤群の置かれている前方に陣取った。

 さて定刻を少し過ぎ、それまで流れていたBGMがフェイドアウト、レッド・ツェッペリンの「IMMIGRANT SONG」が流れる。場内に大きな歓声。ミッタン、キャプテン、サトちゃん、SUN-GOの順に入場してきて、寺田恵子ネエさんが登場した時には一際大きな歓声が。真っ赤な衣装で、髪はいつものストレート?じゃなくて、ややパーマがかかった感じ。出てきただけで場内がパーッと華やかになる、これは凄い。

 そして1発目は「OUT OF LIMITS」。アルバム「OUTERLIMITS」のオープニングだ。私が大学生の時、彼女たちのアルバムで唯一リアルタイムで買ったものだけあって、よく聴いた作品だし、思い入れも強い。他の皆さんも同じなようで、いきなり大きく盛り上がっていた。
 次の曲も同じアルバムからの「TROUBLE」。やっぱりファンもあの作品の好きな人が多いようだし、本人たちもそれがわかっているのだろう。

 さてここで、寺田さんのMCが入る。「2曲目終わったとこでいきなり長い話になるんだけど」という前振りで、「私、普段は寝坊ってしないんだけど、今日は珍しく遠足の前の日みたいに眠れなくて、目の覚めたのが出発時間の30分前!でも・・・間に合った!」どうやって?と突っ込みたくなったが、まあ何とかなったみたいで良かった良かったってことで。

 で、しばらくうだうだ喋った後、「BAD BOYS」「魔性」「奪いとれ」と続く。去年は東名阪で3回に分けて選曲を変えてきて、各地で第1夜は速い曲・激しい曲中心でやって驚かせてくれたが、今回も何だかそれに近いものを感じた。最初からこんなに飛ばして大丈夫?でも去年はそれで大丈夫だったから今年もOK牧場!ってことかも。なお、「魔性」は作曲者のキャプテンが大活躍の曲。なんせソロはギターじゃなくて鍵盤のみだし。歌の間は寺田さんに目が行き、ギターソロではSUN-GOに目が行くのは当然だが、その合間にキャプテンを追い続けていた私の目は彼女に釘付けになるのであった。

 続いてまたMCが入るが、ここでは後方の2人が見えない人も多いだろうからと、ミッタンとキャプテンに話を振る。ミッタンは1人で話すのに慣れていないようで(しかしこの人、大林素子に似てるんじゃ?)、何だかしどろもどろ。いつの間にか寺田さんがドラムのとこに行ってて、バスドラをドンドン叩いて煽りを入れていた。キャプテンはなぜかSUN-GOのギターを手渡され、「弾けないよ~」と言いつつストラップを首にかけるが・・・右腕を通さないままだったので、寺田さんに助けられて腕を通して・・・無茶苦茶な音で鳴らしていた。この人、ほんまにギター全然弾けないのね・・・大抵は自分の担当でない楽器でも、他のメンバーの演奏してる様子を真似してどうにかこうにか出来るもんだったりするのをいろんなバンドで見てきたが、まあ自分の担当楽器を極めるにはそこまで手が回らんわい!ってことに解釈しておこう。

 続いて、寺田さんから現在新しいアルバム制作中のニュースが!でも、まだ曲を作ってる途中ってことで、「ここから3曲連続でやるけど、反応が良かったらアルバムに入れるよ!」
 実際に披露された3曲は、昔の曲と並べても全く違和感も遜色もない格好いい曲ばかり。場内の反応も非常に良かった。これは新作も楽しみにしてていいかも。

 「叫び」の後はキャプテン→ミッタンのソロのコーナー。キャプテンは昔のDVD観てたら、3段積みのセットを2組くらい使ってたけど、今は3段積みが1セットだけ。機材の進歩で少ない機材でも多彩な音色を出せるようになったからかも知れないし、必要な音だけ選んだらこうなったということかも知れないし。でもその腕前が素晴らしかったことは言うまでもない。
 ミッタンは、去年もそうだったが女性であるにも関わらずとてもパワフル。女性ドラマー数あれど、ツーバスをドコドコやる人って彼女以外あんまり見たことないし、その迫力はその辺の男性ドラマーにも負けていない。

 そして寺田さんによるメンバー紹介。ミッタン、サトちゃんと続き(どんな紹介だったか覚えてなくてごめんなすって)、「この前誕生日を迎えましたが、年と共にどんどん若返っていく、妖怪度の高いうちのメンバーでも1番の妖怪・・・いや、いい意味でね」とキャプテンを紹介したが、確かに○○歳であんなフリフリの衣装の似合う人ってそう多くはない。間近で見たら実年齢が・・・というのは言いっこなしってことで、あんな若々しい○○歳、他には藤あや子くらい(そう、キャプテンと藤さんは同い年)だろう。
 さーて、SUN-GOの紹介はなかなか笑えた。「うちの裏番、闇の似合う女!」とか何とか、結構好き放題言ってたような。SUN-GOも負けずに寺田さんを「うちで一番大きな・・・口!」と言い、寺田さんも「まあ否定はしないけど」・・・ってな感じだったかな?まあ細かいツッコミは抜きにして下さい。
 で、そのまま「YOU TURN ME OVER」へ。この曲はライブアルバム「TURN OVER」にしか入ってなくて、私はそれを持ってないのだが、織田哲郎の作曲らしい。「織田さんは昨日と今日、大阪でライブやってるみたいだけどね。おだ、と言っても和正じゃないからね」・・・はいはい、わかってます。

 その後はさっきまでのお笑いっぷりと打って変わってしんみりした話になり、バラードを・・・ってことで、私は「祈り」かなと思っていたのだが、「限りなくはるかな自由へ~go again~」が歌われた。それまでじっくり聴き込んでいなかったのだが、これまたいい曲だねえ・・・

 さていよいよ終盤。「ギャンブリング」「BATTLE EXPRESS」と飛ばしていき、「限界LOVERS」!ここで場内は完全にヒートアップ、私も理性が吹っ飛んだ。大興奮の後、メンバーは一旦ステージを後にした。

 当然アンコールの拍手がされ、しばらく待たされた後にメンバー再登場。物販で販売のTシャツを着て出てきた。そして「私は嵐」「FAIRY」で再び盛り上がって、SEとして「地下水道の月」が流れて本当に終了。しめて2時間弱、近年にしては短め?でもとても充実した時間だった。

 終演後には、物販でTシャツ購入者対象に握手会があったけど、去年名古屋でもあったし、その時に少しだけど話も(寺田さんとキャプテンを重点的に)出来たから、今回は早く帰るためにまっすぐ帰途へ。

 女性鍵盤奏者フェチ(笑)な私がキャプテンを重点的に観てたのは勿論だけど、やっぱり寺田さんは華やかだし、SUN-GOも格好いい。他の2人もそれぞれ魅力的だし、女性ばかりのバンドや女性Vo.のバンドが盛り上がってる昨今だけど、やはりその存在感は群を抜いてると思った。
 そして、新作が出たらまたライブ観たいと思ったよ。これからも一層の活躍を楽しみにしてます!

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 今日は二日酔いと寝不足になると予想してたから書く予定じゃなかったけど、まっすぐ帰れたから書くぜ!

 そもそも開場時にいつもより多めの人数が並んでるから、「あれ?」と思ってたんだが、それぞれ固定ファンの多くいるバンドだったり名の知れた人の新バンドだったりという組み合わせなので、そういうこともあるだろう。しかし、こういう5~6バンドのイベントって、組み合わせにもそれに伴う集客数にもバラツキがあるような・・・?

