2014年05月

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皆さんお馴染み「ぺこぺこ」の…

「ぺこぺこうどん」にしちゃあちょっと少なくないっすか?海老天が1本だし(普通は2本)肉も少なめ…

実は、消費増税の影響で大幅に値上がりしてしまって、「あれ」は月1でもしんどいくらいの値段になってしまったんです。店側もその辺を考慮したのか、「お試しうどん」と名付けてこういう簡略メニューを作ったようです。それで値段が以前の「あれ」と同じくらいだもんなあ…

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 まあ、どこのどなたとは申しませんが(笑)。

 ライブレポも久しぶりみたいな気がするけど、先月末のクルベラ以来だからそうでもないか。GW中の都雅都雅と磔磔のを書かなかったから随分飛んだ気がするんだけど、あの時は疲れてたりやることが多かったりで書けなかったからね。都雅都雅の方は金谷さんのダブルヘッダーやらクラフォレやらの美味しい内容だったし、磔磔も三宅伸治が大西ユカリをゲストに迎えてなかなかの内容だったんだけどね。

 さあ、そんなわけで今回のレポでござんす。

 そもそもCASINO DRIVEってのはRED WARRIORSを解散させて渡米したギタリストのシャケ(木暮武彦)が結成したバンドで、VOW WOW解散後にしばらくセッション活動をしてから同じく渡米した厚見玲衣さんを迎えて本格的に始動、日米英仏の多国籍バンドとして当時はそれなりに話題になったように思う。シャケのそれまでの活動に関心のなかった私がこのバンドのアルバムを購入したのは玲衣さんが参加してたからなんだけど、VOW WOWとは全く違った音楽性と、それまで主流だったシンセを排除してハモンドやメロトロンといった昔ながらの鍵盤類の音色にノックアウトされ、更にはシャケの作る曲の格好良さにも惹かれていったんだっけ。
 とは言いながらライブは1度も行けなかった。最初の時は年末商戦真っ只中だったから思うように休みも入れられなかったので断念、ヴォーカルのケネス・アンドリューが脱退してシャケが歌うようになってからの2回目はライブがあったことすら知らなかったんだし、そうしてる内にバンドは解散、もう生で観ることはないだろうな~と思ってたらまさかの今回復活の知らせ。こりゃまた金銭的にも体力的にもキツいけど行くしかないでしょってことで遠征を決めたのだった。

 さて、私が上京の際にはライブだけじゃ勿体ないから美術館・博物館の特別展の開催状況も調べて行くんだけど、今回は東京国立博物館での「風神雷神」くらい…そう、あの俵屋宗達の有名な「あれ」なんだけど、昔観た記憶があるし、でもまた観たいと思うほど私好みの絵でもないので今回はスルーした。

 そんなわけで?昼飯は毎度お馴染みの…

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 毎回毎回これだから、もう解釈もいらんでしょ(笑)。

 今回は(今回も?)渋谷・新宿のタワレコやディスクユニオンを回って、これだけ収穫が。

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 左下のアウシュヴィッツって掘り出し物じゃない?GALNERYUSのSyuが昔やってたバンドだよ。

 その後は宿のチェックインが5時と遅かったもんだから、それまでネットカフェで転がっていようかということになり、いつの間にか熟睡してしまって目が覚めたら結構いい時間。なので晩は吉野家の牛丼(並)で済ませ、荷物を半分くらい部屋に置いて高円寺へ向けて出発したのだった。

 新宿からそう遠くないとは言え、山手線の外は土地勘が無いので別世界に思えてしまう。でもさほど迷うことなく会場のHIGHに到着した。

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 シャケと玲衣さんとケネスは揃ってるけど、今もアメリカ在住のイギリス人ドラマーとフランスに帰ったフランス人ベーシストまではさすがに呼べなかったようで、そのポジションは日本人のサポートを迎えてとなっていた。しかもドラムが女性だよ?最近、女性ドラマーの活躍が目立つとは言え、ほとんどが若い世代だし、そんなに若くもなさそうなこの女性がどんなドラミングを聴かせるのか?それもまた楽しみではあった。ちなみにケネスがなぜ来れたのか?それは彼が今は日本に住んでるからだろう。

 さて、会場に入ったら既に楽器がステージにセッティングされてたんだけど、整理番号が早い方だったので最前列でステージ真ん前、しかも玲衣さんの鍵盤群の前にと相成った。いつもながらの要塞ぶりで、ハモンドにメロトロン、ミニモーグといったレトロな鍵盤の見本市。こりゃあ関西までそうそう来てはくれませんわさ。
 
 そして開場から1時間、定刻の7時にライブは始まった!

 オープニングのSEの間にメンバーが続々登場。私はシャケの出るライブって実は3回目なんだけど、1回目はアコースティックで2回目はピンク・フロイドのトリビュートだったから、エレクトリックでオリジナル曲をやるシャケというの初めてだったりする。で、フロイドの時にシャケ・玲衣さん・ケネスの3人が揃ってたのは観たから、その時に「どうせならカジノもやってほしいなあ」と思ってたらそれが実現したから嬉しかった。ケネスがカジノから脱退の時はシャケと揉めたらしいから「大丈夫かな~」という懸念はあったが、どうやらそれも水に流して今は何の問題もないみたいだから良し良し。
 そしてそのケネス、昔はセバスチャン・バック+ローリーといった毒々しい雰囲気だったように思うが、今はさっぱりした短髪のイケメン西洋人になってるし。

 さあ、そんなとこでいよいよ曲がスタート!

