2011年07月


 皆さんが知ってるのと随分違うぞって?

 はい、違って当然です。
 これは皆さんご存知の大山さんのよりもっと前、私が幼稚園か小1くらいの頃に放送されたものの主題歌なんです。再放送で何回か観た記憶がしっかり残ってる・・・
 あんまり人気出なかったのか、たった半年くらいで終了したみたいで、この歌じゃあ子供のウケも悪いかもなあ。

 以来私にとって「ドラ○もん」は、雑誌「小学○年生」で読むもの、という印象のまま時間が経ってしまい、大山さんのは私が中学生の時に始まった・・・中学生であのアニメを熱心に観る奴ってそうそういないんじゃあ?だもんで、私にとって「アニメの」本作品はいまだにこの「幻の旧作品」が印象に残ってしまってるのです。

 確か、ドラえ○ん役の声優も半年の間に交替があったはず。きっと制作に苦労したんだろうなあ・・・
 

 これはバンド名なのか?イベントのタイトルなのか?首をかしげる方も多いだろう。私も不思議に思った。で、多分両方兼ねてるんだろうな~ということで納得してみた。

 さて、何でそんな得体の知れない?ライブのためにわざわざ神戸まで、しかも金曜日に大急ぎで仕事終えてすっ飛んで行ったかと言うと・・・

イメージ 1

 どうです、このメンバー。凄いでしょ?
 カシオペアにもかつて(今も?)在籍、URUGOME等でその凄腕を見せつけるカリスマ的ベーシスト、元TWINZERで数々のセッションに参加、素晴らしい歌唱を聴かせるシンガー、FENCE OF DEFENSEを率い、水樹奈々のツアーにも同行しているギタリスト、元VOW WOWで故・忌野清志郎のバックでも活躍したキーボーディスト・・・ドラマーはよく知らないが・・・が一堂に会してるんですよ。こりゃあ私が観たくなって当然でしょ。

 私の場合、勿論目当ては・・・

厚見玲衣!

 そりゃあVOW WOWに関してはあーたらこーたらうるさい奴だから、近年は滅多に関西まで来ないこの人が来るとなったら行かないわけにはいかない。4月のアンジーさんとのセッションが震災の影響で中止になったこともあり、やっぱりこの人の演奏も聴きたいという欲求が溜まってきたわけで。今年は既に山本恭司5回観てきて、来月以降は人見元基3回が既に決まってるから、この人をすっ飛ばすわけにはいかないでしょ?

 さて、そんなこんなで開演時間近くに会場に入ったら・・・あらら、客の入りが寂しい。全部で30人少しくらいじゃなかったか。繰り返すけど、こんな凄いメンバーが集まってるのに、何ですかそれは。水樹奈々のライブで北島さんのギター凄い!と感じてこっちに来る人は・・・いないのかなあ・・・でも、ここに集まった人は「本物」がわかる人たちだと信じたい。高度な技術と熱い魂を持った「本物」を観たいという人たちだけが来ていればそれでいいのさっ。

 さて、予定を10分くらい押して開演。まずはカクタスの「BAD STUFF」から始まり、ジェフ・ベックの「SITUATION」へ。これらの曲名はその後のナルチョ(鳴瀬)さんのMCでわかったのだが、最初から凄いテンションで惹き込まれる。歌も演奏も皆さん言うことなし。
 玲衣さんは、いつものハモンドやらメロトロンやらの要塞ではなく、赤いNORDが1台だけ。まあ、あの要塞を運ぶのは大変だし、たった1台でもいつもと変わらぬ凄い腕前を見せつけてくれたから満足。

 さて、ここでナルチョさんのMCが。「TIMチョ」というのは、彼が敬愛するティム・ボガートになり切ってという意味らしい。「この中でティム・ボガート知ってる人いる?」の質問には、私含めて少ししか手が上がらなかった。念のため、ヴァニラ・ファッジ~カクタス~ベック,ボガート&アピス(以下BBA)で活躍した、ロックの歴史に大きな足跡を残した人である。今は何やってるのか知らないけど。
 「今回は70年代のロックを中心にやります」という口上の後、メンバー紹介の中で玲衣さんの番になった時、玲衣さんは「JUMP」(ヴァン・ヘイレン)のイントロを・・・「それは80年代じゃん」というツッコミが入る。で、「MASK OF FLESH」「ROCK YOUR CRADLE」(両方VOW WOW)のリフを・・・さわりだけ弾いて一部の人にウケた。
 まーしかし、ナルチョさんの喋ること喋ること。オヤジギャグも連発で、こんなおもろい人とは思わんかった・・・

