カテゴリ: LIVE!2010

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 さてさて、昨年のライブ納めとなったこの日のことも書いておかねばならない。

 前日の仕事が終わってから飲みに行って、結局帰省の準備はその晩の内には出来ず、当日の朝起きてからやる羽目になってしまった。どうせライブ終わったらRAG店内で朝まで飲むだろうし、そうなったらその足で田舎へ、となることを予測して29日当日の準備となったわけだが、慌ててやったもんだから、途中で忘れ物に気付きましたがな。まあ、どれも途中で買えば良いものばかりだったからそうしようってことで、引き返さずに京都まで向かったのであった。

 RAGに到着すれば開場時間くらいになってた。店内に入れば、いつものテーブル席ではなく、「GENKI SESSION」の時と同じような椅子を並べたシアター形式。まあ、この出演者ならそれも当然だろう。チケットも発売当日は午前中仕事で、午後から部屋に戻ってRAGに電話してやっとこさ取れたのが既にサイド席ってことで、どうせ上手側のカウンターか下手側のソファーだろうなと思ってたら、案の定後者だった。
 ステージとの間にはデカい柱があるから見えにくいだろうな~と思ったが、まあ何とか上手側から中央にかけては見えるポジション。前方にはモニターTVもあるし、見えないところはそっちでカバーすればいいさ?てことで。

 さて、7時半になり、いよいよ開演。メンバーがゾロゾロと入ってくる。恭司さんは上手側だから、私の位置からはかえって観やすい。主役のはずの(ゲストが豪華だから割を食ってしまってるような気も)久美さんは下手側。私の位置からはやや見えにくいが、全く見えないということもなかった。

 そして1発目は「LED BOOTS」。名古屋で観た安達久美・山本恭司・梶原順セッションでもやった、ジェフ・ベックの曲。あの時は恭司さんの存在感に久美さんが圧倒されていたように思うが、その後何度も共演した成果なのか、今回はかなり自信がついたようで、互角とは言えないまでもかなりいい感じでバトルを繰り広げていたように思う。
 ベースの清水興さんもナニワエキスプレスを率いているだけあって腕前に言うことはないし、驚いたのは中学生ドラマー・平陸(たいら・りく)。何でこのメンバーの中で中学生?と思うのだが、これがなかなかの凄腕。大人顔負けのプレイで驚かせてくれた。

 この曲が終わったら、久美さんによるメンバー紹介。陸君の時にも大御所2人に負けないくらい大きな拍手が。

 次はビートルズの「COME TOGETHER」。まず久美さんが歌い、2人のギター・バトルの後、恭司さんが歌った・・・と思う。
 恭司さんのMCを挟んでジミヘンの「LITTLE WING」。これは恭司さんが歌った。次は久美さんが歌う「HIGHER GROUND」(スティーヴィー・ワンダー)。それから恭司さんのソロ・インスト曲「MARS」で2人の壮絶なバトルを聴かせ、またもや恭司さんの歌うジミヘン「PURPLE HAZE」。ワイルド・フラッグのライブでもやってるが、ギターが2人になるとまた一味違った感じで良し。

 そして久美さんのソロ・インスト曲「WINNERS!」で第1部は終了した。

 それから20分くらいの休憩を挟み、第2部スタート。第1部の4人に加え、出てきましたね~、数日前にVOW WOWとしてその壮絶な歌唱を聴かせた、元基さんが!その手にはいつもの如く、ボトルが(笑)。

 まずは「GENKI SESSION」でもお馴染みの「I GOT THE FIRE」(モントローズ)。この人がヴォーカルの時って、鍵盤なしのシングル・ギター編成のバンドなら「東京タワーズ」があったけど、ツイン・ギターってのは珍しいんでないかい?しかし、その凄まじいヴォーカルは完全に「この人が主役!」となってしまう。えー、今日の主役は下手側の女性ギタリストのはずなんですけど・・・
 続いて「SITUATION」。誰の曲だっけ?目黒でのナルチョさんとのライブでもやったらしいけど、ガッチリ構成されたVOW WOWの曲とは違い、自由な雰囲気のこういう曲での元基さんの歌唱もまた格別。

 ジェフ・ベック(BBA)の「SWEET SWEET SURRENDER」の後はMCコーナー。恭司さんが「BOW WOWでデビューした後、キッスの前座もやったんだよ」ってことで「DETROIT ROCK CITY」のイントロを弾き始める。しかし、清水さんがキッスをコピーしたことがないからと、さわりだけで終了。元基さんの歌うこの曲、聴いてみたかったような。
 続いて恭司さん、「この中で渋谷のVOW WOW来てくれた人、どのくらいいるかな?」と問いかけたらかなりの人の手が挙がった。そして「チケット取れなかった人!」に数名が挙手。「では、来れなかった人のために、この曲」と言って、「LOVE WALKS」を・・・さわりだけ。でも元基さんは♪ら~ぶうぉ~くす~・・・まで歌ってくれた。さすがに鍵盤いないし、全部は出来ないからそこでおしまい。

 「ROCK ME BABY」に続いて「WHOLE LOTTA LOVE」(レッド・ツェッペリン)。ナニワとのライブでも披露されたけど、やっぱり元基さん凄すぎ。
 次の曲名は・・・わかりません。わかったら修正入れます。そしてまたまたジェフ・ベック(BBA)の「SUPERSTITION」。恭司さんも何度も歌ってるし、玲衣さんも歌った動画を観たことあるけど、やっぱり元基さんのは桁違いだわさ。

 ここで本編が終了、当然アンコール。5人が再登場して演奏されたのは再びZEPの「ROCK AND ROLL」。場内を興奮の渦に巻き込んで、全編が終了した。

 このメンバーだから、Vの2人に目が行くのは仕方ないけど、久美さんも凄い健闘してたし、陸君も何の違和感もなくはまっていたのが凄いというか・・・あーしかし、凄いライブ納めになりましたわい。

 終演後は店内で飲んだわけだけど、この日は結構な人数が残ってたな。まあ、その辺のことはあんまり詳しく書くと差し支えの出る人がいるから書かないけど・・・

 で、深夜4時過ぎにお開き、始発で一旦部屋に戻ることにした・・・が、案の定電車の中で爆睡、終点から折り返して守口あたりまで来てしまい、少しの時間のロスの後、無事に忘れ物を全部カバンに入れて帰省の途に就きましたとさ。チャンチャン。

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 そして第2夜です。第1夜の部はこちらへどうぞ。→ http://blogs.yahoo.co.jp/rainbowrising0203/18511798.html

 いきなりのハチ公は何やねん?いやー、この日の昼食会の集合場所がここだったのと、バンド名を引っかけて。またもや会場の写真がご覧の通りのお粗末さだから、せめてもう1枚お茶を濁す意味でと解釈して下さい(笑)。


 五反田のネットカフェで目覚めた後、とりあえず風呂に入りたいし~と思って、浅草へ向かう。なぜ浅草?朝早くからやってる東京の銭湯は、そこしか知らんという事情もあるのよね。

 雷門やら浅草寺の本堂やら、更には建造中のスカイツリーの写真を撮影しつつ、今回の東京行きの、会社でのアリバイ用の日程ストーリーが徐々に出来上がってきた。初日の昼はまず、中・高の同級生と食事、その晩には大学の同窓会やって、翌朝は浅草見物、午後から台東区の区民館で詩吟して、その晩に打ち上げしたので帰れないのがわかってたのよ、という強引なシナリオ(爆)。
 
 で、目当ての観音温泉でゆっくり温まった後はまたもや新宿へ向かい、「一蘭」のラーメン食べてからネットカフェで時間つぶし。それから1時に渋谷集合ってことで、最初のハチ公の写真になるのです(笑)。
 NOJIREALさん、ZUMIさん、はるはるさん、がーさん、そしてましゃネコさん&娘さんで会場へ行く途中にあるイタリア料理の店でまったり食事。私は例によってたんまり飲むわけだが(笑)。
 やがてNOJIREALさんたちの仲間の方々も合流。そうこうしている内に開場時間が迫ったので会場に向かった。

 この日は前日みたいな長蛇の列はなかった。DVDがたんまりあることがわかったから、というか2夜連続の人が多く、既に買ってしまったから余裕のよっちゃん、ってことだろう。