 で、昨日は東京でBOWWOWライブもあったから、金に余裕があれば行きたかったんだけど、9・10・11と元基さん関係で東京遠征続きだから、もう無理だよっ!てことで断念。関西でもやってくれたら嬉しいんだけどなあ・・・ついでに高中正義も同じ環状線沿線の森ノ宮でやってたんだけど、デビュー40周年にしちゃあ東名阪3ヶ所だけってのが寂しいし、スペシャルなことも期待出来ないみたいだから今回もパス。ンなこと言ってて、実際DVDが出たら豪華ゲストに名曲の数々で凄い内容だったりして。

 それはいいとして、こっちのレポです。

DREAM CHASER

 前回の6月・京都は胆石でダウンした直後だったから断念したので、結構久しぶりになる。今回はほとんど新曲だったのだが、以前とはかなり違う曲調のものあったりして、現メンバーになって1年弱、いよいよその本領発揮といったところだろうか。どんどん一体感が強くなってきてるように思う。特筆すべきは、今まで地味な印象だった鍵盤のAKKOさんが結構アクションも大きめで(と言ってもじょんタマさんや福岡さんほどではないが)、目を惹くものが出てきたように思う。

FAIRY MIRROR

 ドラマーに初代のKAZ氏が復帰しての初舞台(って、「夢芝居」じゃないんだから)。SUGURU君が若さゆえの勢い中心だったのに比べ、キャリアゆえの安定感が感じられた。曲目自体はいつもお馴染みのものがほとんどだけど、何か今までとは違った表情が感じられた。そして、いよいよ待望のアルバムも年内には・・・?とのこと。こちらも楽しみ。

EBONY EYES EXCELLENT

 今回唯一、全員男性だったりする。こちらも音源がミニアルバム1枚だけなので、曲目はお馴染みのものばかりなのだが、今まで以上に迫力が感じられたように思う。ギター2人のバトルが(いつもやってるはずなんだけど)なぜか今回は凄く印象に残った。

 ・・・ここまでで、かなり多くの観客が入ってたんだよね。おかげで場内は結構大変なことになってて、私は頭3つともステージ前で観てたんだけど、私の周辺もかなり盛り上がってた。

PERPETUAL DREAMER

 今回多くの人が来てたのは、このバンド目当ての人が多かったのもあるだろう。私はちょっと疲れたので一旦後方へ退却したが。私はこのバンドを表現する時に「犬神サーカス団の洋風版」と言うことが多いけど、納得して頂ける方も多いのではないかと。技術は高いし曲もポップで聴きやすいけど、ちょっと私にはアピール弱いかな?悪くはないんだけどね。それでも皆盛り上がってたからいいか。

ANOTHER SIDE MAGIC

 スターレスのVo.荒木真為さんを中心に、CRYING MACHINE、WILD ONE、MinstreliXから集まった若い演奏陣との新バンド。元々はセッションだけのバンドだったのが発展してオリジナルもやろう!ということで正式なバンドになったそうだ。「女教師と生徒みたい」なんて自虐MC?もあったが、意外にこの組み合わせはいい感じ。アンコールでは持ち曲が無くなったので、セッションでやってたイングヴェイの「RISING FORCE」。これについての詳細は「書かないで」とのことなので書きません(笑)。でも、しっかり最後まで聴かせてくれてた。

 終演後も出入り口周辺は人で溢れ返っていたので、私はそんなに長居せず(でもしばらくいたけど)まっすぐ帰宅した。これだけの面子が一度に観れてなかなか充実したライブであった。満足満足。
 

 名古屋・東京旅レポもこれで最後。いよいよお待ちかねの、渋谷のライブレポ!

 会場のO-WESTに来るのは、8年前にまだここがON AIR WESTと呼ばれてた頃、陰陽座を観に来て以来。でも、向かいのO-EASTは3年前と2年前にBOWWOW観に来てるから、迷うはずはないのだが・・・駅から散々迷って、タワレコのあたりからセンター街周辺をぐーるぐる。いや実は、安い宿はないかいな~と探していたのもあるんだが。それでも見つからず、また試写室難民かのう、と思いつつ会場に到着した。

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 既にお客さんが並んでいて、知った顔もいたのだが、「ちょっと腹ごしらえ」と言って道玄坂の王将に向かおうとした時に・・・

カプセルホテル発見!

 地獄に仏とはこのこと。食事をさっさと済ませた後にすぐそこに駆け込み、とりあえずチェックインのみ済ませておいた。これで難民になるのは回避出来た・・・

 さて、それから会場に戻ったらもう結構な人数が並んでいた。私は番号も早かったので前の方に陣取れた。しかし、そこから1時間って結構長いのよね・・・出演バンドも多いし、ここから何時間かかるんだろ?そして、全バンドで叩くであろうロジャーさんの体力は持つのか・・・?

 そうこうしてる内に6時半になり、予定通り開演!

 で、最初のバンドが出てくる前にですよ・・・

ローリーが!

 そう、あの寺西さんでござる。勇さんとも修さん(通の方なら誰かはおわかりかと)とも関係ない、槇原敬之のいとこである、あのお方!1人ステージに出てきていたロジャーさんに、彼がギターを弾いてお祝い代わりとした・・・という感じだったと思う。もう4日も経てばその辺の記憶はいい加減(笑)。

 で、いよいよ開演となったのでござる。

山田晃士&流浪の朝謡

 山田晃士という人は、昔々、「アルージュ」というバンドで若くしてデビューしたシンガーで、同バンドのギタリストは現・筋肉少女帯の橘高文彦だというのは知ってる人も多いだろう。だからと言ってこの山田さんがメタルというわけではない。アコーディオンも入った、昭和歌謡のムード漂う独特の音楽。
 実は私、違うバンド名でメンバーも違うけど、山田さんのステージは観たことがあり(犬神サーカス団の対バンだったから)、その時に今回みたいな音楽をやってたから、どんな音が出てくるかは大体想像がついていたのだ。しかし、元X-RAYでありながら、メタルとは程遠いそんな音楽にも適応出来るロジャーさんはさすがだと思った。

横道坊主

 ロジャーさん以外はメンバー交替。フロントは若いメンバーが3人。ロックンロール系のメタルだった。勢いはあったように思う。
 なお、出演バンドが多いため、全バンドが大体3~4曲で交替、司会進行役が出てきてロジャーさんやバンドのメンバーに話を振って間を持たせていた。

THE SONS

 ギターとベース(とロジャーさん)のトリオ編成だったが、ベースがですよ・・・元ツイストで元ハウンドドッグの・・・

鮫島秀樹!

 やっぱり貫録あるわー。いや、太ってる人のことをよくそう言うんだけど、この人は痩せてます、念のため。キャリアを積んだ人特有のオーラがあるってことです。
 やった音楽は、割と古めのハード・ロックといった感じだったかな?ギターの兄さんが歌ってたけど、なかなかいい感じだった。

石田長生BAND

 CHARとのアコースティック・ユニット「BAHO」でその名を知ってる人も多いであろう、ブルース・ギタリスト。でも、意外にもハードにロックしたプレイが印象的だった。もっと渋いものを想像してたが、「格好いい」という表現が合っていた。

BLACK TIGER

 マリノで有名なギタリスト・大谷令文と、元マルコシアス・バンプのベース・佐藤研二が登場。それにロジャーさんだから凄い組み合わせだなあ・・・と思ったら、実はアマチュア時代、令文さんとロジャーさんは「ゼファー」で一緒にやってたらしい。この名前でピンとくる人も多いだろう。そう、そのバンドのベースは現ラウドネスの山下昌良なのでした。
 専任ヴォーカルいないし、インストやるのかな?と思ってたら最初はやっぱりそうだったんだけど、次の曲でロジャーさんが歌ったのはちょっと意外だった。これがまた、なかなか味のあるヴォーカルで・・・
 演奏はさすがに令文さんだけあって、ハードで格好いいものだった。

 さて、ここまでで2時間をとっくにオーバーしており、もう1バンドくらいなら我慢しようかな~と思ったんだけど、もう2バンドだったからここで済ませておこうと、私は一旦トイレに向かったのだった。大入り満員の観客をかき分けて。ったく、こんだけ長時間になるんなら途中で休憩時間入れてほしいよ。
 で、戻ってきたら次のバンドが始まろうとしていた。

THE 卍

 最初にちょこっと顔を出したローリーが令文さんと入れ替わる形で登場、サトケンさんとロジャーさんはそのまま。
 しかし、これまた凄い組み合わせ。フロントの2人は元すかんち&元マルコシアス・バンプ。つまり、かつての「バンド・ブーム」を牽引した人たちですよ。しかし、その大半は下手な連中だったのに辟易してたのだが、彼らは演奏力も凄い。サトケンさんは「サンフォニックスの奇蹟」で知ってたが、ローリーはTVで何度も観てたとは言え、こうして生で観るのは初めてなので、改めてその演奏力と歌唱力の素晴らしさを実感出来た。そしてスターゆえのオーラが!それまで色ものっぽいイメージで見ていたが、目から鱗が10枚くらい「ごそっ」と落ちた気分だった。

GENKI SESSION

 さてさて、いよいよ本日の大トリ、今回上京した最大のお目当てでござる。難波さんが弾くキーボードがセッティングされた時点で、今日はそれまでキーボード入りのバンドって無かったなあと改めて思った。
 メンバーが続々登場、そして最後に現れた「あの方」は、いつもの如く片手に缶ビール。そして、アロハシャツの下には・・・

真っ赤な「グリコ」のTシャツ!