 その後は「SWEET SWEET SURRENDER」(BBA)と、もう1曲バラード(曲名わからず)をやって再びMC。

 さてさて、次がですよ・・・「YOU KEEP ME HANGING ON」(ヴァニラ・ファッジ)と紹介されたんだけど、いつもVOW周辺のセッションで玲衣さんが歌ってるからこの曲も?と思ったらやっぱりそうだった。生沢さんっていう凄いシンガーがいても、この曲は譲れないのね。

 続いてナルチョさんのベースソロ。この人の演奏を生で観る(聴く)のは初めてなんだけど、さすが名だたるプレイヤーだけあって、凄まじいプレイだった。続くインスト曲では各自のソロがたっぷり味わえた。北島さんも生は初めてなんだけど、やはり凄い演奏だったし、唯一よく知らないドラマーの城戸氏も親子ほど年の離れたメンバーの中でその腕前を見せつけてくれた。とにかく迫力あるし、小技も披露してくれるし、そして熱い!名手と言われる小○原○なんかよりよっぽど・・・これ書くと危険だからやめとこうか。

 この間に生沢さんは一旦ステージから消えていたのだが、ここで戻ってきて「BRINGING ME DOWN」(カクタス)を歌い、続いて生沢さん自身が歌いたかったという「LOUISIANA BLUES」を。ポール・ロジャースがアルバム「MUDDY WATER BLUES」で歌ってたのが素晴らしかったからという理由らしいが、この人もやっぱり上手いわ。

 続く「GOING DOWN」(ジェフ・ベック)ではとうとう玲衣さんも腕を振り回した。出た!やっぱりこの人はこれがないとね。
 そんでやねえ・・・次が本編最後だったんだけど・・・盛り上がる曲なのに、私は全く知らない曲だった。歌い出しで♪SHOTGUN~とか歌ってたように思うのだが。このままじゃ落ち着かないので、誰か曲名わかる人、教えて下さいm(__)m 出来たら中盤のバラードも。

 ここでメンバーは一旦退場。当然アンコール。「BORN TO BE WILD」(ステッペンウルフ)で再び玲衣さんが腕を振り回す。そして「SUPERSTITION」(BBA)。恭司さんや元基さんが歌ってるのは何度も聴いてるが、生沢さんの歌声で聴くのもまた違った味わいがあって良し。
 以上で約2時間のステージは終わったのだった。

 熱いステージを終えた後、まず玲衣さんが客席に降りてきた。私は既に物販で購入したDVDにサイン頂きましたよ。

イメージ 2

 去年の5月に新横浜で開催された、いろんなトリビュート・バンドのギタリストを迎えたスーパー・セッションのものなんだけど、今朝観たところではこれまた濃い内容で満足出来た。

 その後、ナルチョさんと生沢さんも出てきたが、ほとんど話出来なかったのよね~。他のお客さんたちと盛り上がってたから。

 まあしかし、錚々たるメンバーで熱いステージを観れて、神戸まで(しかも平日に)行った甲斐はあった。もっと多くの人にこの素晴らしさを知ってほしいという思いも残ったけど。

イメージ 1

 この人を見てると・・・








































イメージ 2

 この人を思い出す・・・

 仮面ライダーの顔が・・・

イメージ 1

 を元にしてるのはよく知られてるけど・・・











 ウルトラマンの顔の元が・・・

イメージ 2

 なのはあんまり知られてない。

 昨日は元々、アンセムだけの予定だった。恭司さんの方は、HPに案内が上がった段階で第2部完売という「何じゃそれ?」という状態だったので(第1部は「残りわずか」だったけどアンセムの公演時間と重なってる)・・・でも、勢いで結局行ってしまった。完売なのに?その辺は後で書くとしよう。