 この日の席は、ほぼ中央の2列目!つまり、元基さんの真ん前ってこと。のみならず、メンバー全員拝める好ポジションである。いやー、この前の竹内まりやといい、こんなラッキーが続いて大丈夫なんだろか?年明け早々ポックリなんてならないでくれよ・・・

 さて、開演時間が迫って再び厚見家のお嬢さんによるアナウンス。前日と同じ内容だった。

 そしていよいよ開演。この日は「SOMEWHERE IN THE NIGHT」で始まった。「渡英後」ってことで、「渡英前」みたいな突っ走る曲は少なく、そもそも何で始めるのか?と思ってたのだが、こうきましたか。
 続いて「TELL ME」。私の周りのハード・ロック聴かない人でもこの曲は知ってるという人は案外いたりする。CMに使われてたから、それで印象に残ってるんだろうけど、どちらかと言えば地味なのに、やはり聴き馴染んだ曲だし、この曲が日本で披露されたのは、現役最後となった武道館のみのはずなので、生で聴けることに感動した。

 続いて「HELTER SKELTER」。元はビートルズなんだけど、これも彼らの代表曲の1つになっていたわけだな。ちなみに、浜田麻里も同じ曲を歌ったものだが、そのレコーディングでもキーボードは玲衣さんだった。

 次は「MOUNTAIN TOP」だったが、私は前日に引き続き(笑)ここでトイレに。だから寒いのに飲み過ぎだってーの。
 ここら辺でMCがあったはずだが、やっぱり内容はよく覚えてない。
 そして「I'VE THROWN IT ALL AWAY」。今回の公演前に、覚えてるか若干自信のなかった曲なので予習(復習とも言う)をしてきた甲斐があった・・・その深い味わいに、また感動もひとしお。
 続く「DON'T LEAVE ME NOW」も好きな曲だけに、去年も聴けたけどやっぱり嬉しかった。

 その後は元基さんの独唱コーナーだが、今回は曲名わからず。ひょっとしたら「GENKI SESSION」で歌ってる曲かも知れないが。
 続く玲衣さんソロコーナーは、ボコーダーによる「ARABESQUE」から始まり、「WAR MAN」他を含んだものだった。

 バンド全員による「TURN ON THE NIGHT」の後は、恭司さんソロコーナー。この日は「AVE MARIA」をしみじみ聴かせてくれたのであった。

 さてさて、その後は「YOU GOT IT MADE」。これ、「渡英前」やん・・・前日も「渡英後」の曲があったし、もうこの辺の線引きは曖昧でいいのかな?次は前日もやった「GO INSANE」だったし、両日観れない人への配慮という線が濃厚になってきた。

 その後は「CRY NO MORE」でしんみりさせ、前日もやった「DON'T TELL ME LIES」。結局、去年の「サンフォニックスの奇蹟」以来、この曲は毎回やってるので私は(現役時代を除けば)4回目ということになる。「サンフォニックス」ではドラムはロジャー高橋さんだったが、やはりこの曲の出だしを聴けば、「このバンドのドラムは新美さんじゃなきゃね~」と思うのだった。いや、勿論ロジャーさんも素晴らしいドラマーですよ。

 前日に続いての「NIGHTLESS CITY」の後は「YOU'RE THE ONE FOR ME」。この曲も去年以来4回目だなあ・・・でも、毎回その演奏のクオリティの高さには圧倒される。

 さて、「PREMONITION」がこの日は生演奏で始まった後、「HURRICANE」へ。結局本編はこの曲で終わるのだが、88年に観た時もこの曲で終わったし、前日の「SHOCK WAVES」での締めと対照的で、これまた良かった。

 ここでメンバー全員が退場、アンコールの呼び出しで再登場、「SHOT IN THE DARK」が披露される。終演後に玲衣さんが去年と同じくショルキーをステージにこすりつけ、客席に投げ込むが、今回はしっかりキャッチされた上に鍵盤の損傷もなかったらしい。観てるこっちがヒヤヒヤするよ・・・

 この1曲でアンコール1発目は終わり、2発目へ。「ROCK ME NOW」1曲で終わって、メンバー全員が肩を組んでお辞儀。それまでにMCでいろんな話があったけど、最後は特に「これで本当に終わりです」とメンバーの口から言われることもなく、だから皆がそれでは気が済まないってことで、またもやアンコールの拍手を続けるのだが・・・

 無情にも、係員が「本日は全て終了しました」と言って椅子の片付けを始め、終演のアナウンスも流れる。しかし皆それで納得するほど往生際が良いわけはなく、まだ「去年みたいに出てくるかもよ」を期待して手拍子を続けるが・・・

 結局、もうメンバーが出てくることもなく、本当の本当に終わってしまったのだった。


 終演後は5人で飲みに行ったのだが、今年は去年みたいに大勢で飲み会とはならなかったな~。別行動になってしまったり、はぐれてしまった人もいたりで・・・個人的には、ブログ仲間やらその周辺の皆さんが大集合して、盛大にやれたら嬉しかったんだけど、各自の事情もあるし、そもそも私自身が無茶な理由作って出てきてるわけだし、昼に大勢集まれたから、それはそれでOK牧場!ってことで。

 この日も五反田に行き、前日高い部屋しか空いてなかったホテルに再び飛び込むが、今回は安い部屋が空いてたのでそこで宿泊を決め、やっとこさ広いベッドで寝れることになったのだった。

 そんで、早い時間に品川からのぞみに乗って、10時くらいには自宅の最寄り駅に到着、早い昼飯を食べてひと寝入り、起きてからこのレポを書いている・・・というわけ。

 
 あーしかし、去年に引き続いてまた生で観れるなんて、ほんま生きてて良かった・・・しかし、2日目の終わり方がイマイチ釈然としない。もう1曲やってくれるのが一番嬉しかったんだけど、それが無理ならせめて玲衣さんあたりが出てきて「本当にこれで終わりです」って言ってほしかったような。
 でも、この釈然としない終わり方は、今後に期待という意味に解釈していいのだろうか?それはメンバー次第、といったところだろう。
 願わくば、またいつか「奇蹟」が起きることを強く希望しているのであります!

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 さてさて、興奮冷めやらぬ勢いのまま書いてしまうか、年が明けて冷静になってからゆっくり書くか、どっちにしよう?と迷い、結局「私が書き始めた方が、皆さんも取りかかりやすいのかな~(笑)」ということで、早速書き始めることにしよう。


 まずは25日。またもや「午前中出勤」を命じられかけたが、「朝から東京行きなので」と断り、その言葉通りに、8時半過ぎ新大阪発ののぞみに乗って、11時過ぎに東京に到着。まずは御茶ノ水で昼飯とCDショップあさり、それから新宿に行ってCDショップあさりの続き。その後ネットカフェで時間つぶし。
 そうしてる内にNOJIREALさんから連絡入り、渋谷に4時集合ということに。現地に到着すれば、NOJIREALさんとZUMIさんが待っていた。それから軽く一杯やって(勿論1杯では終わらない)、開場時間が近づいたので会場のAXに向かったのだった。

 そんなわけで最初の写真なんだけど、私の安物デジカメはフラッシュが弱くて光が足りないのでこんなお粗末なものになってしまった。

 会場前には既に長蛇の列。知った顔もちらほら見かける。早くから並んでるのは、勿論会場のみで販売のDVD・・・そう、2枚目の写真の、去年の「アックスの奇蹟」収録のものを購入のためと思われる。私も、自分用と頼まれものと2枚買わねばならないので、物販前に列が出来ても並ばねば!と意気込んでいた。