 某Vのステージでも、ロッカーらしい出で立ちのギタリストと貴公子然としたキーボーディストの間で「わんこ」のTシャツ着て出てきたくらいだから、このくらいは大目に見よう(笑)。
 そして1発目はハンブル・パイの「HALLELUJAH(I LOVE HER SO)」。お馴染みの曲だが、いつも通りの凄い歌唱を聴かせてくれた。続いてNOIZの「いつものように」。このメンバーでのステージは、長いMCも含めて良い意味での「ダラダラ感」が売りなのだが、今回は短時間なので話も短め。そして3曲目でもうラストの曲、スモール・フェイセズの「ALL OR NOTHING」。つくづくこの人はスティーヴ・マリオットが好きなようで・・・いつもなら4時間にも及ぶステージをギュッと凝縮したらこうなりましたという感じだったが、今回も文句なしの歌唱、そして演奏(ここ大事!)を味わえたのだった。

 そしてアンコール。ロジャーさんがちょっと一息入れるからと、司会の人が2曲歌った。元々歌手だそうで、「また逢う日まで」等で立派な歌唱を聴かせてくれた。

 さあそして、この日の出演者のほとんどがステージに登場、レッド・ツェッペリンの「ROCK AND ROLL」を披露。ギターが5人もいれば音がデカいの何のって。で、歌は1番ごとに交替で、3番はグリコ(笑)が歌ったが、やっぱりそれまで歌った人たちとは格段にスケールが違うわさ。
 そんでもう1曲、ロジャーさんが自ら叩きながら歌ったオリジナル曲(だよね?)で全編終了したのだった。

 終わってみれば10時半、しめて4時間の計算になる。実は思ったよりサクサク進行してたらしく、最初は「どんなに遅い時間になるのやら」と心配してたのだが、それには及ばなかったようだ。
 そして、4時間ずっと叩きっ放しのロジャーさんの体力の凄さ。GENKI SESSIONやら玲衣さんのセッションやらで長時間耐久レースが大丈夫な人なのは知ってたけど、1音1音に熱いものが感じられるし、同じ長時間叩いても冷たい印象しか残らなかった某・敏腕(と言われている)ドラマーとは比較にならないと思ったよ(しつこい?)。

 ・・・その後の話は割愛するけど、何だかんだで朝の4時半まで飲んでたので、せっかく取ったカプセルは寝る間もなく風呂だけ入ってチェックアウト、品川から始発に乗って車内で爆睡して新大阪に到着、そして部屋に戻ってまた爆睡、目が覚めたら昼の3時過ぎ・・・何も出来ないままもう翌日は仕事やん、という哀愁の連休最終日となったのであった。

 あー楽しかった。でも疲れた。でもやっぱり楽しかった。そんな複雑な3連休なのでした。

 以上、おしまい! 

 さてさて、お待ちかねの名古屋・東京ツアーのレポにかかります。
 まずは熱い熱いサーベルタイガーのライブから!

 土曜日の朝はろくな睡眠時間を取れないままに、9時過ぎに鶴橋からアーバンライナーに乗ったんだけど、車内で爆睡するつもりがまた眠れず、もうじき名古屋というところで外は土砂降り。大丈夫かいなと思いつつ11時過ぎに到着してみれば、確かに降ってはいたが少し小降りになっていた。

 さて、名古屋名物は今までに大抵食べたし、今回は軽く「あんかけスパ」くらいにしておくかということで、駅前のビル内にある店に入ったのだが・・・ここで大変なことに気付いた。

デジカメ忘れた!

 あーあ、これじゃあちこちで写真撮れへんやん・・・しかし、携帯カメラ君があることだし、今回は彼に活躍して頂くか。サイズや画質を調整して、何とかいつものカメラに近いレベルまでは持ってこれたが、フラッシュが弱いので暗い場所での撮影は厳しい。で、サイズ調整に手間取ったこともあって、今回は食べ物の写真はありません。楽しみにしてた人、残念でした。

 それからタワレコやディスクへヴンに寄って、大阪では入手出来なくなってたラウドネスのライブアルバムを2枚(「LIVE-LOUD-ALIVE」と「8186」)発見、この機会を逃せば次があるかわからんぞってことで即ゲット。また余計な出費をしてしまった(T_T)

 そうこうしている内に開場時間が近づいたのでハートランドスタジオへ。

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 待ってる間にZUMIさんも登場、いろいろ話をしていたら、前の方で待っていた兄さんも会話に加わってきた。こちらさんも長野から出てきたそうで・・・長野のロック・シーンは寂しいもんだと言ってたなあ。

 で、場内に入ったら結構な数の観客が。そして物販にはTシャツやらパンフやらが売ってあり、購入者は終演後にサイン貰えますってことだったが、パンフもDVD付きで高い・・・余計な出費をしてしまってた私は何も買えなかった(T_T)(T_T)

 そして開演時間になり、モーターヘッドの「ACE OF SPADES」が流れる。メンバーが続々登場。あれ?ベースの木本さんは上手側?珍しい・・・と思ったけど、ジェラルドのあっちゃんもそうだから別に珍しくはないか。
 まずは新作「DECISIVE」のオープニング「486-102」(しかしこの数字はどういう意味なんだ?)から「THE HAMMER」。ここで場内は大きく盛り上がる。今回のアルバムは評判も良く、皆がよく聴き込んでいるようで、サビでは場内から合唱が。私も結構ヘビロテしていたとは言え、同時期に出た山下達郎と交互だったから、あまり覚えていなかったりするのだが(苦笑)。
 「AT THE FRONT」の後、アニキ(下山)のMCが入る。「皆よく覚えてくれてるね~。歌ってる俺が忘れてても大丈夫だな」なんてひとコマも(ここで言ったのかは覚えてないが)。

 「HARD WIRE」「屈辱」と古めの曲が続き、その後は新作からの「CROSS YOUR HEART」「VIRTUAL UNREALITY」。 

 この辺だったかな?おもろいMCの入ったのは。

 「今年中には新録ベストの『PARAGRAPH 4』出したいんで、どの曲をやってほしいかネットでアンケートしたらですね、なんと120曲も集まりましてね~。皆がベタな曲を避けてシングルのB面とかの曲を選んでくるもんだから、もうバラけてバラけて選曲が大変だこと。それでも来年になったら30周年終わってしまうから、何とか今年中には出したいと思ってます」
 それに、今回のツアーはかなりのハードな日程で、前日は大阪、この日は名古屋、翌日は東京って、私が見ても無茶だと思ったのに、やっぱり本人たちもそう思ってるようだった。
 「それでも皆さんからパワーをもらえて、こんなに盛り上がってくれて、もう明日のことは考えずに今日ここで燃え尽きてしまってもいいと思ってます!」
 おいおい、そんなこと言ったら東京行く人どうすんだよ。って、その心配は無用だったようだが(3時間にも及んだ大熱演だったらしいし)。
 