ANTHEM

イメージ 1

 いつもこのバンドのライブ会場は、わかりやすいアメ村のBIGCATなのに、なぜか今回は梅田のAKASO。ここは場所がわかりにくく、前身のバナナホール時代から、いつも到着までに迷ってしまう。すんなり行けたことって1回くらいしかないんとちゃうかな。今回も迷うことを計算に入れて早めに出たが、やっぱり(近くまで来てるというのに)さんざん迷ってしまった。
 それでもどうにかこうにか開場時間過ぎには到着。まだ整理番号順に入場させてる途中だった。私は結構ギリギリにチケット買ったため、番号は後の方。まあ、それでも「遠くて見えん」ということはないので、いつも客席後方でゆったり構えているのだが・・・とは言え、始まってしまえばノリノリになっているが。

 さて、定刻通りにお馴染み「HEAVEN AND HELL」(ブラック・サバス)が流れ、メンバーが続々登場。ここで既に場内はグワーッと盛り上がる。
 今回は新作「HERALDIC DEVICE」の発表記念ということで、そこからの曲が中心。結局、通して聴いたのはまだ1回だけなのだが、勢いのある曲の多い好作品なので、場内も引き続き盛り上がっていた。
 適当なところで前作までの曲を挟み、英三さんの軽妙なMCも入る。この辺はいつも通りだが、いつも燃えてしまうんだよね。

 終盤、まさかの「VENOM STRIKE」をやったのには驚いた。いつも1曲くらいは森川さん時代の曲もやるんだが、この選曲は意外だったし、何か嬉しかった。そして「BOUND TO BREAK」でいつもの如くぶっ飛び、「GRIEVE OF HEART」でピークに達して本編終了。

 ここまでで1時間半。あれ?去年より短い・・・去年は25周年ちゅうことで大内・福田・森川3氏も帯同してのスペシャルなものだったから、3時間オーバーなのは異例ということで、まあ普通はこんなもんでしょう。
 で、アンコールが3回あったんだよね。2回目までで「RUNNING BLOOD」やら「WILD ANTHEM」やらが出て、それでも満足しない観客たちが3回目のアンコールを要求して、「ONSLAUGHT」で全編終わったのだった。

 しめて2時間少し。去年よりコンパクトだったけど、中身は十分濃かった。いやー、満足満足。

 ここで体力を使ったので普通は「さあ帰ろう」となるのだが、まだ8時過ぎだし、恭司さんの第2部は9時スタートだし、まだ時間はある。ひょっとしたら、当日ドタキャンが出て入れるか・・・?を期待して、直帰せずに難波まで移動しようと決めたのだった。これって、美味しいものを食べた後にまだ違うものを食べたくなるとか、酒飲んでたら気分良くなって「もう1杯!」を繰り返すのと同じ心境かも。

山本恭司

イメージ 2

 今回は、2月に東京まで行ったソロライブとは違う、「弾き語り・弾きまくり」シリーズの一環。いわゆるソロライブではバックのメンバーもいるのだが、今回はほんまに恭司さん1人による文字通りのワンマンショー。実は昨年末の京都RAGでご本人に「関西でも『弾き語り・弾きまくり』やって下さいよ」と(酔った勢いで)直訴した手前、やっぱり行きたいな~と思ったのだった。

 会場の「SOUND IN」は小さなライブバーらしいから、恭司さんがHPに発表した時点では既に常連さんで埋まってしまってたらしい。でも、受付で(ダメ元で)「予約してないんですが、どうでしょう?もう満員って聞きましたが・・・」と聞いてみたら、何と入場OK。どうやらほんまにドタキャンが出て、その代わりに入れることになったようだ。ほんま、奇蹟ですよ奇蹟。つくづく、この人に関しては「奇蹟」続きなようで・・・

 やっぱり、飛び込みで申し込んだために、私の席は団体さんと相席。しかも、白髪頭だったりハゲ頭だったりの御年配の方々。それでも観れるだけで御の字ってことですよ。相席の皆さんも気さくな方々で助かった・・・