 しかし、入ってみれば思いのほかサクッと買えた。しかも枚数は十分用意してるとのことで、1人1枚までとかいうこともなく、無事2枚購入と相成ったのであった。

 さて、我々の席は、玲衣さん側の4列目。去年よりは鍵盤類の数が若干少ないとは言え、その「要塞」には毎度毎度圧倒される。

 開場時間が迫った頃、お馴染み?の厚見家のお嬢さんによるアナウンス。

・・・「アックスの奇蹟」のDVDを販売しております。人生の思い出に、是非お買い求め下さい。

 その途中で私はトイレに行ったのだが、どうやら「立ち上がってもいい」との案内があったらしい。そして、

・・・それでは間もなく開演です。お化粧直しをお済ませの上、今しばらくお待ち下さい。

 相変わらずシャレが効いてるな(笑)。

 そして定刻の7時となり、時間通りに「PREMONITION」のイントロが流れ出した。メンバーが続々登場。場内からは大きな歓声。そして元基さんが最後に(ワインボトル片手に)登場した時は、一際大きな歓声が起こった。そしてまずは「HURRICANE」!いきなりボルテージは最高潮。去年は初めの方に「前座」として玲衣さんや恭司さんの歌うカバー曲が披露されたが、今回は「VOW WOWのライブ」といことで、最初からVOWの曲で攻めてきた。
 続く「DONCHA WANNA CUM」でもその盛り上がりは引き継がれるが、私は早くも(また)トイレに。この寒いのにビール飲み過ぎだっての。

 続いて元基さんのMCが入るが、この後も続く名曲の数々に興奮したことやら何やらで、内容までは覚えてない。いつものグダグダ話で笑わせてたことまでは覚えてるのだが。

 その後はハモンドによるイントロ・・・「ROCK YOUR CRADLE」。私が彼らの現役時代に行った唯一のライブでもやらなかったし、所有のDVDでもこれをやった公演はない。「CYCLONE」発売時のツアーでやったくらいではないだろうか?恭司さんのソロが無い曲だけど、レアだし、厚見玲衣ワールド炸裂の個人的にはかなり好きな曲なので、これは嬉しかったな。
 続いて「LOVE WALKS」。元基さんの絶唱が映える。あー、やっぱりこの人は凄いよ。

 そして再度のMCをはさみ、「STAY CLOSE TONIGHT」。この曲が終わった後、「靴ひもがほどけたので直すから」・・・相変わらずお茶目な元基さん(笑)。

 元基さんが「CRY ME A RIVER」をアカペラで熱唱した後は玲衣さんのソロコーナー。「MASQUERADE(MASK OF FLESH)」のリフを、ハモンドでなくシンセ?で弾き始め、「じゃあつまり、この曲はこの後やんないってことだな・・・」と複雑な思いを抱きつつ、ボコーダーを使っての「WHITE CHRISTMAS」で和んだのであった。

 再びバンドに戻って「SIGN OF THE TIMES」の後は恭司さんのソロコーナー。ソロアルバムにも入っていた「AMAZING GRACE」から「SILENT NIGHT」へ続く。その音色だけですっかり魅せられる。こんなギタリスト、HR/HM界だけでなく、他のジャンルにもそう多くはいないよなあ・・・

 それが終わればまたまたバンド全員での「SIREN SONG」。恭司さんソロコーナーの静寂?とは打って変わってのハードな曲に、再び場内は興奮の渦だった。

 その後はメンバー紹介が入る。今回のベースはグレッグ・リー。私は恭司・玲衣コンビが矢沢永吉97年のツアーで一緒だった人という予備知識しかなく、タキオンで玲衣さんと一緒にやっていたということはすっかり忘れていた。後で調べたら、ちゃんとメンバーに名前を連ねてたよ。

 さて、その次に演奏されたのは「DON'T TELL ME LIES」。あれ?この曲って「渡英後」じゃない?まあでも、この日しか来れない人もいるわけだし、そういう人たちのためにと思えば、細かいことは気にしない、気にしない。
 続いて「SNOW FLAKES」を恭司さんが弾き始め、勿論「PAINS OF LOVE」につながる。玲衣さんのメロトロンによるソロ、恭司さんの泣きまくりソロ、そして元基さんの絶唱・・・全てが完璧!

 「NIGHTLESS CITY」で盛り上がった後は、またもや「渡英後の曲だろ(笑)」の「YOU'RE THE ONE FOR ME」。ソロで腕を振り回す玲衣さん、テクニックのみならずアクションでも見せつけてくれるわ。永川さんや岡垣さんみたいな「膝グリッサンド」はやらないけど、「俺にはこれがあるさ!」ってことだな。

 そしてピアノによるイントロ・・・「SHOCK WAVES」。去年は本編最後を飾り、場内を深い感動に包んだ曲だ。この曲で元基さんは、現役当時でも出してなかった超高域の声を出していたと玲衣さんがあの日言っていたが、今回もその絶唱は映えまくり。あーほんま、凄い凄い・・・私の周りでは、涙をこらえきれない人が多数見受けられた。

 さてさて、この曲が終わったら全員が退場し始める。そうか、やっぱりこれで本編終わりなんだな・・・で済むわけもなくアンコール。再登場のメンバーたちによってまずは「GO INSANE」。その迫力にはまた今年も圧倒されるのみだった。
 続いて玲衣さんがショルキーを持ち出す。去年おシャカになったと思われてた「あれ」だ。誰かが眠ってた同機種を提供してメンテしたのか別物なのかは不明だが、こうして再びお目見えしたのは嬉しい限り。そしてそこから弾き出されたのは・・・「SHOT IN THE DARK」!
 去年は元基さん登場の1発目を飾り、呆気にとらせてくれた曲だが、あの時玲衣さんはセッティングされた機材で弾いていた。でもやっぱりこの曲はショルキーだよなあ・・・一気に、私の意識は88年の大阪厚生年金会館へタイムスリップしたのだった。
 
 再度のメンバー退場の後、勿論再度のアンコール。出ました、出ました、「TOO LATE TO TURN BACK」。高3の時に衝撃を受けた「BEAT OF METAL MOTION」の中でもとりわけ聴き倒した曲だ。この曲はとんでもなくキーが高いのだが、それを歌いきってしまう元基さん、やっぱりこの人は怪物だ・・・

 そして「ROCK ME NOW」。これも厳密には「渡英後」のバージョンなのだが、やはりこちらの方がお馴染みだろう。サビの大合唱での場内の一体感、この感じも随分久しぶりに味わうな・・・

 そこで全編終了。終演のアナウンスに、(この日は)皆おとなしく引き上げたのだった。


 終演後はロビーで知った顔を見つけては「おおーっ!」の、まるで同窓会みたいな状態。あちこちに知り合いやらよく見かける顔があったし、Voyagerさんやゴンザレスさん、そして川村ケンさんの姿もあった。まあこの人たちは、開演前から発見していたのだが。

 その後は知り合い数名と食事、あまり遅くならない内に解散となり、とりあえずホテルに飛び込もうってことで、五反田の去年(「アックスの奇蹟」の翌日、目黒ライブステーションに行った後)泊まったとこに行ったのだが、安い部屋は空いてないとのこと。
 げげ、去年は遅くなってからでも空いてたのに・・・世間はクリスマスだからそれも仕方ないかと思いつつ、近くのネットカフェへ。これじゃ熟睡出来ねえなと思いながら、長距離移動の疲れやら酒やらライブでの心地良い疲労感やらで、結構よく眠れたのであった。


 ここで第1夜は終了。勿論!第2夜へ続きます。→ http://blogs.yahoo.co.jp/rainbowrising0203/18512478.html

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 さてさて、お待ちかね?のライブレポ、書きまっせ~!


 昨日は「竹内まりやのライブだから、定時ソッコーで帰ります」と朝から宣言、その通りに終業のベルが鳴って片付けをしたらすぐにダッシュで会社を出た。晩飯は早く出てきて早く食べれそうなものを注文、猛烈な勢いで平らげた後、チャリンコを漕いで一旦部屋に戻る。そしてところどころ爆発した頭を直してから電車に乗り、最寄りの大阪城公園駅に到着したら、もう開演の6時半まで数分になっていた。

 定時ソッコーでも開演ギリギリなのはわかっていた。ここで私の頭の中には1つの懸案事項が出てきた。

ツアーパンフを買うために行列に並ぶか、オープニングアクトを最初から観るか

 この夏にライブに行った、まりやさんの旦那である山下達郎のパンフは、今時珍しい立派な作りだったから、まりやさんのもきっと同様だろうという期待があった。でも、物販コーナーは長蛇の列だろうなあ・・・でも、せっかくだから並んでも買いたい・・・

 しかし、オープニングアクトの「BOX」は、あの杉真理のバンド。席が後方なら途中からでもいいやなんて思ってたが、今回取れたチケットに記された席番は、アリーナ6列目!こんな前ならBOXの出番から観たい・・・!