 「INTO MY BRAIN」「REMINISCENCE」「BIONIC」と再び新作の曲が続き、それから「PAINTED RED」、久保田さん時代の「NO FAULT/NO WRONG」、そして久保田さん時代の代表的な曲であり、新作でもリメイクされた「LIGHT-THUNDER-LIGHT」!で、新作からの必殺の一撃「ANGEL OF WRATH」で本編は終了した。

 当然アンコール。「RISE 2001」から「VAGUE BLESS YOU」。これまた盛り上がって2回目のアンコール。この日売られていたTシャツを着ての登場で、その宣伝をやった後に何ですがと言いながら「MONEY」。そして「バカで上等!バカで上等!」の煽り文句の後に「FIRST CLASS FOOL」。場内の盛り上がりは最高潮に達して全編終了した。

 トータル約2時間くらいだったが、本当に凄いライブだった。ハードな日程ゆえか、アニキのMCはかなり声が嗄れていたが、いざ歌に入ればそれすらもプラスに変えてしまい、いつも以上に鬼気迫るものが感じられた。
 そして場内も後方までかなりの人が入っていた。前日の大阪が金曜だったから、私と同じように遠征してきた人もいたのかも知れない。それでも後方の人たちも拳を振り上げ、叫んでいたのだから、如何に今回のライブが凄かったかがよくわかった。

 私は何も買ってなかったのでサインは貰えなかったが、貰えた皆さんは満足のようだった。

 その後はZUMIさんと手羽先屋に入ってしばしの御歓談、適当な時間に出て私は駅前のカプセルホテルへ。

 でねえ・・・実はここからが大変だったんですよ。カプセルは満室だったので風呂のみの利用ってことになってしまい、休憩室のリクライニングチェアも一杯。宿の清掃の人に「寝る場所ないですねえ・・・」と言ったら、マッサージ室の横の方に座布団を数枚敷いた上に毛布と枕を用意した状態のものがあったので、「そちらへどうぞ」ってことで何とか寝場所は確保出来たのだった。

 体を置けるスペースがあれば何とか眠れてしまう私であるから、それで何とか朝まで過ごすことは出来た。いい方に考えれば、風呂のみコースになった分、料金が少し安くなってちょっと助かったと思ったりして。

 で、翌朝は名古屋からの始発に乗ろうと思ったけど、起きたのが6時ちょうどくらいだったので、新大阪を6時に出て名古屋が6時40分くらいのやつに乗って東京へ向かうことになったのであった。

 ・・・以上、名古屋編は終わり。続きは明日(の予定)。

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 元々今回のライブはレポする予定じゃなかったんだけど、あんまり凄くて興奮が醒めないので、勢いで書いてしまうと決めた!



 超絶技巧ギタリスト・太田カツを中心にしたアーク・ストーム・・・今じゃジェラルドの方でお馴染みになってるシンガー・佐々井康雄のいるバンドと言った方が、人によっては通りも良いかも知れない。
 しかも対バンは、今回の会場である西九条ブランニューで昨年最多動員数を記録したミンストレリックス。これは美味しいイベントなので見逃す手はないと思って行ったのであった。

 開場時間少し前に到着したら、既にかなりの人数が並んでいた。それでもすんなり入ることは出来たが、ステージ前には多くの人が・・・なので私は(この会場の常連さんなら御存知の)入口付近の手すりのあたりで観ることになったのであった。

MinstreliX

 このバンドを観るのは3回目くらいだろうか。最初に観た時は女性ヴォーカル(外国人。でも関西弁で喋ってた)だったのだが、あんまり強い印象は残ってなかった。よくあるメロスピ系だなと思ったくらいで。2回目は昨年末の「METALLIC DREAM」だった。その時には初代ヴォーカルのLeo Figaro(男性。念のため日本人)が復帰していたのだが、既に同メンバーで先述の最多動員数を記録した後で、その日もかなりのお客さんが来ていたのを覚えている。
 さて、今回改めて観て、バンドのまとまりが強化され、凄く熱いステージングになってたのが印象的だった。私はメロスピ系は大半が冷たい感じがして実際のところあんまり好きではないのだが、このバンドは明らかに他のバンドとは違うと感じた。ステージから発散される熱気、そしてそれに応える観客・・・この一体感は凄いものがあった。今はアルバムも制作中らしいが、これはうまくいけばガルネリウス級にまで大化けするのではないか?そんな予感がした。
 一応補足しておくと、Figaroは歌唱もさることながらMCもなかなかツボを得ており、盛り上げ方が上手いなと思った。歌の最中に時計を見るのが気になったけど(笑)。

ARK STORM

 さてさて、このバンドを観るのは随分久しぶりになる。初めて観たのが03年、東京での「HARD ROCK SUMMIT」。この日は山本恭司・人見元基の13年ぶりの共演が最大の目玉だったからそっちに注目してしまうのは私の場合仕方ないとしても、他にもノヴェラ、マリノ、ハリー・スキュアリーといったベテランが続々出る中で、比較的キャリアの浅い彼らはそんなに強い印象は残らなかった。既に観慣れていたコンチェルト・ムーンあたりと同系統かなという印象くらいで。
 2回目は翌年の熊谷VOGUE(当時)だったが、この時は私の持病が一番辛い時で、会社をしばらく休んでた時だった(そんな時に行くなって?たまには気晴らしも必要なんだよ)。精神的に辛い状態だったから、あんまり楽しく観れなかったし(パフォーマンスが良くなかったという意味ではない)、彼らの前に出てたマリノが凄かったもんで、「出演順、逆にした方が良かったんじゃない?」とまで思ったもんだった(アーク・ストームがトリだった)。

 さて、それから長いこと彼らのライブは御無沙汰だった。キーボードのYUHKIさんはガルネリウスの活動がメインになり、その合間にアルハンブラもあるのだから、こっちに費やす時間が減って行ったという事情があったらしい。リズム隊の2人も他の歌手のバックで忙しくなったらしいし、そして気がつけば佐々井さんはジェラルドに正式加入・・・大丈夫なのか、このバンド?と心配になったものだった。

 で、2年前には唐突にカツさんソロ名義のアルバムが発表され、それに伴うライブも開催された。リズム隊のみ違うアーク・ストームという編成だったので、ほぼこのバンドの雰囲気を味わえるかと思ったが、やはり別物であった。いや、悪くはなかったというか良かったんだけどね。

 そして今年、4月に東京のみで復活ライブが開催されたのを皮切りに、今月に入ってからの東名阪ツアーも決まった。これは見逃す手はないと思ってチケットを購入、この日をまだかまだかと待っていた・・・で、ついにその日が来たってわけ。

 さて、実際始まった彼らのステージだが・・・明らかに以前より凄みを増していた!

 超絶ギタリストにジェラルドのヴォーカル、ガルネリウスやアルハンブラのキーボード、元コンチェルト・ムーンのドラム、そして元・六三四のベースという肩書きだけでも凄いのだが、腕達者が集まっても各自の腕前だけしか印象に残らないといった感じは全くなく、物凄い一体感が感じられた。

 カツさんのギターは、よくいる「イングヴェイ系」とひとくくりにされることも多いけど、今の本家よりずっと丁寧だし、よく比較される島紀史(コンチェルト・ムーン)と比べても指遣いが全く違う。これは実際に両方を観た人なら一発でわかることだろう。

 佐々井さんは、ジェラルドでのまったりした雰囲気とは違い、MCも随分アグレッシブ。そして歌唱も迫力あった。で、各メンバーのソロコーナーもあったのだが・・・華麗なYUHKIさん、ド迫力ドラミングの長井さん、そして重低音の瀧田さん・・・カツさんの凄さは言うまでもない。

 場内も大きく盛り上がって、アンコール1回で(本当はもう1回くらいやってほしそうな雰囲気が会場中に漂っていたが)彼らのステージも終了した。



 今回は2バンドということで両方とも約1時間ずつのステージだったが、どちらもあっという間の1時間だった。ほんまに、両方とも「まだ聴きたい」って思える凄いライブだったよ。
 ミンストレリックスは「今後も観たい」と思えたし、アーク・ストームも、YUHKIさんや佐々井さんの関係もあるからあんまり出来ないだろうけど、またアルバム作ってライブやってほしい、そんな印象を持った。
 あー満足満足。

