① GROOVIN' BOMB
② CRAZY DOG
③ EASY MONEY
④ PAIN ON THE RUN
⑤ STOP ME FROM LAUGHING
⑥ MIDNIGHT SPANISH
⑦ SOUL SURVIVOR
⑧ I'D RATHER BE CRAZY
⑨ 1955
② CRAZY DOG
③ EASY MONEY
④ PAIN ON THE RUN
⑤ STOP ME FROM LAUGHING
⑥ MIDNIGHT SPANISH
⑦ SOUL SURVIVOR
⑧ I'D RATHER BE CRAZY
⑨ 1955
木暮武彦 : Guitars
Andy Griff : Vocals
Sheldon Gomberg : Bass
Louis Molino : Drums
Andy Griff : Vocals
Sheldon Gomberg : Bass
Louis Molino : Drums
厚見玲衣 ; Keyboards(⑦)
シャケこと木暮武彦がRED WARRIORS解散後、渡米してCASINO DRIVEを結成するまでに残したデモ音源をCD化したもの。92年発表。
日本国内でバブル真っ只中に当時流行りの音でないながらも多くのファンに支持されていたRED WARRIORSだが、活動期間は思いのほか短く終わってしまい、シャケは本場でロックすることを目指して渡米することになる。そして多国籍バンドであるCASINO DRIVEを立ち上げることになるのだが、本作はそれまでの間に全く違ったメンバーで動いていたバンドの活動の記録である。
日本コロムビアからの発売であるところから察するに、RED WARRIORSの契約が未消化だったのを解決するために強引に発表されたものと思われ、商品化を前提としていないからデモそのままの状態で、音質も良いとは言えず、曲も練られてない状態だから通して聴いても印象に残る曲というのは少なく、シャケ本人としてはかなり不満だったに違いない。
日本コロムビアからの発売であるところから察するに、RED WARRIORSの契約が未消化だったのを解決するために強引に発表されたものと思われ、商品化を前提としていないからデモそのままの状態で、音質も良いとは言えず、曲も練られてない状態だから通して聴いても印象に残る曲というのは少なく、シャケ本人としてはかなり不満だったに違いない。
玲衣さんは⑦にオルガンで参加しているが、バッキングのみで特に目立ったプレイはしていない。当時同じようにLAに移住して活動していたから声がかかって参加しただけのものと思われるが、これが縁になってCASINO DRIVEに加わることになったのは間違いないし、それを考えれば歴史の上の一里塚として存在意義はあるものと思われる。
RED WARRIORS後期から傾倒し始めてCASINO DRIVEで顕著になるサイケデリック風味はここではほとんど聴かれず、むしろRED WARRIORS初期からのシンプルなロックンロール色が濃いように思われる。あのバンドでやっていたことを外国人と一緒にやってみましたという感じがする。ただ「作品」として聴くには完成度が低く、やはりこれは一つの参考資料的な位置づけと考えるのが妥当だろう。