 そして出た結論は、

やっぱりパンフは買う

 だった。そんなわけでまずは物販コーナーに向かうが、ほとんど人がいなかった。考えてみりゃ、開演が間近になったら皆中に入ってしまうわな。そんなわけで待つことなくパンフ、そしてTシャツを買って、ホールに入ったのだった。ちなみに、パンフは期待通りの立派なものだった。

 ここに来るのはほとんど矢沢永吉の時なのだが、彼のライブではホールを縦方向に使っている。氷室京介の時もそうだった。しかし今回は、(なぜか)横方向。奥行きを少なくして、後方のお客さんでも観やすくするための配慮だろう。
 結局、私が入った時にはBOXのステージは始まっており、同行者の後輩君は既に到着して席に座っていた。それでもまだ1曲目の途中だったから、彼らの出番もほとんど観ることが出来るとなったわけだ。

BOX

 メンバーで知ってる人は、杉真理の他にはキーボードの松尾清憲くらいだが、彼らが聴いて育ったビートルズの影響を強く感じさせるバンド。ポップな楽曲に美しいハーモニーが映える。杉さん(私じゃないよ)のソロの曲はやらなかったが、観応え・聴き応え十分。30分のステージだったが、これなら最初から来た甲斐はあった。

 彼らの出番が終わった後、「15分の休憩」のアナウンス。「え~!」の声があちこちから聞こえるが、15分くらいでガタガタ言うなって。幕間30分くらいザラだっての。

 待ち時間の間、後輩君といろんな話をしてたが、結局20分後に真打登場と相成った。

竹内まりや

 まずはバックのメンバーがゾロゾロ登場。難波弘之(キーボード)、佐橋佳幸(ギター)、伊藤広規(ベース)、土岐英史(サックス)・・・錚々たるメンバーだ。
 そして、のっそりのっそり現れた人物。もうおわかりでしょう。今日の主役の旦那さんで、バンマスの・・・

山下達郎!

 バックの10人全員が出てきて、聴きなれたイントロが始まる。そしていよいよ出ました、今日の主役!

竹内まりや!

 まずは「家に帰ろう(マイ・スイート・ホーム)」。あの姿が出てきてあの声が聞こえた途端、鳥肌が立った。優しい声なのに、何なんだこの感触は。「マージービートで唄わせて」「毎日がスペシャル」と続く間もずっと鳥肌立ちっ放しだったよ・・・

 それから挨拶が入り、「象牙海岸」「告白」と続く。「告白」は、失恋した時に聴いて落ち込んだものだが、今は単純に私好みの哀しい曲として素直に聴ける。

 デビューしてから結婚までの間の、いろいろ悩んだ時期の話などをし、「僕の街へ」。

 その後は「どの年代か、拍手してみて下さい」のコーナー。いろんな人がやってるけど、まずは10代「12人くらいですかね~。親御さんに無理に連れてこられたんですねえ」
 20代「センスいいですね~」
 30代くらいから拍手の数が増え、40代くらいが最も多かった。「中学の時に、『ザ・ベストテン』で『不思議なピーチパイ』聴いてから、ですか?」・・・図星・・・
 50代「同年代!戦友ですね~」
 60代「35人くらいですか?」
 70代「ジョン・レノンが生きてたら今年70歳。真のロックンローラーですよ」

 そして「元気を出して」を歌い、達郎を初めて観た時の話。
 「シュガーベイブを初めて観に行った時、ポップな曲なのに歌ってるのは暗い人で(笑)、まさか7年後にその暗い人と結婚するとは思いませんでした。実は明るい人だったんですが」
 佐橋さんも自転車で観に行ってたという話をして、「五線紙」。アコースティックな演奏をバックに聴かせてくれた。
 そして、ジャジーな雰囲気で「ウイスキーが、お好きでしょ」。私は悪酔いするから好きじゃないが(苦笑)。

 「みんなひとり」「駅」と続いて、メンバー紹介。各メンバー1人あたりの時間がまた長い。その分、いろんな面白い話が聞けた。難波さんはいろんなとこで演奏してる他に小説も書いたり、大学の客員教授もやったりといった話、等。達郎の時には「アルバムはいつになりますか?」「来年には」

 ※達郎だけ敬称ないのは、存在がデカ過ぎて、つけた方がしっくりこないからです。

 「プラスティック・ラヴ」に続いて「チャンスの前髪」。原由子のパートはコーラスの国分友里恵が担当。次の「J-BOY」では客席も立ち上がる人が増え、大いに盛り上がる。そして本編最後は「人生の扉」。しみじみ聴かせて、ひとまず全員退場した。


 それで終わるわけもなく、アンコール。まずはクリスマス前ってことで、皆がサンタの帽子をかぶって「すてきなホリデイ」。旦那には何十年もあちこちで流れる有名なクリスマス・ソングがあるけど、「私にだってあるんだよ」ってことだな。

 「アンフィシアターの夜」では再び客席総立ちで盛り上がり、続く「不思議なピーチパイ」でもその状態は続く。
 そんでですねえ・・・
 私の席は6列目ではありながら、ステージ中央からは結構離れてたので、メンバーを真正面から拝むことは出来なかったんだけど・・・来ましたよ、来ましたよ、まりやさんが・・・

私の席の前方に!

 結構身長あるなあ・・・スタイルいいなあ・・・そして、肌のツヤもいいし、55歳ってのがとても信じられない!もう1周りサバ読んでも、知らない人ならバレないんでないかい?
 で、「ピーチパイ」は途中で「September」につながり、それが済んだら盛り上げの部は終わった。

 そして、いよいよ本当のラスト。他のメンバーは退場、本人のピアノ弾き語りで「いのちの歌」。再びしんみりさせて、場内を深い感動に包んで、閉幕・・・

 とはならず、「今日はツアー最終日なので、もう1曲やります」とのことで、達郎を呼び込んで2人で「LET IT BE ME」をデュエット。それまでも随所でバックコーラスの域を越えた声を聴かせていた達郎だが、やはりメインで歌う部分があると、その存在の大きさが実感出来た。


 これで本当の本当に終わったわけだけど、まりやさんの出番だけで約2時間強、本当に満足出来たライブだった。後輩君も大満足だったようだ。

 前回のライブから10年、その前となったらもう結婚前の話だから、いかに長いこと人前で歌ってないかってことなんだけど、そんなことを全く感じさせない素晴らしい歌声、饒舌な語り口、そして存在感だった。

 次はいつになるのかわからないし、そもそも次があるのか?ってとこなんだけど、出来ればまた観に来たい、でもこれが最初で最後になってもいい、という矛盾した感想を抱いた、本当に素晴らしいライブだった。

 ほんまに、生涯の忘れられない思い出になりましたぜえ・・・

 先行予約は早々と完了したのに、チケットの届くのは公演10日前までにってことで、首を長~くして待ってたんだけど、金曜の晩に届きましたよ。

 そんで、肝心の席ですがね・・・

アリーナ6列目!


 取れてしまっただけでもラッキーなのに、こんな前の方でいいのか・・・?

 前とは言っても、どうも席番号見たら端っこの方っぽいんだけど、それでも嬉しいよな・・・

 VOW WOWもどうにか入手出来たことだし、こんなラッキーが続いて、私は運を使い果たしたんじゃなかろうか?
 年明け早々、ポックリ逝ったりして・・・

 なお、2枚取ってたので同行者を探してたんだけど、出身大学の後輩である現役学生が「是非行きたいです」と言ってたもんだから、半額で譲ることに。
 彼はまだ20歳くらいだから、私との年齢差はまさに父と息子くらいなもんだよ。そんな若者が、自分のおふくろさんより年上であろうおばちゃんのライブ観たいと思うとは、いやあ、まりやさんの歌は世代を越えて支持されてるんだねえ・・・

7回です・・・


 
11日:BOILING BLOOD/DREAM CHASER、他
12日:矢沢永吉
18日:WINDZOR/VRAIN/SPINAL CORD、他
22日:竹内まりや
25・26日:VOW WOW(これは東京行き)
29日:安達久美&山本恭司+人見元基

 会場は、事情により「こっち」では書きません。まあ、わかる方にはわかるだろうと・・・

 