 さて、昨日の二日酔いを通り越して三日酔いの状態で書き上げた「ナニワ&元基」に続き、翌日の「CREATURE 3」編です。

 私は帰宅してからひとっ風呂浴びてそのまま布団に潜り込んだんだけど、エアコンが効くまで時間かかるからパンツ1枚で・・・
 で、10時半~13時半頃まで3時間くらい寝たと思う。起きた頃に新聞の集金の爺さんが来たが、どうせ爺さんだからいいやと思って、パンツ1枚で玄関に出た。
 それからもうひと寝入りしようかと思ったが、そうしたら寝過して開演に間に合わなくなるからと、そのまま起きてウダウダしていた。で、適当な時間に(勿論ちゃんと服を着て)出発。

 そして、会場まで来たらもう既にそこそこの人数が並んでいた。

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 で、予定を少し回って入場出来、前から2つ目くらいのテーブルに陣取ることが出来た。

 ・・・さて、このイベントは2008年1月のテラ・ローザ1夜限りの復活ライブの余韻も覚めやらぬ9月に同バンド出身ギタリストである足立祐二・鈴木広美・三宅庸介を中心に始まったのだった。その時は2夜連続で(難波ロケッツと平野パンセホールという違う場所だったが)開催され、私は広美さんのバンドに岡垣さん&堀江さんが参加という豪華さに惹かれて初日の方に行ったのだった。
 その後、東京での開催も含めたら今年の5月までに7回くらいやったんだっけ・・・途中、足立さん&広美さんで「CREATURE 2」と題して開催されたこともあったが、私は別件で名古屋にいたので行けなかった。

 で、去年の7月にはそれまで参加していなかった今井さんも含め、何と岡垣さん&赤尾さんまでもが出演。今井さんのバンドはアニカツさん&堀江さんがメンバーだったので、要はテラ・ローザ復活ライブ出演者のほとんど(と言うか板倉さん以外全員)がステージに立っていたという凄いことになっていた。しかし、三宅さんのセクションで岡垣・赤尾両名が出た時こそ「おおっ、テラ・ローザ!?」と思ったが、当時の曲ではなく三宅さんのソロアルバムで両名が参加の曲をやったので、あのバンドの再現とはならず、むしろ解体&再構築したらこうなるというのを感じることとなった。主役はあくまでギタリストたち。あのバンドでは中心だった両名はあくまでゲスト。なので、メンバーが同じでもその趣は全く違ったものになっていた。勿論それが素晴らしかったのは言うまでもない。

 今年の5月には岡垣さんも赤尾さんも出演無しで(でも客席にはおられた)ギタリスト4人を中心に開催・・・となるはずだったのだが(4月には東京で実現していたが)、足立さんが河村隆一の振替公演に出演のため急遽欠席。残った3人での開催と相成った。最後のセッションでの熱いプレイ(&デカい音)が忘れられない。三宅さんの歌った「PURPLE HAZE」は、前日の安達久美・山本恭司・梶原順セッションと同じ人数で同じ編成にも関わらず、倍くらいの音量だったから・・・

 さて、また余談が長くなってしまった。で、その上にまだ余談。私は広美さんのバンド・BLUE SYMPHONYのTシャツじゃなくてKISS?のTシャツを着てきてたのを指摘されたのだった・・・ありゃりゃ、二日酔いで寝ボケてたので、そこまで頭が回らんかった・・・

 そんなこんなで見たような顔が続々入場してくる中、予定を少し回って、いよいよ開演した!

今井芳継(YOSHITUGU IMAI PROJECT)

 今回のトップバッターは、バンド歴代最後のギタリストだった今井さん。いきなりクラシックのアレンジ曲で始まったと思いきや(ソロアルバムに入ってる曲なのはわかってます)、次はベーシストのラップが入るという突飛さ。この人はこういう斬新さが売りで、KORNやらスリップノットやらが苦手な私ではあるが、斬新ではありながらも基本には伝統的なスタイルを持っているから、最後まで違和感を感じることなく聴き通すことが出来た。で、今までこの人は30分くらいで終わることが多かったが、今回はやや長めの持ち時間。いろんな小技を随所で見せつけながら、その熱演をたっぷり味わえた。
 なお、ベーシストは手を怪我しながらも演奏をしていたとのこと。最後までそれを感じさせない素晴らしいプレイ、見事でしたm(__)m

三宅庸介(STRANGE, BEAUTIFUL & LOUD)

 まずは音合わせの段階からギターの大音量に耳を奪われる。この人はとにかくまず「音がデカい」という印象が強いんだなあ・・・
 で、このバンドのリズム隊は山本征史(Ba.)&金光健司(Dr.)。要は、ギターを島紀史に替えたら「STAND」になるわけで・・・でも、そっちのメインは征史さんだし、こっちはあくまで三宅さんが主役。そうなったら当然出てくる音楽は別物になる。
 で、その「デカい音」の三宅さんのセクションは・・・斬新な今井さんとは打って変わって、インスト版ジミヘンといった趣の古風な音。毎回思うんだけど、テラ・ローザの歴代ギタリストにはいわゆる「様式美」をやり続けている人はいない。と言うか、あのバンドの出身者で今も頑固に様式美HRを追求しているのは岡垣さんのみ。とある人の指摘なんだけど、岡垣さんの意向で「敢えて」リッチー直系のタイプを入れなかったのではないか、と。確かに、そのおかげで他の様式美バンドとの差別化に成功したのではないかと思える。
 さて、場内を60年代終盤~70年代初頭の世界にタイムスリップさせた三宅さんの演奏にすっかり惹き込まれ、これまた「あれ?もう終わり?」という感じでこのセクションも終わった。

鈴木広美(BLUE SYMPHONY)

 今回、唯一の鍵盤入りの編成。Key.担当の岡田氏は、最近RACHEL MOTHER GOOSEなんかでも活躍してるし、いろんなところで引っ張りだこ。いつも女性鍵盤奏者ばかり観てるように思われてる私だが(それは間違いではない)、彼が実に素晴らしい腕の持ち主だということはよくわかってるし、これからの活躍が大いに期待される。
 しかし、その彼もパソコンを手に入れたのはつい最近だそうで・・・(笑)
 現在はすっかり不動となったこの編成で新作を制作中、年明けには発表予定とのことで、お馴染みの曲と新曲がバランスよく披露された。
 鍵盤入りということで、他の出演バンドより洗練された雰囲気ではあるが、そんな中でも広美さんのギターは時に激しく、時に優しく奏でられるのであった。
 で・・・広美さんの話では、今回のイベントは年末くらいにやりたかったけど、前回出られなかった足立さんのワガママ(笑)でこの時期に開催されることになったそうです(爆)。 

足立祐二(YOU'S ALIEN)

 いよいよ今回のトリ。ワガママ(笑)で今回このメンバーを集めた足立さん、毎度お馴染みウッディーさん&内装屋さんとのトリオ。
 バンド名と同タイトルのアルバムを出したのがかなり前なので、やる曲はいつもとほとんど同じなんだけど、毎度のことながらその味わい深いプレイには感動させられる。むせび泣く曲やら激しい曲やら、どれもギターが「歌ってる」のが感じられるんだな。
 そして・・・これも毎度お馴染みなんだけど、ウッディーさんとの漫才がまた楽しい。
 「前回僕は出られなかったんだけど、このままじゃ僕だけ仲間はずれみたいじゃないですか」
 ・・・自分でそれを選んだくせに・・・
 「だもんで、ブルーシンフォニーズ・スズキーズヒロミーズに掛け合ってですね、三宅君と今井君も僕に賛成してくれたから、3対1の多数決で今回の開催となったわけですよ」
 他にも、内装屋さんが公園で鳩の餌を体中に撒いて、顔だけ出して全身鳩だらけになった様子はヒッチコックの「鳥」みたいだったとか、まー相変わらず喋ること喋ること・・・
 それでもしっかり予定された曲数はこなし、1時間をオーバーする熱演となったのであった。

 で・・・その後に本当はギタリスト4人によるセッションが予定されてたんだけど、時間の都合で中止になりましたとさ。足立さん曰くは、自分があれだけ喋らなくても既に押してたということですが。

 セッションの中止は残念だったけど、今回の内容は本当に良かったと思う。去年7月のも凄く良かったんだけど、あの時は私の中では「アナザー・テラ・ローザ」と解釈されてるので、本当にギタリスト4人がそれぞれのメインにしてるバンドで開催された今回は、真に4人がそれぞれの持てる技量を最大限に発揮出来たという意味で、非常に意義深かったと思う。

 ・・・さて。その後は店内でしばらく飲んでご歓談。日付が変わる少し前には退出にかかったので、皆さんは店を替えて飲むことになったようだが、私は翌日(通院のため少しゆっくり目の出勤予定にしてもらってたが)仕事なのでそこで帰宅ということに。

 当日出演の皆さん、お疲れ様でした。また次回の開催を楽しみに待っております!