 で、予定を20分くらい押して恭司さん登場。まずはアコースティック1本での「弾き語り」コーナー。ワイルド・フラッグ+2のBOW WOW時代の「極楽トンボ」で始まり(原曲のVo.は堀江哲也だが今回は本人Vo.)、オリジナルBOW WOWの「SILVER LIGHTNING」のアコースティック・バージョン等をやり、まさかのVOW WOW「YOU KNOW WHAT I MEAN」も!元基さんと同じキーで歌えるわけがないので、キー下げてるんだろうけど、違和感なく聴けた。
 で、1曲終わるごとにMCを入れて、お客さんとの会話のやりとりもあったんだけど、「この中で去年のVバウ(BとVを口頭で区別するためにこう言っていた)来てくれた人、いるかな?」との問いかけに私は勿論挙手したが、合計3人くらいだった。「大阪でもやって下さい」との声に「厚見君の機材が多過ぎるからね~」「やれる内にまたやりたいけど、次は元基が定年になる頃くらいかな?」と答えていた。去年は元基さんが派手に活動したために、学校側からそのことに何か言われたらしいという話も。

 1時間弱で「弾き語り」コーナーは終わり、一旦休憩に。
 私と相席だったおっちゃんが「歌はそこそこやけど、ギターはごっつい上手いな」って・・・

当たり前だっつーの!

 そりゃあ世界の山本恭司なんだから。で、同じ団体のおばちゃんが「東京まで行かれたんですか?」と聞いてきたから、その辺の話も少しした。2日通し券が18000円だったと言ったが、今回の3000円もブルーノートなんかでやるよりずっとお得という話をしてた人たちだし、日本屈指の鍵盤奏者と伝説のシンガーも一緒なんだから、それ以上の値打ちはあるなと納得してくれていた。

 そして、ギターをエレクトリックに持ち替えての「弾きまくり」コーナー。まずはE-BOWを使っての尺八奏法を披露、さっき「ギターはごっつい上手いな」と言ってたおっちゃんが「小泉八雲のでもやってはったな」って・・・勿論、佐野史郎と一緒にやってる「怪談」のことなんだけど、恭司さんじゃなくて「この店」の常連さんだからよく知らないと思ってたら、意外な活動を知ってるのね・・・
 で、恭司さんはそこでやってる効果音を披露。寺の鐘の音とか、犬の鳴き声もギターで再現してた。

 そこからはソロアルバムからの曲を中心にやって、本編終わりになったんだけど、アンコールでは店のマスター(この人もギタリストだったりする)と一緒にサンタナの「EUROPA」!しかし、恭司さんの音でこの曲をやられると何か違和感が・・・むしろマスターの方がサンタナっぽかったり。そして「もう1曲やろうか!」でジミヘン「PURPLE HAZE」。えー、今年になって恭司さん関係のライブは5回目なんですが、その内4回この曲をやってる計算になるんですが・・・でも、お馴染みの曲とあって、すっかりはまりまくっていた。
 
 全部終わったら2時間くらいで、時計は11時半を指していた。遅いのでもう帰ると決めたが、私は満足、相席の皆さんも口々に「良かった。良かった」を連発していた。
 そして私は、マスターに「飛び込みなのに無理言って入れて頂いてありがとうございます」と感謝の言葉を伝えて店を出た。



 ・・・今回はアンセムのレポがメインになると思ってたのに、結局恭司さんの方で字数を取ってしまった。まあその辺は思い入れの度合いもあるんで、大目に見てやって下さい。

 ・・・って言わなくても、先日来の体調不良でペース落ちてるんだけど、私は暑いのが大の苦手。今月もライブ予定等いろいろあるんだけど、多分レポはほとんど書けないんじゃないかなあ、というくらい気力もダウンしてる。

 そういうわけで、しばらく何も書かずにほったらかしてる日が続くと思いますが、私はそんなもんだと思って大目に見て下さい。

 で、せっかくなのでこの記事を目にした方・・・

今実施してる投票に、1票投じて行っておくんなさいまし。

 気が向いたらで結構ですので。


厚見玲衣ホームページ開設!

 ここまで引っ張っておいて、そりゃないよ~。
 そんなん、難波さんも永川さんも岡垣さんもとっくに持ってるって。玲衣さんのが今までなかったのが不思議だったんだけど、そのために「え?またVOW WOWライブ!?」って期待さすか~?

 まあ、遠征費が浮いてホッとしてる自分がいるのも事実だったりして。

↑このページのトップヘ