 本当は、行きたいけど行けないだろうな~(T_T)というのが3つくらいあって・・・

 4日:中之島花子(浪漫座別館のひなさん)
 ・・・この日はいろいろ用事があって、草津(念のため、滋賀の方)まで行くのは難しそうです。

 24日:D_DRIVE
 ・・・翌日から東京行きなので、その前の晩にというのはキツイだろうなあ・・・

?b>30日:SUZUKI HIROMI'S BLUE SYMPHONY(ゲスト:南安秀&赤尾和重)
 ・・・むっちゃ行きたいんだけど、正月の準備のために田舎に帰省しなきゃならないわけで、本当はもっと早く帰ってきてほしいみたいだけど、仕事もあるから毎年30日にしてるんです。大晦日の朝には実家にいなきゃならないわけで、そうなると30日の晩に大阪にいるわけにはいかないようです(T_T)(T_T)(T_T)
 29日のライブ観た後は(多分)朝までその店で飲んで、朝そのまま帰省ということになりそう。

 しかし、この3回プラスしたら10回だよなあ・・・

 まあ、9月には10回行ってるけど、あの時はまだ連休とかあったし、12月は年賀状やら何やらやることも多いからねえ・・・

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 京都の紅葉観てから梅田のタワレコ行って、早めの晩飯食べたら開場時間が迫ってたので、会場のSOMAへ向かった。着いたらもう知った顔が並んでる。整理番号1番を取った人は枚方に行っててまだ来てない。おいおい、大丈夫かよと思ってたらギリギリに到着。そして我々は最前の真ん中に陣取った。

 ジェラルドはもう1月のチケットを発売してたので購入。またもや新作DVDが出てたので買ったのだが・・・ジャケットが何かにそっくりだね(笑)とだけ言っておこう。

GERARD

 「KILLING OUR MOTHER COMDEMNING OUR CHILDREN」「LONG LONG WAY TO YOUR SOUL」「DAWN AFTER THE WAR」「RING OF ETERNITY」「NIGHT BEFORE THE REVOLUTION」「FREEDOM」・・・だったかな?
 一発目から今年再発の「THE PENDULUM」からの曲。実はこのアルバム、在庫が余っててそれをはけたいから云々とかいう話。「大抵の人はプラケースで出た時に持ってるだろうけど、紙ジャケでデジタル・リマスターですよ」と言って宣伝。私は最初の発売の時に買いそびれたから、今回の再発の時に買ったんだけどさ。
 で、1月のライブについても説明が。どうやら今度はオリジナルは少しで、往年のプログレの名曲の数々をカバーするらしい。「21世紀の精神異○者」はやるだろうし、他はどんな曲をやるんだろう?この編成ならまずELPは間違いなさそうだし、あとはUKとか?まあその辺は当日の楽しみということにしよう。
 今回、永川さんのキーボードはいつもの3段積みが、上の1台のない状態で演奏されてた。最初から感じてた違和感はこれだったか・・・それでも演奏に「何か足りない」と思うことはなかった。

Go To HongKong

 「夜笑う」「螺鈿幻想」「うつむく女」「孔雀デラノーチェ」「木霊」「奈落の舞踏会」・・・「夜笑う」と「螺鈿幻想」の間は何だっけ?前回(って去年か)やった「沈黙の扉」?
 今回は珍しく一晃さんのMCも少なめ。仕事終わってそのまま来たから、ネタを仕込む時間がなかったらしい(笑)。
 じょんタマさんは今回またチャイナドレスなんだろうか?を楽しみにしてたんだが、そうではなかった。しかし、あの衣装で膝グリッサンドやるとは大胆な・・・今回は彼女をガン見だなと思ってたが、実力者揃いのため、それぞれの見せ場ではやはりそっちに目が行くので、結局は全員しっかり拝んでまいりました。
 「孔雀デラノーチェ」は、浪漫座別館のライブでお馴染みのムードコーラス風の曲なんだけど、今回はバンド・アレンジになってて、これが思いのほか格好良かった。
 なお、このバンドの最初の頃は違和感のあった(女性の曲を男性が歌うという意味で)もりけんさんのヴォーカルもすっかり馴染んだというか聴きなれたというか、もう彼の歌声でないと成り立たないとまで思えるようになっていた。

ELASTIC TONE

 まずはいきなりの「熱き心に」。去年のアンコールでやって好評だった、小林旭の歌った曲のプログレ・バージョン。その後は何曲かは曲名言ってて、「BLUE MOON」と「CAST」は覚えてるんだけど、他を覚えてない・・・しかし、去年はまだ手探りだったように思えた演奏もすっかり一体感を増して、バンドとしてのまとまりが出ていたように思う。アンジーさんの声は相変わらずよく出ていた。これで再来年は還暦だもんなあ・・・ほんま凄いわ。
 3曲目の途中でキーボードに何か起きて、演奏を最初からやり直すというアクシデントもあったが、その後は安定した演奏を聴かせてくれた。
 アンコールは「YOUR VOICE」。全部で7曲だったかな?充実した演奏と歌声で、今後も目が離せないなあと思えたステージだった。

 
 終演後は♪ろまん♪さんやじょんタマさんと話したり、あっちゃんと写真撮影はしたものの、そんなに長居はせずに飲み会もなく、早々と帰ったのであった。
 このイベントは来年以降もやるらしいし、まだまだ次回以降も楽しみである。

 さて、終始静かだった春日大社の萬葉雅楽会の後に奈良国立博物館の前を通ると、まだ正倉院展の行列が。やっと1時間待ちまで縮まったようだが、私はその後に心斎橋でライブの予定があるので、もうそちらには寄れない。早めの晩飯を食べて近鉄電車に乗り、車中のほとんどの時間を爆睡して日本橋に到着、会場のCLUB ALIVE!に向かったのだった。

イメージ 1

 はい、出てます出てます。

 去年、まだバンド名に「PROJECT」が付いてた時には狭い会場が後ろまで満員で、よく知ってるミュージシャンの方々の姿も続々発見出来たものだった。しかし、今年はそんなにぎゅうぎゅう詰めではなく、馴染みのミュージシャンの方は誰もいなかった。

 私は開演時間を6時だと思っていて、えらい始まるのが遅いな~、もう30分押してんで~と思ったのだが、チケットを見れば「6時半開演」。あらら、そうとわかってればもっとゆっくり来たのに・・・でも、正倉院展行ってたら時間なくなってたからそっちはいいってことよ。

 で、結局10分くらい遅れて6時40分くらいに開演した。

 えー、今回も詳細な曲目までは書けません。一応、東京でのセットリストは入手してて手元に持ってたんだけど、微妙に曲目・曲順も違ってたし、その辺を詳細に伝えることは途中で断念しました^_^;

 東京ではいきなり新曲を連発の中に「屈辱」をやったようだけど、こちらもそんな感じだったと思う。ただ、下山アニキは「東京・名古屋では新曲5曲だったけど、大阪では6曲やるぜ!」と言ってた。「既にMy Spaceでも披露してる曲もあるし、いちいち‘新曲です’って言わないので、どれが新曲かは雰囲気で察して下さい」ってなことも言ってたっけ。

 そんで、「YOU BETTER CRY ALONE」の後に、「DISTRESS」。この曲をやるにあたって、「バラードでやってほしい曲のアンケート取って、『ETERNAL LOOP』に人気が集中するだろうと思ったんだけど、皆が‘それじゃありきたりだな’と思ったのか、この曲ともう1曲が残って、裏操作で?この曲に決まりました」という事情があったそうな。

 それから新旧織り交ぜてガンガン攻め、途中にインストの曲も入る。この曲での各メンバーの演奏も見事だった。

 そうそう、演奏と言えば、今回のツアーを最後にベースの三瓶さんが(何度目かの)脱退することが決まっており、「でも、彼は永久欠番として、ずっとこのバンドの一員であります!」てな話にもなってた。

 そして終盤。「NO FAULT NO WRONG」の後、私の大好きな「LIGHT-THUNDER-LIGHT」。久保田陽子さんの歌ったバージョンが好きだけど、アニキの歌声で聴くのもまた格別。そして「RISE 2001」~「VAGUE BLESS YOU」で本編が終了した。