 ライブ2連チャンは2ヶ月ぶり、しかも2晩とも濃い~内容だったから、ここ最近やってたみたいな走り書きで2日分まとめて1回で終わらすというのは無理そうだ。それでなくても最近は2日分要約して書くつもりが書いてる内に調子に乗って濃密な内容になってきて、結局「別々に書いた方が良かったな」と思うようになってきてるし、今回の2連チャンも今の時点で、まとめて書いたら制限字数オーバーするのは目に見えている。なので、今一度原点に立ち返り?別々に分けて書きます。その方が読む方にとっても読みやすいかな?と思うので。

 では、1日目のナニワエキスプレスから行きます!

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 昨年末のVフィーバーから年をまたぎ、2月に恭司さんソロライブを観るために東京遠征、4月には玲衣さん&アンジーさんのセッションが新横浜であるからと、3月のナニワ&元基さん(目黒ブルースアレイ・ジャパン)は断念してたのだが・・・周知の通り、ナニワのライブ前日に大震災が起き、それでもライブは開催されたが、かなり端折った内容だったらしい。近郊の方でも行けなくなったという声が聞かれた。そして気がつけば玲衣さん&アンジーさんの方も中止になり、そのチケット代&遠征費はジェラルド東京公演に化けたわけだが・・・

 今年はもう、Vはやらないだろうという線が濃厚になってきたのと、珍しく恭司さんが関西方面にちょくちょく来てくれるようになったから、東京&名古屋遠征も含め、今年に入って恭司さん関係のライブには5回行った。で、先日の玲衣さん参加の「TIMチョ&宴ROCKS」をはさみ、いよいよ今月から3ヶ月連続の元基さん、というわけだ。当分一緒にやらない(やれない)のなら、バラで観て頭の中でミックスするしかないでしょってことで。

 また無駄話が長くなったのでそろそろ本題行こう。

 どうせ終演後も朝までコースになるだろうからと、たっぷり昼寝するつもりが1時間くらいで起きたので、あれこれやってる内に程よい時間になり、京都へ出発。会場のRAGに到着したら、まだ場内はまばらな状態だった。しかし!私は立見券なので座れないのである(T_T)
 そうこうしてる内に会場も埋まって行き、私はビールを2本(値段が高い・・・)飲み、いい気分になって開演を待った。知ってる顔も続々発見、というか常連さんはどこに行ってもいらっしゃるようで・・・

 さて、予定を10分くらい(だったかな?)押して開演!

 まずはナニワのメンバーによるインスト。ノリのいい曲を2曲やった後、「EARLY BIRD」と紹介されたしっとり系ナンバー。勿論、高中正義とは違う曲。いつもはインスト2曲の後に「あの方」が登場なんだけど、今回はちょっと違った攻め方で来たな・・・

 さて、ここで「準構成員!」と紹介され、入場してきたのは・・・はい、言うまでもなく「あの方」・・・

人見元基!

 片手には(いつもの如く)缶ビールが。そして、何だかジャズっぽい曲を歌い出したなと思ったら、それがだんだん聴き覚えのある曲だとわかる・・・「MOVE OVER」!その大胆なアレンジにちょっと(かなり)驚いた。次の曲は・・・曲名わかりません(T_T) でも、元基さんの歌もナニワの皆さんの演奏も何だか凄かったことはよく覚えている。
 それからMCを挟み、「SUMMERTIME」「SITUATION」と続く。あれ?今回はZEPやんないの?でも毎回ZEPばかりってのもどうかな~と思うし、そろそろ違った選曲もいいでしょ。ここで第1部終わり。

 で、しばしの休憩時間の後、第2部。再びナニワのメンバーによるインストを3曲。歌が始まってしまえば元基さんの方に視線が行ってしまうのは仕方ないとは言え、こうして改めて本来のメンバーだけの演奏を聴けば、皆さんが凄い演奏力の持ち主であることがよくわかる。清水さん&力哉さんのリズム隊の強力さもさることながら、岩見さんのギターも中村さんのキーボードも素晴らしい!やはり元基さんの歌と対等に渡り合えるだけの人たちだけのことはある。

 ここで言っておきたいんですけどね~、元基さんの歌「しか」聴いてない人、歌の間はそれで構わないけど、歌ってない演奏の間は、もっと演奏陣に注目した方がいいですよ。如何にこの人が高度な演奏力と強力な個性を持った人たちと一緒にやってる時にこそ実力を発揮出来るかってこと、それをもっとわかって頂きたい。VOW WOWと言いGENKI SESSIONと言いこのナニワと言い、誰もが凄い人たち。そんじょそこらのシンガーなら、完全に演奏に食われてしまう。また、元基さんも味気ない演奏をバックにしたんじゃ、その歌唱を支えきれない。それをはき違えて○○は鬱陶しいとか言うのは・・・「まだ根に持ってんのかよ」と言われそうだから、この辺でやめときます。

 また余談が長くなったが、ここで再び元基さんが登場。ZEPの「TRAMPLED UNDER FOOT」・・・と思いきや、かなり大胆にアレンジされた「SUPERSTITION」だった。
 次も曲名わかんないけど、ブルースっぽい曲で元基さんの絶唱が味わえた。この辺で「今日はツェッペリンはやりません」とか言ってた気がするが、結局その後に出てきたのは「COMMUNICATION BREAKDOWN」だった(^-^)
 その後は「GOOD TIMES, BAD TIMES」「WHOLE LOTTA LOVE」と続き、やっぱりこのメンバーで聴くZEPはいいね~と思いつつ、本編終了。

 その後は当然アンコール。まずは「HEARTBREAKER」。しかし、リハやってなかったそうで、最後は何だかグダグダな状態で尻切れトンボ・・・でも、これはこれでまた良しと思える。どこかの有名バンドの看板シンガーみたいに観客をなめ切った態度を取ってるわけではなく、本人たちも観客も楽しめたからいいってことで。
 その後は客席からやってほしい曲を皆が好き勝手に叫ぶ。「BURN」「STAIRWAY TO HEAVEN」をこれまた端折りまくったグダグダバージョンで披露、どっちも適当なとこで終了。ちなみに、元基さんは後者の歌詞を覚えてないそうで・・・だから「ZEP三昧」と題したライブでもやらないみたい。
 で、ラストは結局、皆が馴染んでいる「ROCK AND ROLL」でビシッと締めてくれた。

 さて・・・これで終わるわけではありません!

 三度ステージにメンバー&準構成員(笑)が上がり、スペシャルなゲストということで呼び込まれたのは・・・

安達久美!

 実は、開演前からその姿は見てたので、いつも清水さんと一緒にやってる関係で観に来たんやな~と思ってたんだが、まさか演奏に加わるとは思わんかった。そして、ドラムは力哉さんの息子さんが!そして始められたのは「ROCK ME BABY」。久美さんのギターはいつも通りの格好良さだったが、力哉's sonは親父さんと比べると迫力不足かな?でも、十分な腕前ではあった。
 場内は大いに盛り上がり、これでやっと全編終了した。

 いつもと違ったセットリストで、しかも大胆なアレンジを施した曲もあり、彼らの言う「このメンバーで、これからも新しいことにトライしていきます」って言葉は大いに納得出来た。観客をなめ切った某シンガーが苦し紛れに言った「トライ」とは全く次元が違うってこと。

 で、10月は東京でまた同じ組み合わせでやるんだけど、きっとこのメンバーのことだから、今回と同じではない、期待以上のものを観せてくれることを期待してます!