 まずは1stアルバムからの「SODOM BAZAAR」「FLAPPER VALENTINE」「SISTER」「QUEEN BELLADONNA」の4連発!これで一気にボルテージは上がる。玲衣さんは1曲目からハモンドにピアノ、メロトロン、モーグと忙しそうに弾きまくるし、シャケは彼独特の音色で魅了する。そしてケネスは昔と変わらない甘味もあるロックな歌声…20年越しに初めて生で聴くけど、いやーほんまに素晴らしい!

 でね、実は私、事前に想像してたのが「第1部:シャケが歌う2ndアルバムをメインに。第2部:ケネスが登場して1stアルバムの曲を」という構成だった。でも最初からケネスが出てきて歌うってのはかなり嬉しい驚きだった。

 その後はケネスが紫のJJ以上にぎこちない日本語MCを始めて途中で諦めて英語で喋り、再び1stからの「EDGE OF THE WORLD」をやった後に2ndからの「FROM THE BACK DOOR OF EDEN」を…ケネスが歌ったんですよ。これはかなりの驚き。メリハリのないシャケの歌だったらイマイチ良さが感じられなかった曲が、ケネスによって実に格好良く変身してたんだからこれは良かった。続く「BODY MARKET」も「GLASS STRING」も2ndからの曲なんだけど、これまた別の曲のように格好良くなってたから、いやほんまケネス効果は大きかった。

 ここで再びMCが入るんだが、シャケが今回参加出来なかったオリジナルのリズム隊2人からのメッセージを読み上げた。バンドが終わったらもう付き合いもおしまいじゃなくてまだこうして連絡があるなんて、それも素晴らしいことだと思った。

 で、サポート陣の演奏に関してだけど、ベースの市川洋治はいろんなとこで名前を見る人なだけに確かな腕前。そして注目の女性ドラマー・保坂真記なんだけど、まるで金子マリみたいな外見(でも演奏中に酒も煙草もやってないよ)のこの人が実にパワフルでタイム感もスウィング感も見事なものだった。

 さて、その後はシャケが「1曲歌います」と言って「MAGIC WAND」を。さすがにケネスより聴き劣りするのは仕方ないが、CDで歌ってたのより上手くなってたように思う。まあ、あれから20年、結構歌う機会も多かったようなので、その間に進歩したのだろう。
 続いてケネスが戻って1stからの「SIDE SHOW」「COAL TAL MOON」と続き、さあ待ってましたとばかりの「VIRTUAL CRIME」。1stのオープニングを飾った曲だか、当時はそのインパクトの強さに圧倒され、この曲1発でこのバンドにはまったものだった。で、どういうわけかパンストを被って出てきたケネス…原曲ではイコライザーをかけたと思われる歌声の雰囲気を出したかったのか?でもパンストでそんなんになるわけないし、その意図はさっぱり不明。それにしてもこの曲の歌も演奏も凄いものだった。
 ここからはラストスパートってとこで、当時シングルにもなった「HEAVEN 7」の心地良いノリで盛り上がり、本編ラストとなった「THE DRIVER」ではシャケと玲衣さんのソロバトルも聴けて、実に観応え聴き応えたっぷり。場内は熱気に包まれ、そんな中でメンバー全員が一旦退場した。

 盛大なアンコールの呼び出しに応えて再登場した彼らが披露したのは、2ndのラストを飾った「RABID DOG」。10分にも及ぶ大曲だが、演奏が印象的なこの曲がケネスの歌によって更にグレードアップしていた。そして「SUN SURVIVOR」って…どっちのアルバムにも入ってないし、シングルのカップリング曲でもないようだけど、未発表で終わった曲?でも場内は大きく盛り上がり、クロージングSEの「GOODBYE #3」が終わってからもまだアンコールを求める手拍子が続く有様。スタッフの人が出てきて「もう終わりです」との最後通告でようやく往生際の悪いファンも諦めたようだ(笑)。

 それにしても本当に凄い演奏と歌だった。当時のレパートリーのみならず、脱退してからの歌も歌ってオリジナル以上に素晴らしく変身させたケネスは大したものだし、オリジナルのロック曲になると一段と格好いいシャケ、そして今回の再結成の言い出しっぺである玲衣さんの毎度のことながらの鍵盤さばき…サポートの2人も含めて、本当に遠征して良かったと思えた。おかげで財布の方がピンチだけど(笑)。

おまけ

 終演後に、玲衣さんとシャケにサイン頂きました。

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 見えにくいけど、よ~く見たら見えてきます(笑)。

 なお、余談になるけど今回の終演後のホールにチラシの散乱してたのが気になった。別に不要かも知れないけど、ゴミ箱が無いなら持って帰って捨てるとかしようよ。大阪のライブハウスでもあんなひどいのは目にしたことが無い。今回のお客さんは皆いい年なんだから、その辺の節度はほしいと思った。

 最後にちょっとぼやきが入ったけど、もうこんな機会2度とないかも知れないし、本当に満足のライブでありました。

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 そんなん言うたかってどこの学校にもこれがあるんやもん、皆が刷り込まれて「あ、構わんねんな」思うてるやんか。

 どうでしょ、文科省のお偉い皆さん?

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