 アンコール1発目は、マシン(田中さん)のやってたHARD GEARの曲。アニキはこちらのバンドにも誘われてたらしいけど、その1週間前にサーベルに入ることが決まってたという話をして、「歌詞の怪しい部分は皆さんでフォローして下さい」で、実際そうなっていた(笑)。
 で、もう1曲(2曲だったかも知れない)やって再び退場、再度のアンコール。演奏陣はツアーTシャツに着替えていたが、アニキはタンクトップ。「Tシャツを札幌に忘れてきて、じゃあここで買えばいいんだけど、俺が買ったために最後の1着が買えなかった人が出たらいけないんで、買わずにおきました」って。「MONEY」そして「FIRST CLASS FOOL」で最高潮に達し、全編が終了した。

 終わってみれば2時間半。デカい音と激しい演奏、そしていつもながらの強烈な歌声でたっぷり満足出来た。私は腰が痛かったから、途中で後方の椅子に座ったり、大半は壁にもたれながら観ていたわけで、拳を振り上げたり頭を振ったりは出来なかったけど、心は熱く燃えたぎっていたのであった。

 終演後には、ツアーパンフを買った人を対象にサイン会があったので、私は既に購入済みのパンフを取り出し、サインもらってきましたよ(^-^)
 
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 去年、メンバーの皆さんとの写真撮ってもらおうとしたらカメラが電池切れでシャッターが下りず、今回はリベンジ?と思ったが、そのチャンスはなかった。でも、全員のサインもらえたからいいってことよ。

 このツアーが終わったら新作の制作に取り掛かるとのことで、これまた非常に楽しみ。てえことは新作が出来たらまたツアーやってくれるってことだよな。また行けるものなら行きたいと思う。

 そして三瓶さん、お疲れ様でした。今後のご多幸を心よりお祈りいたします。

 前回の「悔しい~っ!!」記事でチケット取れずに悔しい思いをしたことで私の記述が止まっており、その後のコメのやり取りで結局それが一転、入手出来ることになり、追記もしたのだが、それだけではわかりにくい方もおられると思うので、今一度整理して書いてみよう。

 まず、先行予約の抽選結果は「落選」だった。

 そこで悔しい思いをしたのだが・・・

 その晩、私が寝ている間に数名の方から「ダブって取れた」という案内が。

 で、翌日(つまり昨日)風邪で発熱のため早退して部屋に戻ってから、朦朧とする意識の中で「だ・れ・に・し・よ・う・か・な」で選んだ方に返事して、余った分を引き取るという形で入手出来ることに相成ったわけ。

 というわけで、両日ともに・・・

行けることになりました!

 お話を下さった方々、ありがとうございます。そんなわけで、あとは翌月曜をどうやって休むか考えるのが当面の課題になるでしょう(笑)。

 えー、年末のVOW WOWライブですが・・・

 私の抽選結果は・・・






































落選
































 ふう・・・



























 何で俺を落とすんだよ~。バチ当たるぞ・・・


























 どなたか余分に取れた方、いませんか~?(T_T)(T_T)(T_T)



追記

 上記までの文面だけだと、私がチケット取れずに悔しい思いをしてる場面で終わってしまってるので、その後どうなったかを書いておきます。

 この後すぐに、ある方面から(どの方面かは、ここで大っぴらに書くと迷惑かかりそうなので書かない)重複して取れたので1枚余ったという知らせがあり、喜んで飛びついたわけです。

 おかげで、行けることとなりました!

案内くれた人、本当にありがとう~!


 当日は目一杯楽しんでくるぞ~!皆さん、よろしくね~!

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 さてお待ちかね、SHOW-YA「原点回帰~疾走~」のレポです。

 マウンテンを探して散々迷い、結局見つかって「普通の」カレーピラフ食べたのはいいけど、それから電車に乗って会場のある大須観音に到着したら、もう開場時間になっていた。私はすっかり濡れネズミになって、せっかく前の方の番号をゲットしていたというのに、やや前の方か・・・というくらいのポジションになったのだった。

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 だもんで、これも終演後の撮影です。

 さて、誰を中心に観ようかということで立ち位置を考えたのだが、ほとんどの人の目当てはこの人だろう。

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 私も過去に2回観て、実物は綺麗だね~華やかだね~と思ったし、事実彼女も観たかったのであるが・・・

 私の一番の目当ては・・・

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キャプテン(中村美紀)

 なのであった。
 
 そんなわけで、キーボード奏者である彼女のポジションである下手側に陣取ることとなった。

 さて、開演時間の6時を5分くらい過ぎてから、レッド・ツェッペリンの「IMMIGRANT SONG」がかかる。それからミッタン、キャプテン、サトちゃん、SUN-GOと出てきて、最後に寺田さんが登場。そしていきなりタイトル通りの速い曲を2連発するのであった。

 ミッタンはスリムだけどたくましい?腕してんね~、SUN-GOはステージ狭しと動き回るな~、寺田さんは相変わらず華やかだな~、サトちゃんは胸元が気になるな~・・・

 そんな中でキャプテンは・・・

 ヒールの高い靴を履いてるからかも知れないが、思ったより身長はあるかな?しかし、一番年食ってる(笑)というのに一番若く見える。お姫様風のヒラヒラの付いた衣装もよく似合っている。ただ、サトちゃんがあんまり動かないので、キャプテンがちょっと見えにくかったりして。で、その音もあんまり目立つようなデカい音ではない。アクションも派手ではないし、自分がリーダーなんだからもっとガンガンやってもいいのに・・・でも、これだけ個性的なメンバーたちを引き立てるには、リーダー自ら一歩引いてみるのも仕方ないのかも。
 勿論、ソロなんかで聴ける腕前はさすが!だった。

 3曲目は「私は嵐」。寺田さんだけでは2回くらい聴いたけど、やっぱりこのメンバーで聴くのが一番だよな~。

 それから「OUT OF LIMITS」「ターロン・オブ・キング」「シークレット」「魔性」「FIRE」(順不同)等が続き、途中でMCも挟むのだが・・・これが面白い。メンバー全員の話す場面もあったのが良かったし(ミッタンとサトちゃんの漫才もあり)、寺田さんがまた喋る喋る。

「よく一緒にやってる二井原実っておっちゃんがね~、とにかく笑いを取ることに力入れてるから私も影響されてね~。でも、あのおっちゃんは下の話が多いからね~」

 ははは・・・やっぱり。

 そんなこんなで時間も経ち、「FAIRY」ともう1曲、そして「BATTLE EXPRESS」と続いて本編は終了した。

 それで終われるはずもなく、アンコール。新曲「SURVIVOR」、そして「限界LOVERS」!ここで盛り上がりは最高潮。皆が頭を振りたくり、この曲が終わったら「地下水道の月」が流されて、全編終了した。

 しめて2時間弱。3時間に及ぶライブの多い昨今、少し短いかな?とも思うが、これだけ速い曲を連発し、メンバーの年齢も考えたらこのくらいでいいかも知れない。

 SHOW-YAのライブは初めてなんだけど、その格好良さに今更ながら魅了されたのだった。「祈り」「戒厳令の街」「水の中の逃亡者」とかも聴きたいな~と思ったが、今回は速い曲&激しい曲中心だから、まあそれはそれで良し。次回、それらも聴ける機会を待ってます。

おまけ

 終演後、Tシャツ購入者対象で握手会があった。皆さん、優しい笑顔で応じてくれたよ。寺田さんに「話が面白かったですよ。関西には赤尾和重さんっていう強敵もいるから、負けないように」って言ったら、何のことかわからんようだった。同じ時代に活躍してた人なのに?但し、SHOW-YAは大きな会場中心で、テラ・ローザはライブハウス中心の活動だったから、接点はなかったのかも。
 キャプテンも優しかったな~。近くで見ると実年齢が感じられてしまうのだが、でもあの笑顔で何だか和んでしまうのであった。

 それから私は名古屋駅へ急ぎ、9時の近鉄特急に乗って、何とかその日の内に帰りつくことが出来たのだった。宿代使わなくて済んでラッキー!?