 ・・・さて、終演後はこの店、朝まで飲めるから顔見知りが集まって例の如く朝まで一緒に飲んだんだけど・・・いやー、これまた凄いものが観れましたよ。
 夜中の2時過ぎくらいだったかな?まさかまさかの「第3部」と称して、本来のメンバーの一部とゲストによる演奏(&歌)を2曲くらい聴けたんだから。これは超ラッキーだったな。

 そんなこんなで、気がつけば朝の5時。私はまだ今晩もあるんだよ~と、とにかく電車に乗ったら寝るぞと決心して京阪電車に乗り、予想通り爆睡して、終点から折り返して途中で目が覚めて「あれ?枚方まで戻っとる」とか言って反対方向に乗り換えてまた爆睡して折り返して守口で気が付いて・・・を繰り返し、京橋で環状線に乗り換えてから鶴橋で近鉄→自宅の最寄り駅までは何とか起きて、遅めの朝飯(早めの昼飯とも言う)を食べて最終的に帰宅したら10時くらい・・・普通に帰ったら2時間かからないのに、何で5時間もかかるんだよと思いつつ、まだ眠たいのでとりあえずその晩もあるからと、もう一度寝たのであった。

 ・・・以上で1日目のレポは終わり。2日目「CREATURE 3」はまた明日書きます。そちらもお楽しみに!

 

 これはバンド名なのか?イベントのタイトルなのか?首をかしげる方も多いだろう。私も不思議に思った。で、多分両方兼ねてるんだろうな~ということで納得してみた。

 さて、何でそんな得体の知れない?ライブのためにわざわざ神戸まで、しかも金曜日に大急ぎで仕事終えてすっ飛んで行ったかと言うと・・・

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 どうです、このメンバー。凄いでしょ?
 カシオペアにもかつて(今も?)在籍、URUGOME等でその凄腕を見せつけるカリスマ的ベーシスト、元TWINZERで数々のセッションに参加、素晴らしい歌唱を聴かせるシンガー、FENCE OF DEFENSEを率い、水樹奈々のツアーにも同行しているギタリスト、元VOW WOWで故・忌野清志郎のバックでも活躍したキーボーディスト・・・ドラマーはよく知らないが・・・が一堂に会してるんですよ。こりゃあ私が観たくなって当然でしょ。

 私の場合、勿論目当ては・・・

厚見玲衣!

 そりゃあVOW WOWに関してはあーたらこーたらうるさい奴だから、近年は滅多に関西まで来ないこの人が来るとなったら行かないわけにはいかない。4月のアンジーさんとのセッションが震災の影響で中止になったこともあり、やっぱりこの人の演奏も聴きたいという欲求が溜まってきたわけで。今年は既に山本恭司5回観てきて、来月以降は人見元基3回が既に決まってるから、この人をすっ飛ばすわけにはいかないでしょ?

 さて、そんなこんなで開演時間近くに会場に入ったら・・・あらら、客の入りが寂しい。全部で30人少しくらいじゃなかったか。繰り返すけど、こんな凄いメンバーが集まってるのに、何ですかそれは。水樹奈々のライブで北島さんのギター凄い!と感じてこっちに来る人は・・・いないのかなあ・・・でも、ここに集まった人は「本物」がわかる人たちだと信じたい。高度な技術と熱い魂を持った「本物」を観たいという人たちだけが来ていればそれでいいのさっ。

 さて、予定を10分くらい押して開演。まずはカクタスの「BAD STUFF」から始まり、ジェフ・ベックの「SITUATION」へ。これらの曲名はその後のナルチョ(鳴瀬)さんのMCでわかったのだが、最初から凄いテンションで惹き込まれる。歌も演奏も皆さん言うことなし。
 玲衣さんは、いつものハモンドやらメロトロンやらの要塞ではなく、赤いNORDが1台だけ。まあ、あの要塞を運ぶのは大変だし、たった1台でもいつもと変わらぬ凄い腕前を見せつけてくれたから満足。

 さて、ここでナルチョさんのMCが。「TIMチョ」というのは、彼が敬愛するティム・ボガートになり切ってという意味らしい。「この中でティム・ボガート知ってる人いる?」の質問には、私含めて少ししか手が上がらなかった。念のため、ヴァニラ・ファッジ~カクタス~ベック,ボガート&アピス(以下BBA)で活躍した、ロックの歴史に大きな足跡を残した人である。今は何やってるのか知らないけど。
 「今回は70年代のロックを中心にやります」という口上の後、メンバー紹介の中で玲衣さんの番になった時、玲衣さんは「JUMP」(ヴァン・ヘイレン)のイントロを・・・「それは80年代じゃん」というツッコミが入る。で、「MASK OF FLESH」「ROCK YOUR CRADLE」(両方VOW WOW)のリフを・・・さわりだけ弾いて一部の人にウケた。
 まーしかし、ナルチョさんの喋ること喋ること。オヤジギャグも連発で、こんなおもろい人とは思わんかった・・・

 その後は「SWEET SWEET SURRENDER」(BBA)と、もう1曲バラード(曲名わからず)をやって再びMC。

 さてさて、次がですよ・・・「YOU KEEP ME HANGING ON」(ヴァニラ・ファッジ)と紹介されたんだけど、いつもVOW周辺のセッションで玲衣さんが歌ってるからこの曲も?と思ったらやっぱりそうだった。生沢さんっていう凄いシンガーがいても、この曲は譲れないのね。

 続いてナルチョさんのベースソロ。この人の演奏を生で観る(聴く)のは初めてなんだけど、さすが名だたるプレイヤーだけあって、凄まじいプレイだった。続くインスト曲では各自のソロがたっぷり味わえた。北島さんも生は初めてなんだけど、やはり凄い演奏だったし、唯一よく知らないドラマーの城戸氏も親子ほど年の離れたメンバーの中でその腕前を見せつけてくれた。とにかく迫力あるし、小技も披露してくれるし、そして熱い!名手と言われる小○原○なんかよりよっぽど・・・これ書くと危険だからやめとこうか。

 この間に生沢さんは一旦ステージから消えていたのだが、ここで戻ってきて「BRINGING ME DOWN」(カクタス)を歌い、続いて生沢さん自身が歌いたかったという「LOUISIANA BLUES」を。ポール・ロジャースがアルバム「MUDDY WATER BLUES」で歌ってたのが素晴らしかったからという理由らしいが、この人もやっぱり上手いわ。

 続く「GOING DOWN」(ジェフ・ベック)ではとうとう玲衣さんも腕を振り回した。出た!やっぱりこの人はこれがないとね。
 そんでやねえ・・・次が本編最後だったんだけど・・・盛り上がる曲なのに、私は全く知らない曲だった。歌い出しで♪SHOTGUN~とか歌ってたように思うのだが。このままじゃ落ち着かないので、誰か曲名わかる人、教えて下さいm(__)m 出来たら中盤のバラードも。

 ここでメンバーは一旦退場。当然アンコール。「BORN TO BE WILD」(ステッペンウルフ)で再び玲衣さんが腕を振り回す。そして「SUPERSTITION」(BBA)。恭司さんや元基さんが歌ってるのは何度も聴いてるが、生沢さんの歌声で聴くのもまた違った味わいがあって良し。
 以上で約2時間のステージは終わったのだった。

 熱いステージを終えた後、まず玲衣さんが客席に降りてきた。私は既に物販で購入したDVDにサイン頂きましたよ。

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 去年の5月に新横浜で開催された、いろんなトリビュート・バンドのギタリストを迎えたスーパー・セッションのものなんだけど、今朝観たところではこれまた濃い内容で満足出来た。