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 さてさて、お待ちかねの「浪漫座祭り」レポです。今回はお品書き(セットリスト)が既にあったからその辺は助かるなあ・・・

 前日、心斎橋→江坂のハシゴでどちらも楽しんだ翌日、雨の中を西九条に向かったのだが、ブランニューに到着したら既に行列が。おかげで最前は確保出来なかったけど、3つ目のテーブルに座れたからまあ良し?
 受付の横の方では、なぜか寿太郎さんと堀江さんが物販席でCDやら何やかんや売っていた。いいのか?こんな大物たちに店番させて・・・

 さて、開演時間になってすぐ、お馴染みの売り子・中嶋秀行さんの登場。100円のお菓子はあっという間に売り切れた。我々は運良く買うことが出来たよ。


Go To HongKong


 まずは本日の主役である中嶋一晃(ギター)、森田タカシ(ベース)、村中♪ろまん♪暁生(ドラムス)、森川健司(ヴォーカル)による「Go To HongKong」から。キーボードは松井博樹・・・のはずなんだけど、今回から渥美‘じょんタマ’淑子の名前が。そう、あの麗しのじょんタマねえ様でござる~(^-^)
 彼女が加わることは既に知ってたが、松井さんとのツインで?それとも途中交替?と思いきや、どうやらほとんど彼女が弾いて、松井さんは1曲だけらしい。来月はじょんタマさんだけみたいだし、やっぱり松井さんがブラインドマンに加わったからかな?※一晃さんのMCによれば、予想通り松井さんが忙しくなったのと、「やっぱり女性メンバーがほしい!」ということで旧知のじょんタマさんに声をかけたんだそうだ。

 まずはインストの「オープニングブルース」。ブルースと言うよりプログレのインストなんだけど、その辺は大目にみよう?じょんタマさんの衣装は、真っ赤なミニのチャイナドレス。まずはここで目を奪われてしまうのだった・・・
 もりけんさんが登場して、「螺鈿幻想」「人形地獄」が披露される。他はいつものメンバーでいつもの曲だから、やっぱり注目すべきはじょんタマさんになるんだけど、さすがベテランの名手だけあって、バッキングもソロも素晴らしいプレイ。
 「うつむく女」の後、松井さんが登場してじょんタマさんと交替、「夜笑う」をプレイ。ここでこのセクションは終わった。


浪漫座別館


 20分くらいの休憩時間の後、一晃さんの他は北白川妙朗(キーボード)、浜田勝徳(ベース)、泉谷‘ボン’賢(ドラムス)、ひな(ヴォーカル)による「浪漫座別館」。2年ぶりで、ひなさん出産後初だからとても楽しみだった。
 ひなさんは白っぽいチャイナドレス。やっぱり今回、女性の出演者は皆チャイナなのね・・・嬉しいけどさ。
 まずは「孔雀デラノーチェ」。演奏陣がほとんど演奏せず、つけヒゲやらオチャラケたメイクやらでコーラスを担当する曲なのだが、これがまた面白いのよね。
 その後は「夢幻の宴」「ホテルパノラマ」というお馴染みの曲。一晃さんとひなさんの下ネタ混じりのMCの後、一晃さん休憩タイムということで「赤いドレスのマリア」。ピアノとベースのみをバックにしたバラードなんだけど、好きなんだよね~、この曲。
 それから一晃さんが戻って、「恋する王様」。ここでひなさんが一旦退場。

 続いて登場したのは、飛玲仙(フェイレイシェン)の琳子。彼女は青いチャイナドレス。一晃さんの趣味も徹底してるな~。かつて陰陽座の黒猫もサポートで歌ったことがあるからと、陰陽座コピバンもやってる琳子ちゃんの歌ったのは「氷の楔」。原曲とは若干違ったアレンジだが、これもまた良い。そしてページェントの「真夏の夜の夢」。猫の鳴き真似の時に後方に目をやれば、ボンさんの頭にはこの前の「PATI PATI GENERATION」で被ってた猫の被り物が(笑)。
 琳子ちゃんの退場後は、ひなさんと黒いチャイナドレスの荒木真為(スターレス)登場。2人が一緒に歌ったのは、一昨年もこの2人で歌われた「ヴェクサシオン」だった。二人のデュエットは、振付も含めてやっぱり素晴らしいよ。
 マイちゃんが退場後は、「罪深き蝶々」「コルキスの謝肉祭」。これで第2部も終了。


セッション


 10分くらいの休憩後、一晃さんと浪漫座リズム隊に加え、キーボードには赤いチャイナドレスの永澤杏奈、ヴォーカルには秀行さんで、ジェネシスの「FIRTH OF FIFTH」。そして、♪ろまん♪さんが加わって、「セルロイドの空」。いつもなら終盤だけの短縮バージョンだが、今回はフルバージョンで、2人のドラマーのソロバトルが繰り広げられた。それがもう、凄いのなんのって・・・その上、それまで登場した女性陣が全員登場。ステージの上は、もうえらいことになってたよ。

 その後再び演奏陣が交替、Go To HongKongのメンバーをバックにひなさんが歌う「エピローグ」。ひなさんとじょんタマさん、どっちに目をやればいいか、迷ってしまった・・・
 続いて、もりけんさんとマイちゃんの歌う「木霊」。ドラムスにはボンさんも加わった。これはハードな曲でいつもワクワクするのだが、この2人が一緒に歌うというのも貴重だよなあ・・・って、一昨年の大阪ネオンナイツでも「HIGHWAY STAR」を一緒に歌ってたのだが。
 そして最後は、その二人にひなさんが加わっての「奈落の舞踏会」。またもや女性陣全員登場で、もう誰でも選び放題?みたいな。
 で、これが本当の最後ってことで、アンコールもなく終わったが、ここまでで満腹!って感じだった。


 今回はブランニュー15周年企画ということなので、浪漫座別館の活動はまたしばらくないようだが、しかし楽しいライブだった・・・
 一晃さんがほとんど出ずっぱりだったのを、ひなさんが「そんな立ちっぱなしで大丈夫ですか?」って言ったもんだから下ネタに持ってかれるし。
 曲数もかなり多かったから、漫才やる時間がなかったようだけど、要所要所で(微妙に)笑わせてくれたからいいってことよ。


 というわけで、出演の皆様、お疲れ様でした。またそれぞれの活動を楽しみにしてます。

 昨日は1日歩き回ってたな~。日本橋でCD買ってから「ぺこぺこ」に昼飯に行き、私が注文した「カレー玉子とじ+海老天(2玉)に間違えて肉ごぼうまで乗っかってたもんだから一瞬目が点になったけど、肉ごぼうはサービスしてくれたから、少し得した気分(^.^)
 それから梅田のタワレコ行って医者へ行き、珍しく時間通りの診察となったから、当初諦めてたCLUB ALIVE!の「秋の陣」にも行けるな~と思い、ハシゴしようと決めたのだった。お目当ては、JUNOさんと葵ちゃんが一緒にやる「偽物~imitation~」だったんだけど、メタルなメンバーによるメタルじゃない曲はなかなか聴き応えがあり、また楽しめた。

 さて、それが終わったらダッシュで江坂へ。心斎橋から御堂筋線に乗り、うまいこと千里中央行きに乗ることが出来た・・・はいいんだが、なぜか1駅手前の東三国で降りてしまい、1本後の到着になるわ1駅分200円余計にかかるわで、損した気分(T_T)
 会場のESAKA MUSEに到着したら、もう自分の席についてビールを持ってくるのに精一杯、着席しようとした頃に開演したから慌ただしかった。

イメージ 1

イメージ 2

 そんなわけで、これらの写真も実は終演後の撮影です。

 メンバーがゾロゾロと登場するが、出で立ちまで本物さながらのなり切りっぷり。ここで掴みはOK。
ベース(ジョンジー役)の人の頭は如何ともなし難し(笑)だが、ペイジ&プラント役の髪型や、ボンゾ役のヒゲまで、「違うのは顔だけ」というくらいの徹底ぶりだった。

 だが、更に驚かされたのはそのパフォーマンスだった。

 まずは「ROCK AND ROLL」から始まるが、歌い方がオリジナルとは違う。「'75 US TOUR」と題されている通り、その時期の歌い方までコピーしたんかな?と思ったが、とにかく声の似てること。ギターの桜井さんも、ちょこまかと動く姿が名作「DVD」で観たペイジそのままで、観ていてとにかく気持ち良かった。メンバー全員、まるで全盛期のZEPが乗り移ったかのよう・・・って、4人中3人はまだ生きてるんだけど。
 桜井さんのみ、5月の新横浜サンフォニックスでの厚見玲衣セッションで拝見、既にそのペイジっぷりはよく知ってたのだが、やっぱりバンドの中で観ると更にそれは実感された。
 リズム隊の迫力も本物さながら。特にボンゾのドラミングの再現は、これまたDVDで観たとおり。

 「SICK AGAIN」「OVER THE HILLS AND FAR AWAY」と続き、MC。さっきまでの歌声と全く違う話し声とのギャップが楽しかった。「IN MY TIME OF DYING」「THE SONG REMAINS THE SAME」「RAIN SONG」「SINCE I'VE BEEN LOVING YOU」「KASHMIR」(曲順、若干違ってるかも)・・・ジョンジー役の人がベースからキーボードにチェンジしていたが、両方本物を思わせるプレイをするって、そうそう出来るもんじゃないよ。凄い人だなあと思うのと同時に、ZEPでのジョンジーの存在の大きさも再認識したのだった。

 長いキーボードソロを含む「NO QUARTER」でその幻想的な世界に浸った後は、「BAD COMMUNICATION」、じゃなくて「TRAMPLED UNDER FOOT」。その後は「MOBY DICK」で迫力あるドラムソロを味わって、「DAZED AND CONFUSED」へ続く。やはりバイオリンの弓を使い、長い長い演奏をたっぷり味わえたのだった。但し、これだけ長いとギター1本で通すのは難しかったというか、単に弦が持たなかったからだろうが、終盤で持ち替えていた。

 そして、持ち替えたギター・・・ダブルネックから引き出されたのは・・・はい、「STAIRWAY TO HEAVEN」。
 この曲で気になるのは、ギターソロ終了後のハイトーンになる部分なんだが、75年と言えばもうプラントも原曲ほどの凄い高さは出てなかったはず。だから、そこまでコピーするのかと思いきや・・・
 なんと、原曲どおりの歌い方をしてくれましたね~。あの音が出るのにはほんま、ぶったまげた。
 
 ここで本編が終わり、メンバーは一旦退場するが、当然アンコールの呼び出し。それに応えて再登場、「WHOLE LOTTA LOVE」「BLACK DOG」を演奏。

 再度のアンコールの呼び出しの後は、「THE CRUNGE」(だったと思う。ちょっと自信ない)「HEARTBREAKER」で、全編が終了した。

 しめて3時間10分。「本物」は4時間くらいになることも多かったようなので、それに比べたら短い?と思ったが、アコースティックのコーナーがなかったのね。と言っても、長くなりすぎるからカットと言うより、それをしない公演も多かったからそれに倣ったということかな?

 客席の年齢層は高めで、しかもマニアックなお客さんが多そうな雰囲気だったが、そういう方々も満足していたようだ。本物が往時の再現を期待出来ない今、こうして擬似体験させてくれるバンドというのは本当に有難い。
 いやあ、いいもの観させて頂きましたよ。

 なのですが・・・

 こんな時間にパソコンに向かってるということは・・・

 そう・・・

行けなかった・・・(T_T)


 元々、日程の発表が結構遅くて、わかった頃には9月のライブ予定はほとんど決まってたのよね。しかも、一昨日・昨日の連チャンも早くから決まってたわけで、今日も続くとまたもや3連チャンだし、キツイだろうなあとは思ってたんだけど、財布と体力に余力があれば行きたかった。

 が・・・

家賃納めたら今月分はほぼスッカラカンになってしまう

年末のVOW WOWチケット代&遠征費の足しにするため

 という懐事情と・・・

年末まで仕事がビッシリで、少しでも前倒しするために残業した

 というわけで、部屋に着いたら開演時間の7時になっていた。それから急いでも、ジョーの出番(多分ジョーが先だろう)の最後の方になってしまうだろうし、どうせなら最初から観ないとあんまり意味ないように思えたので、涙をのんで断念、となったのでござる。

 3年前も行けなかったしなあ・・・ご両人、次はいつ来るのだろう・・・

 まあ、別々でもいいし、今度はレインボーばかりでなく、ソロや他に在籍したバンドの曲もやってくれた方が個人的には嬉しかったりする。

 そう言いつつ、次もダブルヘッダーだったりして(苦笑)。

 3連休は、またもライブ3連チャンだった。

 18日はWINDZORで、レコ発になるはずが発売延期、更にドラマー脱退という非常事態にも関わらず、今回も楽しませてもらった。終演後は(またもや)打ち上げにまでお邪魔し、(またもや)2次会ではほとんど寝て過ごしてしまった。

 19日はそんなわけで昼前まで寝て、その後「ぺこぺこ」でうどんを食べ、それから江坂BOOMERANGへ。じょんタマさんの素晴らしいキーボード演奏(&美貌)にすっかり魅せられてしまった。

 さて20日。午前中はぐたーっ・・・としながらも、テラ・ローザのDVDが予約受付開始だったので、そのための手続きは忘れなかった。

 そんで、午後から奈良へ向かい、まずは奈良国立博物館へ。

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 充実の内容の特別展が2つ・・・と思いきや、どちらも期待したほどではなかったような・・・

 それから興福寺の境内を抜け・・・

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 名物の五重塔。

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 通好みの東金堂。

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 西国三十三ヵ所の第九番札所である南円堂・・・

 おっと、奈良観光案内じゃない。

 奈良に来たら定番のうどん屋「三好野」で定食を食べて、それから会場のなら100年会館へ向かったのであった。

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 まだ開場30分前。

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 はい、出てます出てます。

 開場時間の5時になって客席へ入る。私の席は2階のバルコニーで、ステージからはそんなに遠くない。でも、角度はイマイチだし、やっぱり顔まではっきり見えないくらいの距離。
 こういう広い会場は、先月の山下達郎以来だなあ・・・ということは、そんなに久しぶりではない。

 そんなこんなで、5時半の予定を5分くらい回って開演した。

 まずは「つないで手」から始まる。ピアノやアコギを中心にしたアコースティック編成だった。まあ、最初はこんな感じもいいだろう。と思いきや、次の「影踏み」もその次も・・・
 どうやら今回は、こういうアコースティックな感じで最後までやるらしい。まあ、ここしばらくずっとハードなものが続いたから、こんな感じもいいだろう。

 奈良の名物?「彩華ラーメン」を食べて、その匂いがきついのでブレスケアをして・・・という話をはさんで、「はじめて」「翡翠」と続く。いつもなら、3連チャンの最終日は疲れが溜まってぐったりしてるのだが、今回は何だか癒された。

 それから「スナック窈」の立て看が出され、「ここから昭和歌謡を何曲か歌います」と言い、「喝采」「思秋期」「東京の屋根の下」を歌った。そして「凧揚げ」他、オリジナル曲がまた続く。

 そこから、「流しそうめんをやってる時にですね、『一青窈さんですか?』『はい』『TVで見るより、小粒ですね』と言われまして・・・『小粒?』『小柄』じゃあ?」
 という話をした後、それを歌詞にして曲をつけたものを披露。場内は微妙な笑いに包まれた。

 「ホチKiss」他1曲歌った後、待ってました「もらい泣き」。やっぱりこの曲は外せない&いい曲だなあ。

 そして、その後は9.11の時の話を始め・・・そう、彼女の代名詞ともなった「ハナミズキ」。TV等では何度も聴いてるし、新鮮味はないはずなんだけど、やっぱり生で聴くといいよなあ。
 その後は「指切り」を歌って、本編が終了した。

 アンコール。この日は彼女の誕生日ということで、バースデーケーキが出され、ローソクを吹き消した。2階席には「誕生日おめでとう」の垂れ幕が。「アリガ十々」を歌いながら涙してたのが印象的だった。
 そして「うんと幸せ」で全編終了。

 8時前だったから、大体2時間半近くやってたわけか。欲を言えば「月天心」「あこるでぃおん」「大家」とかも聴きたかったなあ・・・でも言いだせばキリがないし、それはまた次の機会かな?

 行きは近鉄奈良からJR奈良まで移動、会場はそこからすぐだったんだけど、帰りは近鉄1本で帰りたいからと新大宮まで歩いたが・・・結構遠い・・・そして、電車の接続悪い悪い。おかげで、部屋に到着したら9時半になってたよ。

 でも、すっかり和んで帰ってきたので、それもまた良し、であった。

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