 その後、ナルチョさんと生沢さんも出てきたが、ほとんど話出来なかったのよね~。他のお客さんたちと盛り上がってたから。

 まあしかし、錚々たるメンバーで熱いステージを観れて、神戸まで(しかも平日に)行った甲斐はあった。もっと多くの人にこの素晴らしさを知ってほしいという思いも残ったけど。

 昨日は元々、アンセムだけの予定だった。恭司さんの方は、HPに案内が上がった段階で第2部完売という「何じゃそれ?」という状態だったので(第1部は「残りわずか」だったけどアンセムの公演時間と重なってる)・・・でも、勢いで結局行ってしまった。完売なのに?その辺は後で書くとしよう。

ANTHEM

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 いつもこのバンドのライブ会場は、わかりやすいアメ村のBIGCATなのに、なぜか今回は梅田のAKASO。ここは場所がわかりにくく、前身のバナナホール時代から、いつも到着までに迷ってしまう。すんなり行けたことって1回くらいしかないんとちゃうかな。今回も迷うことを計算に入れて早めに出たが、やっぱり(近くまで来てるというのに)さんざん迷ってしまった。
 それでもどうにかこうにか開場時間過ぎには到着。まだ整理番号順に入場させてる途中だった。私は結構ギリギリにチケット買ったため、番号は後の方。まあ、それでも「遠くて見えん」ということはないので、いつも客席後方でゆったり構えているのだが・・・とは言え、始まってしまえばノリノリになっているが。

 さて、定刻通りにお馴染み「HEAVEN AND HELL」(ブラック・サバス)が流れ、メンバーが続々登場。ここで既に場内はグワーッと盛り上がる。
 今回は新作「HERALDIC DEVICE」の発表記念ということで、そこからの曲が中心。結局、通して聴いたのはまだ1回だけなのだが、勢いのある曲の多い好作品なので、場内も引き続き盛り上がっていた。
 適当なところで前作までの曲を挟み、英三さんの軽妙なMCも入る。この辺はいつも通りだが、いつも燃えてしまうんだよね。

 終盤、まさかの「VENOM STRIKE」をやったのには驚いた。いつも1曲くらいは森川さん時代の曲もやるんだが、この選曲は意外だったし、何か嬉しかった。そして「BOUND TO BREAK」でいつもの如くぶっ飛び、「GRIEVE OF HEART」でピークに達して本編終了。

 ここまでで1時間半。あれ?去年より短い・・・去年は25周年ちゅうことで大内・福田・森川3氏も帯同してのスペシャルなものだったから、3時間オーバーなのは異例ということで、まあ普通はこんなもんでしょう。
 で、アンコールが3回あったんだよね。2回目までで「RUNNING BLOOD」やら「WILD ANTHEM」やらが出て、それでも満足しない観客たちが3回目のアンコールを要求して、「ONSLAUGHT」で全編終わったのだった。

 しめて2時間少し。去年よりコンパクトだったけど、中身は十分濃かった。いやー、満足満足。

 ここで体力を使ったので普通は「さあ帰ろう」となるのだが、まだ8時過ぎだし、恭司さんの第2部は9時スタートだし、まだ時間はある。ひょっとしたら、当日ドタキャンが出て入れるか・・・?を期待して、直帰せずに難波まで移動しようと決めたのだった。これって、美味しいものを食べた後にまだ違うものを食べたくなるとか、酒飲んでたら気分良くなって「もう1杯!」を繰り返すのと同じ心境かも。

山本恭司

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 今回は、2月に東京まで行ったソロライブとは違う、「弾き語り・弾きまくり」シリーズの一環。いわゆるソロライブではバックのメンバーもいるのだが、今回はほんまに恭司さん1人による文字通りのワンマンショー。実は昨年末の京都RAGでご本人に「関西でも『弾き語り・弾きまくり』やって下さいよ」と(酔った勢いで)直訴した手前、やっぱり行きたいな~と思ったのだった。

 会場の「SOUND IN」は小さなライブバーらしいから、恭司さんがHPに発表した時点では既に常連さんで埋まってしまってたらしい。でも、受付で(ダメ元で)「予約してないんですが、どうでしょう?もう満員って聞きましたが・・・」と聞いてみたら、何と入場OK。どうやらほんまにドタキャンが出て、その代わりに入れることになったようだ。ほんま、奇蹟ですよ奇蹟。つくづく、この人に関しては「奇蹟」続きなようで・・・

 やっぱり、飛び込みで申し込んだために、私の席は団体さんと相席。しかも、白髪頭だったりハゲ頭だったりの御年配の方々。それでも観れるだけで御の字ってことですよ。相席の皆さんも気さくな方々で助かった・・・

 で、予定を20分くらい押して恭司さん登場。まずはアコースティック1本での「弾き語り」コーナー。ワイルド・フラッグ+2のBOW WOW時代の「極楽トンボ」で始まり(原曲のVo.は堀江哲也だが今回は本人Vo.)、オリジナルBOW WOWの「SILVER LIGHTNING」のアコースティック・バージョン等をやり、まさかのVOW WOW「YOU KNOW WHAT I MEAN」も!元基さんと同じキーで歌えるわけがないので、キー下げてるんだろうけど、違和感なく聴けた。
 で、1曲終わるごとにMCを入れて、お客さんとの会話のやりとりもあったんだけど、「この中で去年のVバウ(BとVを口頭で区別するためにこう言っていた)来てくれた人、いるかな?」との問いかけに私は勿論挙手したが、合計3人くらいだった。「大阪でもやって下さい」との声に「厚見君の機材が多過ぎるからね~」「やれる内にまたやりたいけど、次は元基が定年になる頃くらいかな?」と答えていた。去年は元基さんが派手に活動したために、学校側からそのことに何か言われたらしいという話も。

 1時間弱で「弾き語り」コーナーは終わり、一旦休憩に。
 私と相席だったおっちゃんが「歌はそこそこやけど、ギターはごっつい上手いな」って・・・

当たり前だっつーの!

 そりゃあ世界の山本恭司なんだから。で、同じ団体のおばちゃんが「東京まで行かれたんですか?」と聞いてきたから、その辺の話も少しした。2日通し券が18000円だったと言ったが、今回の3000円もブルーノートなんかでやるよりずっとお得という話をしてた人たちだし、日本屈指の鍵盤奏者と伝説のシンガーも一緒なんだから、それ以上の値打ちはあるなと納得してくれていた。

 そして、ギターをエレクトリックに持ち替えての「弾きまくり」コーナー。まずはE-BOWを使っての尺八奏法を披露、さっき「ギターはごっつい上手いな」と言ってたおっちゃんが「小泉八雲のでもやってはったな」って・・・勿論、佐野史郎と一緒にやってる「怪談」のことなんだけど、恭司さんじゃなくて「この店」の常連さんだからよく知らないと思ってたら、意外な活動を知ってるのね・・・
 で、恭司さんはそこでやってる効果音を披露。寺の鐘の音とか、犬の鳴き声もギターで再現してた。

 そこからはソロアルバムからの曲を中心にやって、本編終わりになったんだけど、アンコールでは店のマスター(この人もギタリストだったりする)と一緒にサンタナの「EUROPA」!しかし、恭司さんの音でこの曲をやられると何か違和感が・・・むしろマスターの方がサンタナっぽかったり。そして「もう1曲やろうか!」でジミヘン「PURPLE HAZE」。えー、今年になって恭司さん関係のライブは5回目なんですが、その内4回この曲をやってる計算になるんですが・・・でも、お馴染みの曲とあって、すっかりはまりまくっていた。
 
 全部終わったら2時間くらいで、時計は11時半を指していた。遅いのでもう帰ると決めたが、私は満足、相席の皆さんも口々に「良かった。良かった」を連発していた。
 そして私は、マスターに「飛び込みなのに無理言って入れて頂いてありがとうございます」と感謝の言葉を伝えて店を出た。



 ・・・今回はアンセムのレポがメインになると思ってたのに、結局恭司さんの方で字数を取ってしまった。まあその辺は思い入れの度合いもあるんで、大目に見てやって下さい。

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